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大腸癌体験記7 [大腸癌体験記]

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ステージ IV 大腸癌 4年生のエピソード版です。随時追加していきます。

2011年3月8日にS字結腸癌原発巣の摘出オペ、その10ヶ月後の2012年1月24日に腫瘍マーカーCEA値が急上昇、肝臓と肺に転移が確認され、4月26日に肝臓を16%部分切除、6月5日に肺の部分切除オペを受けました。 現在転移第三波の大腸がん細胞が両肺に多数棲みついており手術不可、IRIS+AVASTIN療法なる2次化学療法を10か月間と mFOLFOX6 + AVASTIN 療法を5か月間うけましたが効果が無く、左鎖骨下にも転移し、CEA値が10~47へ急上昇を始めたため、2014年3月19日から FOLFIRI ( IRINOTECAN + 5FU) + AVASTIN  療法に切り替えて治療することになりました。 
 
 もうすこし詳しい全体像は体験記サマリーに纏めてあります。 
 初めて記事を読んで頂く方は 下の Summary ボタンからお進みください

 
 
 
 
Summary  
 
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niwatori_L.JPG
                大腸癌体験記1へ


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娘がフランスに帰って行きました     
2013年10月6日UP

 
 
先週水曜日に旦那様がフランス側で動いてくれたのが効いたのか、翌日の木曜日に急遽、1年間の長期滞在VISAが大使館から交付されました。日本側のお役所手続きや携帯電話の解約、電気ガス水道の解約、航空券の手配を大急ぎでして、今朝 6:10 羽田発の 大韓航空 インチョン経由便で、愛する旦那様のもとにいそいそと帰って行きました。
 
VISAは、今後フランスの移民局(OFII?) で定期的に手続きをすれば、現地で更新が出来る様です。通常1週間でおりるVISAが何故今回2週間強もかかったのかは未だに謎です。単純に誰かが処理を忘れていたのかも知れません。
  
zDSC_3590wb.jpgzDSC_3598wb.jpg
 
 
写真は昨夜の食事会と今朝羽田空港で娘を見送ったときのものです。チェックイン開始が今朝の4:10だったので3:30に家族全員で自宅を出発。車は行き帰りとも息子が運転してくれました。娘は徹夜で出発準備をしたようです。
 
 
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11コース目後半のIRIS+AVASTIN療法 2013年10
月2日UP
 
 
今日、主治医の診察と治療を受けて来ました。
昨日の血液検査で正常値 5 以下 の腫瘍マーカー CEA が 20.3 に上昇していました。奴らは確実に大きくなっている様です。 造影CT検査が3か月おきで11月まで受けられない為、胸部と腹部のレントゲンを撮って来ました。来週月曜に入院予定なのでその時に説明があると思います。
 
結婚式を挙げた娘がフランス人の配偶者 長期VISA申請の為一時帰国しています。
1週間くらいで発給されるはずの長期滞在VISAが未だにおりず、パスポートも大使館に預けっぱなしで、区役所の転居届や国際免許の申請が出来ず困っています。7日が息子の6回目の誕生日なので、それまでには帰りたいのですが・・・でも今日の旦那様からの連絡で、フランス側でプッシュしたから明日には良い結果が出るはず・・・とのこと
 
次回予定:
 
10/07(月) 入院
10/08(火) 胸に点滴用の専用ポートとカテーテルを埋め込む手術
         何と癌になってから5回目の手術台体験、今回は局部麻酔のチョット痛いオペです。
10/16(火) 血液検査
10/17(水) FOLOFOX6 + AVASTIN 新しい点滴療法
 
  
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11コース目前半のIRIS+AVASTIN療法
2013年9月18日UP

 
 
予定通り、今日主治医の診察と治療をうけてきました。
 
DSCN2961xx_rs.jpg血液中でばい菌と闘う「好中球=白血球数xNeutro%」の数が、抗がん剤の副作用による骨髄機能低下(血液をつくる機能低下?)により、前日の血液検査で限りなく限界値の1000近くに落ちていて、今日の治療をやるか1週間休ませるか、主治医が迷っていましたが「やります」と申告して予定通り点滴治療を受けて来ました。 1000以下に下がると抵抗力が全くなく危険と判断され、治療中止になるのです。
 
で、今後ですが、より強い抗がん剤治療への変更を打診されて、嫌なのですが観念しました。2週後に、もう1度だけ同じ治療をうけて、次の週(10月7日の週)に右胸の皮下に専用の点滴ポートを埋め込む手術を受けるため数日間入院します。おかげで楽しみにしていた11日予定の友人とのゴルフはNG。翌週末の大手家電サラリーマン時代の皆さんとの親睦会への参加も危うくなってしまいましたが、今の自由より、もしかして娘の Baby が抱けるかも知れない方(延命)にかけることにします。
 
9/7日、天候に恵まれ、
娘の結婚式が無事おわりました。 
 
 
DSCN2931bxx.jpg市役所 (メリ・Mairie) の結婚式場へは新郎が勤め先の式典用礼服で留袖姿の妻をエスコートして入場、続いて私が背広姿で振袖姿の娘をエスコートして入場しました。セレモニーは40分ほどで終わりました。その後、近くの古城に移り写真撮影、ディナー、ダンスパーティーが企画されていましたが体力のない私たちはディナーの後に退席しました。  
 
フランスの皆さん日本の和服の美しさに大変感動していました。愛する娘のの美しさをじっくり見ていただける様に、今回は大き目の写真を貼り付けました。思いっきり拡大してご覧ください。
 
着付けとメイクアップはパリにお住いの Paris KIMONO さんに自宅出張でお願いしました。確かなプロの腕をお持ちで娘も妻も大感激だったようです。たいへんありがとうございました。 
 
後程、別タイトルのブログで結婚式の詳細を報告しますが、諸事情により新郎側の家族、本人、参加者40名ほどの友人たちの写真のブログへのアップが出来ませんので、写真の整理が出来次第、一部の皆様へはメールアドレス宛てへ個別にお届けしようと考えています。
 
次回予定:
 
10/02(火) 血液・尿たんぱく検査(腫瘍マーカーCEA含む)
10/03(水) 11コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
 
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10コース目後半のIRIS+AVASTIN療法
 2013年9月5日UP

 
 
予定通り昨日点滴治療をうけてきました。いつも通り、多少吐き気がありますがこれから娘の結婚式とパーティーに参加するためフランスに出発するので我慢です。
 
羽田空港からシャルルドゴール空港までJALの深夜直行便で、今晩と言うか明早朝の 00:40 HND発→ 9/6 06:20 CDG着です。飛行機の中で、吐き気はナゼアが有るので安心ですが、下痢が始まると止まらなくなりトイレを占領することになって迷惑をかけるので、ピタッと止まる下痢止めも今回は処方して貰いました。
 
一昨日採血した検査結果は、あまり芳しいものではありませんでした。腫瘍マーカーCEAは今回 16.7 に上がっていました。先月が13、先々月が12.6、その前の月が11.7 でしたから複雑な気持ちです。主治医からは薬を変える話がでており、次回の検診時に相談することに成っております。あまりやりたくないのですが、又胸に点滴用ポートを埋め込むことになりそうです。
 
DeNA創業者の南場智子さんの旦那さんが、余命半年?、5年内の再発の危険と書かれているので多分がんにかかり元気を回復され、南場さんは一度社長を退任したあと会社に取締役として復帰されているとのことで、どのような治療をされたのかご存知の方があれば教えて頂ければ幸いです。実はこの件、友人から情報を頂き、インターネットで調べてみたのですが、南場さんご本人が2011年12月に書かれたブログは見つかったものの、その後の情報がありません。免疫療法だと思われる記述がブログに書いてあったのですが、詳しいことが分からないのです。
 
娘の結婚式は9/7の16:00から市役所で、市長又はその代理人が取り仕切る形で行われ、その後近くのシャトーに場所を移してパーティです。ディナーの前に、私も花嫁の父スピーチを予定しており、英語と日本語と、かたことフランス語のMIXでがんばって来ます。
 
娘カップルとは無関係なのですが、フランスでの一般的な結婚式の例をYOUTUBEで発見しました。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=gDc9jdnY2Z8
娘の結婚式のレポートは帰国後に別項目でUPする予定です。
 
9/17(火) 血液・尿たんぱく検査
9/18(水) 11コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
  
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10コース目前半のIRIS+AVASTIN療法
2013年8月22日UP

 
 
昨日、血液中の好中球数が薬の副作用で1200 ほどに減少していましたが、治療中止基準の1000を下回っていない為、予定通り点滴を受けてきました。昨日は帰宅後すぐに吐き気止めのナゼア(薬価1,378.1円)を呑んでダウンしていました。今朝もナゼアのお世話に成りました。今回は前半なので嫌なTS-1抗癌剤を2週間自宅で服用することになりますが頑張ります。今日14:00からのゴルフレッスンにも頑張って行くつもりです。

主治医から 8/14 にうけた造影CT 検査の結果説明がありました。今回は、前回と比較できるように画像を見せてくれました。両肺に散った腫瘍の数は増えておらず、大きさもそれ程大きくなっていないようでしたが、どれも白さが増してより鮮明に写っていました。腫瘍マーカーCEAが4か月連続で上昇し続けていますので、多分、画像に写っている大きさは不変に見えますが、癌細胞が太ってきているものと思われます。

今の治療は一定の抑制効果はあるものの、抗がん剤をフォルフィリかフォルフォックス、分子標的薬は現行のアバスチンか最新のレボラフェニブ(主治医は実績が十分に確認できていないので批判的ですが・・・)に替えてみても良いかもしれないと言われましたが、9/7の娘の結婚式が終わるまでは現状維持をお願いしてきました。
 
DSCN2802x.jpgやはり、あの嫌な点滴用の専用ポートを右胸の皮膚の下に再び埋め込む手術を受け、今よりも更に強い抗癌剤に変えられる事には抵抗があります。抗がん剤を変えるかどうかの最終決断は、患者の意思で決められるのですが、今でさえ我慢の限界に達しつつある現行の抗癌剤治療を日常の動きにも多少制約のでるポートを埋め込んで、より強い抗癌剤に変えるにはかなりの勇気が必要です。
 
やるとしても、娘の結婚式を終え、秋のゴルフも、今は妻から禁じられている酒も肉も十分堪能したうえで、最終判断をしたいと思っています。現状のIRIS+AVASTIN療法 が少しは効いているのですから・・・
 
前回、書かなかったのですが、1か月前頃より、頭髪の脱毛が再び加速しだしました。先日の家族写真撮影会の時は横串でごまかせたのですが、もう隠せません。顔は日焼けし真っ黒でとても癌患者には見えないのですが、頭の毛が寂しい限りです。2週間後にパリに行き、40人ほどのフランス人を前に花嫁の父スピーチを予定しているのですが、頭の毛だけが心残りです。せめて移動時と式の間だけでもと妻が背広に合う帽子を買ってくれましたが、男子は室内では帽子かぶれないですよね。 
  
前回報告した妻の病院からの緊急呼び出しの件ですが、新たな腫瘍がみつかり舌癌の再発かと心配したのですが、病理検査の結果、良性の右耳下腺腫瘍の判定でした。ご心配をおかけしました。詳細は 妻が舌癌に・・・の記事にUPしておきました。ご参照ください。 
 
次回予定:
 
9/03(火) 血液・尿たんぱく検査(腫瘍マーカーCEA含む)
9/04(水) 10コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
9/07(土) 娘の結婚式&披露宴@パリ 
 
 
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9コース目後半のIRIS+AVASTIN療法 2013年8月8日UP
 
 
昨日、2週ごとの点滴治療をうけてきました。昨日は軽い吐き気があった程度でした。酷暑の中、クーラーをつけて夕方まで寝ていました。流石に当日の食欲は全くありません。早めにベッドに入り、今朝口内の消毒にアズノールうがい薬を使ったところ、胃の痙攣を伴う吐き気に襲われ、常備薬の吐き気止め(ナゼア)を呑み、何とか落ち着いたところです。 前回頃から当日よりも翌日に強い吐き気が襲ってくるようになった気がします。
 
昨日迄の2週間の病状ですが、今回は軽い下痢が長引きました。1週間強、下痢の日が続き、60Kg 有った体重が57.5Kgに下がりました。 口内炎も前回の点滴を受けたあと治っておらず、未だに上下の唇内側が白くなっています。 暑いせいもあるのですが、歩行数も 2,000 歩に届かない日が続いています。
 
昨日の血液検査の結果がでました。
最大関心事のCEAが 13.0 に上がっていました。5 月から 4 か月連続の上昇です。両肺に散った癌は確実に少しづつ大きくなっているものと思われますが、血色素量が 11.8(基準値13.5~17.6g/dl)と低く貧血で立ちくらみが多少あるものの、ゴルフのレッスンに行けるほど気力はあります。

1年8か月前に舌癌の手術をうけた妻が、来週の月曜日 (8/12)に急遽 耳鼻咽喉科の診察 をうけることになりました 
執刀医で主治医の先生から昨夕自宅に電話がかかり急遽呼び出された状態です。7/16 に受けたCT検査で気になる影が見つかり専門医の診察を勧められたものです。
娘の結婚式を前にして、再発でなければ良いのですが・・・
 
次回予定:
 
8/14(水) 造影CT検査
8/20(火) 血液・尿たんぱく検査
8/21(水) 10コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
 
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9コース目前半のIRIS+AVASTIN療法
2013年7月24日UP
 
 
ウイリアム王子、キャサリン妃、元気そうな男の子のご出産おめでとうございます。
 
予定通り、今日点滴治療をうけてきました。漢方薬の十全大補湯が効いてきたためか、軽い吐き気があるものの未だナゼアのお世話になっていません。比較的元気なのでブログのメンテをすることに決めました。
 
此れ迄の2週間の体調は特に変わったことが有りませんでした。点滴後1週間くらいで6回トイレに通う下痢が1回とその後のややひどい口内炎(今回は今も続いています)が有った位です。
 
9/7のパリでの結婚式に向けて娘は7/8のインチョン経由コレアンエアーで荷物をいっぱい持って飛び立って行きました。早めに格安料金を探した結果、韓国経由便が燃料サーチャージ込みで11万円程でゲット出来たようです。
  
015.JPG030.JPG041.JPG044.JPG055.JPG079.JPG098.JPG107.JPG121.JPG151.JPG162.JPG186.JPG141.JPGDSCN9723.JPG
 
 
上の写真は、写真館を経営する妻の友人のご厚意で、家族写真撮影会兼結婚衣装試着会をやった時のものです。娘が旅立つ前の7/5に撮影して貰いました。映像の所有権は写真屋さんのものですからサムネイルサイズの画像のみをUPしました。雰囲気だけお察しください。最後の1枚は帰途、行きつけの蕎麦屋さんでの一コマです。娘の額に、し皺が・・・妙なとこ似なくて良いのに・・・
 
次回予定:
 
8/ 6(火) 血液・尿たんぱく検査(腫瘍マーカー検査含む)
8/ 7(水) 9コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
8/14(水)  造影CT検査
 
 
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8コース目後半のIRIS+AVASTIN療法 2013年7月11日UP
 
 
2週毎の点滴治療を昨日受けて来ました。
昨日は吐き気止めのナゼアを呑んで終日寝ていました。今朝は体力が可也回復しておりますが、喉の粘膜がアバスチンで痛めつけられておりハスキーボイスになっております。まあ此れも毎回の事ですが・・・
 
8コース目後半と一口に言っても皆さんには実感が湧かないと思いますが、1コースが4週サイクルで、その間に各2回の抗がん剤大量注入がありますので、此れまでに32 週 (0.62 年) 連続で副作用の強い抗癌剤を打ち続けていることになります。流石に、もう治療を止めたいと思うときもありますが我慢です。
cea 0709 a.jpg 
そんな辛い思いをして続けている治療なのに、再び腫瘍マーカーCEA値が左のチャートの通り上がりました。 一昨日時点で12.6迄上がっていました。 
 
治療開始直後は一旦9.4迄下がったのですが、それを底に3か月連続で上昇しております。基準値は5以下です。癌の奴らが薬に慣れてきて効き目が無くなったのかも知れません。
 
次の手としては、未だ主治医と相談していませんが、今年3月末に厚生省の承認がとれたバイエル社のレゴラフェニブ+イリノテカン療法に切り替えるのが順当だと思いますが、再び胸の皮下に点滴用のポートを埋め込む必要が有ると思われますので、やりたくない治療です。
DSCN4364.JPG   
写真は先日パリに向けて飛び立った娘が、此れまで2年間集めてくれたお守りです。ピンクはお手製です。コアラも応援してくれています。
 
次回予定:
 
7/23(火) 血液・尿たんぱく検査
7/24(水) 9コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴
8/14(水) 造影CT検査 
 
 
  
 
  
  
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8コース目前半のIRIS+AVASTIN療法 2013年6月27日UP
 
 
昨日、点滴を受けに病院に行ってきました。前回から追加して貰った漢方薬の「十全大補湯」を飲むようになってから、気力や食欲が若干戻ってきたような気がします。流石に、点滴当日はナゼアを飲んでも気分がすぐれず食欲は全くありませんが、翌日の今日は可也回復し、練習場でのゴルフレッスンにも行って来れました。今日は調子が良かったので3箱(195個)打てました。
 
DSCN2735.JPG前回「点滴を受けてから1週間位経った頃に口内炎がひどくなった」と主治医に話したら、新しく「リドカインうがい液」500cc 瓶を処方してくれました。食事の前に20cc の原液にアズノールうがい薬を一滴たらし、口に含み、食物が沁みる箇所を入念に30秒くらい浸と口内が麻痺して痛みを感じなくなるのです。 でも食べ物の味が感じられずあまり使いたい薬では無いです。 この薬は虫歯を抜くときに歯医者さんが使う麻酔と同じ成分だそうです。町の薬局では販売出来ないので院内処方で1本500円でした(この分保険適用外)。
 
色々ありますが、嫌気がさしていた抗癌剤治療に、「十全大補湯」のおかげで又やる気が出てきたのは嬉しいです。この調子で7月の腫瘍マーカーCEAが下がり、CT検査の結果が良くなることを期待し頑張るのみです。病状が良くなっても悪くなっても9月7日の娘の晴れ姿だけは絶対に見にいくつもりです。
 
上の写真は大きさ比較用被写体のアクエリアスを除き、昨日から2週間使う薬です。
・手前がTS-1 (抗癌剤): 朝夕食後にX3錠服用
・アクエリアスの前に有るのがガスターD:就寝前にx1錠服用
・TS-1 の後ろの白く丸いのが胃薬のビオスリー:毎食後にx1錠服用
・その後ろがアズノールうがい薬:一日8回口内をウガイ(食前食後+朝夕の8回)
・右手の巨大なオレンジのいれものがリドカインうがい液:口内炎が酷い時に食前に口内に20cc 含む
・最後尾が漢方薬の十全大補湯と半夏瀉心湯
 
次回予定:
 
7/ 9(火) 血液・尿たんぱく検査(腫瘍マーカー検査含む)
7/10(水) 8コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴
8/14(水) 造影CT検査(3か月ごとに癌の進行状況をチェックする為のもの) 
 
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7コース目後半のIRIS+AVASTIN療法 2013年6月13日UP
 
 
一昨日の血液検査に続き、
昨日抗癌剤治療に行ってきました。治療当日は吐き気止めナゼア錠を手放せなくなってきました。3時間ほどの点滴終盤から先ず体中が熱くなり、次に鼻水が止まらなくなり、次に大量の生唾攻撃をうけます。チョットでも油断すると所構わず一気に吐いてしまいそうになります。最近は吐き気を我慢せず、直ぐにナゼアを服用して1~2時間安静にするようにしています。 当日の食欲は全くなくなりますが薬を飲むために無理をして口に詰め込んでいる状態です。
 
今回はニュースが2つ有ります。
 
一つは、先月10.7だった腫瘍マーカーCEAが、一昨日時点で11.7に上昇していました。2か月連続での上昇です。主治医は気にするなと言いますが、気に成ります。
 
二つ目は、新しい漢方「十全大補湯」を昨日の夜から飲み始めました。くすりの効能効果には慢性疾患による消耗、疲労の蓄積などで衰弱した人の全身倦怠感、貧血、食欲不振による症状を回復し、体力を増強する作用があります。また、ねあせ、手足の冷えなどの症状を和らげます・・・と成っています。
 
十全大補湯.png妻が5/27日号のアエラで「余命数ヶ月からの生還」なる怪しげな記事を見つけ、うそ~と思いつつ読んでいくと、何と「現・がん研有明病院 漢方サポート科部長 の 星野恵津夫医師」が、13年ほど前に、胃がんの肺多発性転移で余命数ヶ月の患者に「十全大補湯を」を通常の2倍量処方した結果、2週間後のCT画像で小さくなり始め、6週後に更に縮小、やがて消失・・・それから約13年たち59才になった今も銀行マンとして元気で働いている元患者さんの記事でした。
 
顔色を見ながら主治医にアエラを見せ、こんな記事が載っていたのですが、漢方薬はやめた方が良いですか?と恐る恐る聞いたところ、構いませんよ、「十全大補湯」でしたらこの病院でも処方できます。2倍量は出せませんが・・・とあっさり薬を追加してくれた次第です。 本当は癌治療日本一の「がん研有明病院 漢方サポート科」に行ってみたく紹介状を書いてほしかったのですが、来月以降の腫瘍マーカーと8月頃の次回CT検査の状態を見て紹介状を書いてもらうか どうか 決めたいと思います。
 
前回のCT検査結果、何mmが何mmに変化したのかを再度聞いてみましたが、大きさが大きく変化した時にはお話ししますから気にせずに待っててください・・・とのコメントでした。大きくなってからでは手遅れじゃないの・・・と心が叫んでいるのですが・・・
 
次回予定:
 
6/25(火) 血液・尿たんぱく検査
6/26(水) 8コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴  
 
PS: 娘の結婚式に出るため 9/5~9/11 迄パリに行ってくる旨、主治医の許可を貰いました。
    頑張らねば・・・
 
  
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私の大腸がんの発生時期           
2013年6月10日UP

 
 
家の片づけをしていて興味深い健康診断記録が出てきました。大手家電メーカーを退職後、3社ほど勤務したのですが、その3社目の会社の指示で受けた人間ドック(KKC近畿健康管理センタードック)の記録です。
 
実施日:2007年12月11日
・超音波検査で胆嚢ポリープ発見、要経過観察
・便鮮血反応: 陰性・・・と成っています。
 
胆嚢のポリープは若いころからず~と持っていて、超音波検査のたびに毎回入念に検査され「そこら辺は毎回怪しまれています」と自己申告し続けている部位なのです。これは大きくなっているわけでは無く、全く心配しておりませんでした。
 
興味深いと言ったのは、便鮮血反応のことです。陰性となっております。 この検査の前に、2社目の会社の健康診断でも2回ほど便検査をやっていますが、鮮血反応は共に陰性だったと記憶しています。
 
この2007年末の人間ドックの約3年後に、腸管が閉塞するほど巨大な大腸がんがステージ4の状態で見つかっています。 通常、大腸がんはポリープから成長するケースが多く、その成長スピードは遅い。人によっては10年とかのスパンで成長すると言われているようですので、私の場合は3年間程で一気に大きくなったと考えられます。
 
原発巣摘出のオペを担当して頂いた先生が言われるには、「癌の顔つきは悪くない」=スキルス性の癌では無い・・・ということでしたが、私の場合、その成長スピードは決して遅くは無いようです。
 
上記3社目の会社は2008年11月30日に退社していますが、退社前の半年間ほどは大型ビジネスを取るための交渉や国際入札に神経をすり減らしていましたので、この間にポリープが生まれて癌化したのかもしれません。 鮮血反応で絶対に陽性にならない癌が有るとすれば、上記人間ドック実施日以前からできていたのかもしれませんが・・・
 
真相は神のみぞ知る・・・
です。
 
  
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7コース目前半のIRIS+AVASTIN療法 2013年5月29日UP
 
点滴治療を受けに病院に行ってきました。此れまでの抗がん剤の副作用で、血中の好中球数が40%(白血球数3,600x0.4=1,440)に減少しており 1,500 以上の数値は欲しい所だが、1,000以上有るので今日の治療を予定通りやらせてくださいとの事でしたので、たっぷりと抗癌剤剤を注入してきました。
 
気に成っていた5/22日のCT結果の説明も有りましたが、CT画像を判読するCT室の先生のコメントを見せるだけで主治医としての画像の細かい説明はありませんでした。CT室の見解:「大部分は前回と著変はないが、僅かに増大したものがある」画像が2個示してあってコレが増大・・・となっていました。 何mmが何mmになったとか、前回と今回の画像を比較して説明してくれるとかの説明は有りませんでした。(前主治医はやってくれたのですが・・・)
 
妻が横から「肺だけでなく体全体、特に肝臓も画像を撮って読影してくれているのですよね」・・・と質問すると、問題ないと言ったでしょ・・・とパソコンに向かったままでやや怒られてしまいました。 そんな状態ですから「僅かに増大とは何mmが何mmになったのか?と追及すると拗れるので、「ありがとうございました」と言って帰って来ました。妻は納得できないと言っていますので、次回やんわりとぶり返して画像の説明を求めるつもりです。
 
恐れていた「増加、増大」の2文字が躍っていなかった事だけは少し安心できました。 次回のCEAの数値が前回の10.7からどう変化するのかが気にはなるところです。 今回の主治医は「私のCEA値に対する認識が甘いようですので、次回診察時に過去のデーターを全てグラフにして見せるつもりでma.jpgす。
 
 
次回予定:
 
6/11(火) 血液・尿たんぱく検査(腫瘍マーカーCEA検査含む)
6/12(水)7コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
P.S. 娘がフランス人に求婚され9/7頃パリで結婚式をあげる方向です。結婚手続きのため、日本の役所から入手しフランス語に翻訳して持参する書類の準備、彼側の書類準備が遅延する際には日程が若干動く可能性があります。
 
両親として式に参列するためにも頑張って治療を続けるつもりです。 
  
 
   
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6コース目後半のIRIS+AVASTIN療法 2013年5月15日UP
 
点滴治療を受けに病院に行ってきました。
 
DSCN4352.JPG直後はやはり生唾が異常に多く出て、帰宅直後に吐き気止めのナゼアを呑んだ方が良さそう・・・と手に取った瞬間、気が緩んだのか一気に吐き気に襲われ、洗面ですこし吐き、左手にナゼアを握りしめたままトイレに駆け込んで吐き続けました。流石に体中に毒素が溜まった感じです。 ナゼア服用後15分ほどで何とか気分が回復し、昼食も少しとることができました。苦しいのは点滴後数日のみで、それが過ぎると回復するので辛抱です。
CEA graph 2013_5.jpg 
Bad News が一つあります。腫瘍マーカー CEA 値が 10.7 と前回の 9.4 から 1.3 ポイントも上がってしまっていました。肺転移した癌はCEA値を急激に上げることは無い・・・との前主治医のコメントからすると、他の部位にも転移したのかも知れません。今日の主治医の診断では、あまり気にすることは無いでしょう・・・と一般的コメントでしたが、私の場合、此れまで CEA が可也正確に病状を反映していますので気に成ります。
 
丁度、来週CT検査予定が有りますので、翌週の診察で結果発表が出るまでは余計なことは考えたくないのですが・・・
 
次回予定:
 
5/22(水) 造影CT検査 AM11:20
5/24(金) ゴルフ@大多喜城CC
5/28(火) 血液・尿たんぱく検査
5/29(水) 7コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
       
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6コース目前半のIRIS+AVASTIN療法
2013年5月2日UP

 
IMG_0262.JPGIMG_0259.JPGIMG_0255.JPG昨日、抗癌剤点滴を受けて来ました。今回はなぜか今まで以上に倦怠感や吐き気を強く感じています。病院から帰ってすぐに吐き気止め「ナゼア」を久しぶりに服用しました。食欲も昨日は全くなく、毎コース前半に2週間自宅で飲み続けるTS-1を服用するのに胃の負担軽減のため、無理をしてお粥を胃に流し込みました。
 
昨夜は11時には就寝したので、今日は体力が戻ったかと思いきや、全身の倦怠感と立ちくらみが少しあり、血圧を測ろうとして座った瞬間、吐き気を催しトイレに駆け込む始末でした。この抗癌剤治療も5月末で6か月を迎えるので、薬が体に溜まってきたのかも知れません。期限を切った術後の補助化学療法と違って、いまの治療は期限が切られていないのですこし憂鬱です。
 
3か月毎に実施して貰っている造影CT検査の日程が20日後に決まりました。過去の経過を振り返ると;
 
12/10/16 肺全体に2~4mm大の「癌」と思われる腫瘍が大きいものだけでも10個ほど見つかって 
      しまいました。腹膜播種を恐れていたのですが奴らは肺に隠れていた様です。
12/11/27 「両肺に1cm未満(大きくて7~8mm大)の腫瘍が増加、増大している」 
      となっていました。 CT画像を見ると前回6月5日に手術しなかった方の反対側(左肺) 
      の方に比較的多く新たな白い影が映っていました。
13/02/13 僅かですが縮小傾向が確認できました。CT画像で前回、両肺に白く鮮明に映っていた 
      無数の癌が少し小さくなり白さも薄くなってきていました。
13/05/22 ???
 
5/22の結果がどう出るか又5/14にCEAを含む血液検査も予定されていますので結果が楽しみです。
 
次回予定:
 
5/14(火) 血液・尿たんぱく検査
5/15(水) 6コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
5/22(水) 造影CT検査 AM11:20
 
写真は、昨日点滴を受けているときの一コマです。左手が動かせない状態でiPadで撮影しています。
2時間半ほどの点滴中は、iPad でテレサテンを聞きながら将棋を指す・・・のがマイブームです。 WiFi 環境が有ればもっとほかの事が出来るのですが、病院内では今の所無理の様です。
 

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5コース目後半のIRIS+AVASTIN療法
2013年4月17日UP
 
 
先程、4人目の主治医の診察と点滴治療をうけてきました。
 
DSCN2147m.jpgDSCN2643m.jpgIRIS+AVASTIN療法を受け始めて、今回で10回目になりますが、やはり直後は、鼻水、生唾、ゲップがやたら多く、吐き気が有るのに吐き気止めで抑えられている妙な感触が今も続いております。また此れまで大したことではないので書いていなかったのですが、毎回点滴終了前後に尿意を感じ、トイレで排尿するときに竿先に熱さを感じて何時までも残尿感が残る妙な感触が有るのですが、数時間たった今も続いています。
 
新しい主治医の先生は、当然ですが未だ十分な患者の状況把握ができておらず、患者との間で病歴の相互確認を行ったうえで、診察が行われました。 3/22に受けた脳の MRI 検査結果説明も有りましたが「癌の脳への転移は無い」との事、心配はしていなかったですがひと安心です。 次回診察時には、肺のCT検査予定を入れて貰う予定です。
 
私の場合CEAが病状を可也明確に反映しているのですが、新主治医は、腫瘍マーカーCEA値は単なる目安としか認識しておらず、私から昨日の血液検査の結果説明を求めるまでCEAの
説明がありませんでした。又自宅用補助薬の処方の際に、危険な抗癌剤のTS-1を今回誤って 14 日分処方しようとしました。私から、今回は休薬期間のはずですが・・・と申し出て、あ、そうでした・・・と言う状態。 やはり頻繁に主治医が替わることの弊害が此れなのです。
 
昨日の血液検査でのCEA値が 9.4 でした。先月の3/5 日が 9.5、先々月の2/5 日が 9.8 ですから高値安定状態と言う所でしょうか? 先月から 0.1 でも数値が下がったので先ずは良しとすべきかも知れませんが・・・ 悪かったのは、体内の炎症を表す数値(CRP定量)が基準値 0.3 以下に対し、1.02 と過去に体験した事のない高値を示していました。これは先週末に右上奥歯の歯茎が急激に腫れて炎症を起こし今は抗生物質の服用で治まったいるものの、最悪の状態の血液が未だ入れ替わっていないものと思われます。(・・・なんか医者の様な素人の見立てですね)
 
次回予定:
 
4/30(火) 血液・尿たんぱく検査
5/01(水) 6コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
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シンガポールに行ってきました  2013年4月13日UP
 
 
4月6日深夜~11日早朝まで、JALカードの特典航空券を使ってシンガポールに行ってきました。7日朝~10日夕方まで正味4日間、現地に滞在してきました。いつもは、体内の癌細胞が好む肉類やアルコールの摂取が妻から禁じられているのですが、旅行中は偶々無料ということもあり許が出て、連日シャンペン、ワイン、ビールをグラス1~2杯まで久しぶりに堪能してきました。
 
DSCN2641.JPGDSCN2142.JPGDSCN2278g.JPGDSCN2278f.JPG
 
妻は今回が初めてのシンガポール訪問ですが、私は1975年にシドニー赴任の帰途約1ヶ月仕事で滞在しているので38年ぶりの訪問です。滞在したホテルはソフトバンクのTVCMで有名になった Marina Bay Sands の豪華な Grand Club Room です。57階の屋上プールも4日間連日堪能してきました。
 
DSCN2570.JPGDSCN2569.JPGDSCN2278n.JPGDSCN2278l.JPG
 
滞在中は下痢もなく困ったのは口内炎のみでした。ラクサのような辛い現地料理は、唇に沁みて水を飲んでもピリピリと痛さが続くのです。当然名物のチリ・クラブもパスしました。出発時に羽田のJALラウンジでビーフカレーを何とか食べれたのですが、唐辛子の辛さは格別です。 又、不思議に感じたのですが、シャンペンや白ワインは気にならなかったのですが、赤ワインは唇にしみて痛かったです。
 
DSCN2423a.JPGDSCN2649.JPGDSCN2567.JPGDSCN2418.JPG
 
詳しいレポートは別途、旅行記や Photo Library に載せる予定ですのでご期待ください。
 

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花見をしてきました               2013年3月29日UP
 
 
末期がん発見から2年経ち、家の近所で3度目のプチ花見を昨日妻と二人でしてきました。此れまで2度3度と危機的状態から生かして頂き、神様に深謝です!!! 
 
DSCN2007.JPGDSCN2034m.jpgDSCN2041m.jpgDSCN2042m.jpgDSCN2038.JPGDSCN2035.JPGDSCN2031.JPGDSCN2049.JPG
 
今年は開花が早く、今日は桜吹雪状態でした。見ごろは後数日と言う所でしょうか? 食事会で私の帰宅が遅かったため、一昨日の夜以来ず~と機嫌が悪く口数が少なかった妻も美しい桜の前でようやく機嫌を直し、普段通りに話してくれるようになりました。桜の威力絶大です。
 
DSCN2059.JPGDSCN2057.JPGDSCN2065.JPGDSCN2066.JPGDSCN2083.JPGDSCN2079.JPGDSCN2078.JPG
 
頭髪が殆ど抜け落ち、みっともないので木綿製のキャスケットと言う若者の帽子を被ってみました。Amazonで1,800円でした。コットンニットと言うことで春夏用らしいのですが太陽のもとでは少し暑く感じます。
 
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5コース目前半のIRIS+AVASTIN療法
2013年3月22日UP

 
 
昨日の血液・尿検査結果に問題が無かったので、予定通り、今日点滴治療を受けて来ました。
 
点滴後の体調は、生唾、鼻水が多い他は今の所安定しております。 診察前に脳のMRI検査も受けたのですが検査室から読影評価が届いておらず、新任主治医の次回診察(4月17日)までお預けとなりました。 今日は、今の主治医最後の診察となりました。
 
外科外来に張り出された、医師退任・新任に関する張り紙を見てびっくりです。
 
yokohamashi nanbu byoin.jpg私の主治医が替わることは聞いていましたが、何と4月1日に12人中8人もの外科医が同時に交代するようです。副院長兼外科部長以外の、外科医ほぼ全員の入れ替えです。 
 
2年間外科チームで、私の手術を担当して下さった先生方全員が居なくなることになり不安です。
次回予定:
 
3/27(水) 都内で食事会
4/ 1(月) ゴルフ先生との送別食事会
4/7~4/11 妻とシンガポール旅行(お船のホテルに3泊してきます)
4/12(金) バンクーバーから一時帰国予定の友人を囲む食事会 
4/16(火) 血液・尿たんぱく検査
4/17(水) 5コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴 by 新任主治医(12日delay)                                
 
        2週後の4/5の治療を希望したが不可、病院の通常ルールでの治療日は
        4/10になるとの事。当日がシンガポールのため翌週水曜の治療となりました。
 
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4コース目後半のIRIS+AVASTIN療法
 2013年3月6日UP
 
 
予定通り今日、点滴治療をうけてきました。 昨日の血液検査での腫瘍マーカー値が最大の関心事だったのですが、CEAは9.5どまりでした。もっと大きな改善を期待して4月に旅行を計画したのですが残念です。流石、末期がんはあまくないですね。
 
DSC_9535_rs.jpgもう一つ残念な報告が有ります。主治医が4月から変わるそうです。途中交代も含め、次回で4人目の主治医となります。やはり大きな大学病院の方が、この様なゴタゴタは少ないので、治療を始めたばかりの方は早めの病院替を考えたほうが良いかもしれません。今の先生が上位の病院に移られるなら多少遠くでも付いていくのですが、そうでも無いようで悩ましい所です。
 
前回の治療中に頭痛が2日間ほど続いたので、念のため脳のMRI 診断を受けることに成りました。スカスカの脳がバレルので嫌なのですが、たまに大腸がんが脳に転移する患者が居る様で、その際には抗癌剤が使えない故、早期発見が必須とのこと。
 
写真は、昨夜横浜中華街で娘カップルと会食した時の一コマです。初めて会わせてもらったのですが彼氏は好人物でした。でも今後の進展は全く分かりません故、詳細な報告は時期が来てからにさせて頂きます。お許しを・・・私の髪型、髪が伸びているので、写真のように正面からは、かろうじて何とか見れますが。周囲と頭頂部は肌色で、娘曰く 白、肌色、黒の
trois couleurs に成っているようです。 スキンヘッド近しです。  
 
妻の舌癌は今の所、落ち着いているのでご安心ください。
 
次回予定:
 
3/21(木) 血液・尿たんぱく検査
3/22(金) 脳の MRI 検査&5コース目前半のIRIS+AVASTIN療法点滴 (2日delay)
4/7~4/11
 シンガポール旅行(治療費で貯めたポイントを使ってJALの往復航空券をゲット)
4/17(水曜) 5コース目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴   
 
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4コース目前半のIRIS+AVASTIN療法 2013年2月20日UP
 
 
予定通り主治医の診察と点滴を先程受けて来ました。  又しても Good News です。
 
13日のCT検査の結果:僅かですが縮小傾向が確認できました。CT画像で前回、両肺に白く鮮明に映っていた無数の癌が少し小さくなり白さも薄くなってきていました。腫瘍マーカーCEA値が減少傾向だったので期待通りの結果でした。次回のCEA検査が更に楽しみになって来ました。
 
DSCN4268.JPG17日の日曜日に家族が集まってくれ、前倒しで64歳の誕生会をやってくれました。本当は25日なのですが、20日に点滴をするとしばらくは元気が無くなるので前倒しをお願いした次第です。ギリギリ団塊世代の端くれなので今年から年金が満額貰えるようになりました。
 
DSCN4270.JPG昨年に続き今年も何とか、無事に誕生会が出来、嬉しいかぎりです。息子からはゴルフ用の帽子を、娘からはボールとグローブをプレゼントして貰いました。 
  
妻からは先日 23° の MacTech・UT-4 クラブを買って貰いましたので次のコースデビューが楽しみです。今は未だ体力がありませんがしっかり歩き体力を戻したいと思います。
 
次回予定:
 
3/5 血液・尿たんぱく・CEA検査・・・この日娘の彼氏と初顔合わせできるかも?
3/6 4クール目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
 
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3コース目後半のIRIS+AVASTIN療法  2013年2月6日UP
cea as of 2013.2.6.jpg 
 
今日予定通り点滴療法を受けて来ました。関東地方大雪との予報が外れ、愛車レガシーでの雪道ドライブが大好きな私にはチョットがっかりだったのですが、Good News です。
 
昨日受けた血液検査でのCEA値が左のチャートの通り9.8に下がっていました。現在の治療が一定の効果が出ている証拠です。 体中の血液がすべて入れ替わるには100~120日間必要のようなので1/8に10.6迄上昇したCEA値の古い血液が新しい血液と全て入れ替わるのが4~5月上旬と考えられます。 更なる改善が今後期待できると思います。
 
ある程度まで下がった段階で肺に転移した癌の数が減り「手術または重粒子線治療が受けられるようになれば良いな・・・」と思い描けるようになりました。まだまだ油断はできませんが、今回のCEA値は精神的にも可也楽になりました。
 
今日は、点滴療法終了時点から生唾が多かったのですが、帰宅して手洗いとウガイをした際に、強い吐き気に立て続けに5~6回襲われ、処方されている吐き気止め「ナゼアOD錠」を1年半ぶりに服用しました。薬価 @1,378円 と高価な錠剤で服用後に吐き気はピタッと止まりました。 病院でたっぷり15分間も吐き気止め点滴を受けているので、吐くのは生唾だけだったのですが、次々と襲ってくる胃の痙攣のような吐き気がピタッと止まりました。
 
今後の予定
 
2/13 CT検査
2/19 血液・尿検査
2/20 4クール目のIRIS+AVASTIN療法 点滴
   
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3コース目前半のIRIS+AVASTIN療法 2013年1月23日UP
 
 
予定通り、分子標的薬と抗がん剤(イリノテカン)の点滴を今日うけて来ました。昨日の血液検査で好中球数が1,100前後に下がっているのが分かり、主治医は中止するかどうか多少迷った様ですが「がんばりますか?」ということで受けて来ました。好中球数(=白血球数xNeutro%)が下がっているので出来るだけ人ごみを避けるようにとの事です。
 
前回の2クール目後半の点滴後より、副作用で要注意と言われていた「激しい下痢」症状がやっと出始めました。一日5~8回もトイレに駆け込む状態で、処方されていた下痢止め漢方薬「半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)」のお世話になり、1週間ほど辛い思いをしました。おかげで体重は約2キロ減です。今回は3度の食事前に毎回、半夏瀉心湯と毎食後に整腸剤を内服するようにとの指示がでました。
 DSCN4251.JPG
下痢以外の副作用は、鼻血、口内炎、脱毛、指先と足先の色素沈着(黒ずみ)です。鼻血防止には加湿器とマスクが有効なようです。娘が買ってきてくれたペットボトル給水型加湿器を使っていたのですが、2~3時間で水が無くなるので、昨日少し大きめの加湿器に変えてみました。蒸気の勢いは少ないのですが、就寝時から朝まで水が持つので今日は出血が少なかった気がします。
 
DSCN4250.JPG 
脱毛は今日現在、写真の状態です。もっとショッキングな写真も有るのですが、ベストショットのものをアップしました。脱毛だけは抗癌剤を止める以外、防止策は無さそうです。
 
次回予定: 
 
2/5 血液・尿たんぱく・CEA検査
2/6 3クール目後半のIRIS+AVASTIN療法点滴
2/13 CT検査
  
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横浜 大雪            2013年1月14日UP
 
 
今日は爆弾低気圧通過中とかで、朝から大雪です。昨年末にタイヤをスタッドレスに付け替えたAWD(4WD)の愛車で雪道を走ってみたいのですが、妻から「肺炎に成ったらどうするの!今一番注意すべきは肺炎と下痢による脱水でしょう・・・」とお叱りを受け、おとなしく炬燵でブログのメンテをしています。 
 
もうすこし積もると思いますが、現時点の積雪はこんなもんです。
 
 DSCN1981.JPGDSCN1981a.JPGDSCN1981b.JPG
DSCN1983.JPGDSCN1983a.JPGDSCN1983bb.JPGDSCN1983cc.JPG 
DSCN1989.JPGDSCN1992.JPGDSCN1990.JPGDSCN1983d.JPG
 
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2コース後半のIRIS+AVASTIN療法
 2013年1月9日UP

 
 
昨日の血液・尿たんぱく検査に続き、今日、主治医の診察と2クール目後半の点滴をうけてきました。やはり点滴当日はやたらと生唾が出てきて、気力(やる気?)が出ませんね。食欲も今日はあまりありません。寒いし炬燵に入ってブログをメンテすることに決めました。  
        CEA graph 2013.1.8.jpg
 
グラフは現在のIRIS+AVASTIN療法を始める前後の腫瘍マーカー値です。  正常値5ng/mlに対し、昨日時点で10.6になっていました。 グラフ化して分かるように安定化トレンドに向かっているように見えます。 
  
2月のCEA値が出ると更にはっきりすると思いますが、現在の治療は抑止力という意味で一定の効果が出ていると思われます。良かった! 
  
少なくとも隣の肝臓には転移していないと思われます。 肝臓に移ると猛スピードで右肩上がりになりますから・・・
 
CEA以外の血液検査で今日異常値だったのは: LDH:252H,白血球数:3100L,赤血球数:366L,血色素量:13.2L,ヘマトクリット:38.1L,MCV:104H,MCH:36.0Hでした。 数字の意味は私にも良く分かりませんが基準値から L/H 方向にはみ出しておりました。 好中球数=3100(白血球数)x0.411(Neutro:41.1%)=1,274 だったので何とか今日の点滴治療をうけることができました。昨年の経験から多分1000以下になると抵抗力が無くなり危険なので回復するまで治療延期になると思います。 
 
主治医から当初言われていた、治療3クール終了時点でのCT検査の日程が2/13に決まりました。 
  
昨年11/28日に「両肺に1cm未満(大きくて7~8mm大)の腫瘍が増加、増大している」・・・と言われていた画像評価が次はどう変るのか気になります。消えてなくなった・・・とか、減少縮小とかのコメントが出ると嬉しいのですが・・・
 
今後の予定: 
 
1/22 血液・尿検査
1/23 3クール目のIRIS+AVASTIN療法点滴
2/13 CT検査


コメント(4) 

コメント 4

喜永

次回検査の画像評価で減少縮小する事を祈ります。
by 喜永 (2013-01-09 16:36) 

toshi

10.6とは言え横に曲がってくれたので一先ず安心です。もう少し生きられそうです。スティーブ・ジョブズでは無いですが、一日一日を大切にします。
by toshi (2013-01-09 18:04) 

埼玉の中家より

お誕生日おめでとうございます。いつまでも元気で我が家のステキなサンタさんでいてください。我が家にとってはいていただかないと困るんです!!  また越谷のしいたけが食べたくなったらいつでも言ってください。ふみやより
by 埼玉の中家より (2013-02-25 19:55) 

toshi

ふみや君、

コメントありがとう。また遊びに来てね!

by toshi (2013-03-05 23:32) 

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