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大腸癌体験記8 [大腸癌体験記]

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ステージ IV 大腸癌 年生のエピソード版です。随時追加していきます。

2011年3月8日にS字結腸癌原発巣の摘出オペ、その10ヶ月後の2012年1月24日に腫瘍マーカーCEA値が急上昇、肝臓と肺に転移が確認され、4月26日に肝臓を16%部分切除、6月5日に肺の部分切除オペを受けました。 現在転移第三波の大腸がん細胞が両肺に多数棲みついており手術不可、IRIS+AVASTIN療法なる2次化学療法を10か月間と mFOLFOX6 + AVASTIN 療法を5か月間うけましたが効果が無く、左鎖骨下にも転移し、CEA値が10~47へ急上昇を始めたため、2014年3月19日から FOLFIRI ( IRINOTECAN + 5FU) + AVASTIN  療法に切り替えて治療することになりました。 
 
 もうすこし詳しい全体像は体験記サマリーに纏めてあります。  
初めて記事を読んで頂く方は下の Summary ボタンからお進みください

  
Summary   
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niwatori_L.JPG

 

               大腸癌体験記1へ 
 
 
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8回目の FOLFIRI + Avastin 療法
          2014年6月30日UP
   
 
  
ブログ更新が遅れご心配をおかけしました。 
先週の25日水曜日に整形外科の受診と外科での8回目の抗がん剤治療を受けて来ました。
 
今回は体へのダメージが大きく、初日と2日目共に食欲ゼロ、吐き気止めのナゼアを連日服用。2日目の朝は久しぶりに少し吐いてしまいました。最低体重も54.8Kgに更新。腰痛(おしり右側)も日増しに酷くなり、朝昼夜の3回、痛み止めのロキソニンと湿布の世話になっておりまあす。腰痛がひどくなった1か月ほど前から健康維持に必要な散歩もサボっており、足の筋肉が可也衰えてきています。
 
腰痛だけでも原因が分かれば嬉しいのですが、原因不明のままです。
 
次回の予定:
 
07/08 (火) 血液・尿たんぱく検査(CEA検査含む)
07/09 (水) 外科診察、FOLFIRI + AVASTIN 点滴療法 
 
  

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父の日 
                2014年6月15日UP
 
 
子供達からプレゼントを貰いました。 
z_DSCN3710.jpg息子からは花、パリに住む娘からはサクランボです。気を遣わせて申し訳ないと思いつつも嬉しい。
 
今朝のワールドカップ・コートジボワール戦、勝ってくれればもっと良かったのですが・・・相手が強すぎましたね。ミスが多かった相手プレーが、英雄DROGBA一人の投入で一気に引き締まり、あっという間に逆転されてしまったのは残念です。日本側も、パスがつながっていたのは前半の開始直後のみ、もっと正確なパス回しと、どん欲なシュートを狙って頑張ってほしいものです。 
 
 
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7
回目の FOLFIRI + Avastin 療法
            2014年6月12日UP
   
 
  
昨日、治療を受けてきました。点滴前の主治医の診断で一昨日受けた血液と尿検査の説明がありました。  
 
血糖値128H、肝機能AST/ALT/LDH/ALP 50H/68H/231H/462H、白血球3800L と異常を示していましたが好中球が2100ほど有ったため抗がん剤に耐えられるとの診断で此れ迄通りの治療となりました。リンパLym 28.5% 迄下がっているので夏風邪に注意です。 
z_DSC_5574.jpg 
 
最大の関心事、腫瘍マーカーCEA は、今回 117.8 H でした。此れ迄のトレンドから200 越えを覚悟していたのですが、一旦中休みをしてくれているようです。変化が急過ぎる気がしますので未だ安心は出来ませんが…  この数字を受け、レゴラフェニブへの薬の変更は一先ず様子見となりました。
  
 
点滴後2日目の今日の体調は、毎回のことですが、食欲が無く、洗面で今朝久しぶりの吐き気におそわれました。吐くものはないのですが、生唾と胃の痙攣が止まらず、吐き気どめナゼアの世話になりました。吐き気と立ちくらみの他に、右側お尻の痛みに悩まされています。シップも初めの頃は貼るとスーと直ぐに聴いてきたのですが、最近は余計に痛みを刺激するようになり、頼みの綱のロキソニンも効きが悪く、効いてくる迄 1~2時間かかるようになりました。
  
 
写真は6/7の息子の誕生日のものです。 場所: http://www.newotani.co.jp/innyokohama/restaurant/index.html 
 
 
次回の予定:
 
06/24 (火) 血液・尿たんぱく検査
06/25 (水) 外科診察、整形外科診察、FOLFIRI + AVASTIN 点滴療法 
 
   
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6回目の FOLFIRI + Avastin 療法
            2014年5月29日UP

 
 
6回目の点滴を昨日受けて来ました。
 
事前診察で、22日のCT検査の報告が主治医からありました。
「肝臓と腹膜への転移はない。肺門リンパへの転移もない。両肺の癌は数が増え小さかったものが若干大きくなり悪化している。左鎖骨下リンパの癌の大きさに変化なし」との事。 肝臓と腹膜転移を心配していたのですが、少しだけ安心できました。
 
しかし、腫瘍マーカーの急上昇の原因が未だに不明なままです。前任の主治医は「肺の癌は腫瘍マーカーに余り影響しない」…と言っており過去のデーターも、そのように成っていました。今の主治医は「腫瘍マーカーよりCT検査結果を重視する」とのことですが、先月の過去に経験した事のない112と言う数値にはいささか凹んでいます。2週後に6月の腫瘍マーカー(CEA)が出ますが、目を背けたいのが今の心境です。
 
CT検査の結果が、想定より悪くなかったことも有り、もう暫く現状の治療を続ける事に成りました。妻は分子標的薬をアバスティンからレゴラフェニブに変えるよう言うのですが、足裏やお尻の皮膚が角質化、ひび割れ・・・との副作用がどの程度なのか不安なのです。 分子標的薬では今年4月からもう一つ認可された様ですが、私の病院では未だ使えないとのこと。
  

 z_DSCN3708.jpg
z_DSCN3707.jpg
 
写真は、先日の群馬ゴルフの仲間から頂いたおみやげです。感謝です !!!
 
次回の予定:
 
06/10(火) 血液・尿たんぱく検査
06/11(水) 外科診察、FOLFIRI + AVASTIN 点滴療法 
 
  
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MRI検査の結果
          2014年5月22日UP

 
 
 
昨日MRI検査と整形外科を受診してきました。使用許諾書を書かされたので造影剤を使用してMRI検査をするのかと思ったのですが。造影剤は無しでした。検査の後の診察で、医師から「骨にも神経系にも異常は見当たりません」「よって、痛みの原因は不明です」「対処療法としては従来通り湿布薬とロキソニンしか有りません。試しに...痛い所に炎症を抑える注射をやってみますか?」と告げられ、思わず「はい、何でもやってみます」と答えてしまい、お尻に注射をうって来ました。
 
注射のおかげか、昨日は痛みが出なかったのですが、今朝、早朝(4時頃)、また痛みだし、湿布薬を貼りました。 注射も痛い時の対処療法にしかならなかったようです。 痛がる箇所が毎回同じなので、妻は転移を疑っているのですが・・・
 
今日は、午前中に造影CT検査を受け、午後にはゴルフ教室に出て2かご (4月から120 個に減 )ボールを打ってきました。数時間経過した今も痛みは出ていません。余談ですが、昨年8月頃に腰痛が始まってから、ゴルフのスイングが良くなり、ボールに勢いがつくようになりました。 腰痛を起こさないように無茶な力みが無くなり、クラブヘッドの重みを生かしながら自然なスイングが出来るようになったおかげのようです。 う~コースで試したい。
 
  
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5回目の FOLFIRI + Avastin 療法
            2014年5月15日UP
 
 
昨日5回目の点滴を受けて来ました。
抗がん剤の量を20%減らした分、副作用も少なくなった気がします。でも初日の食欲は無くなり、昨夜は鮭を焼いて貰ってお茶漬で胃に流し込みました。無理にでも食べないと吐き気止めのデカドロン(点滴後3日間朝夕食後)が飲めないのです。
 
脱毛は今の所IRIS治療の時ほど進行していないのですが、手足の痺れが顕著になっておりボタンの留め外しに時間がかかります。腰痛(正確にはお尻の痛み)は発生したりしなかったりです。朝洗面時などに痛み出したり、トイレの便座に座った際にあたっているのが原因で痛み出すこともあります。今の所湿布薬とロキソニンでしのげています。来週21日にMRI検査と整形外科の受診が有りますので、神経系の原因究明で何かがわかると良いのですが・・・
 
z_DSCN3702.jpg一昨日採血した血液中の腫瘍マーカーCEAが 112.1 まで跳ね上がっていました。もう笑うしかない程の数値です。きわめて厳しい状況なのかも知れません。主治医曰く、治療方針を変更するか否かの決定は来週22日の造影CT検査結果を待って決めたい・・・との事でした。 FORFILI も AVASTIN も効かないとなると、分子標的薬をアバスチンからレゴラフェニブに変えてみるしか、私の場合選択余地が残っていません。
 
以前にも報告しましたが、レゴラフェニブの副作用は肝機能障害に加えて、皮膚の角質化が報告されており、角質化が進むとひび割れで痛くなり、日常生活に支障をきたすようになるようです。足裏の皮膚までひび割れを起こすと靴が履けなくなり、外出できなく成ることもあるようで、あまり受けたくない治療法です。拒否すると、これ以上当病院で治療できる方法はありません・・・と放り出されると思いますので悩ましい所です。治療を止めてしまって、1か月でも2か月でも好きなことを思いっきりするか? 抗癌剤でボロボロになって死を迎えるか・・・悩ましいところです。
 
5/26に群馬のサンコー72カントリークラブでコースラウンド(前泊)があり楽しみにしていたのですが、疲れると癌細胞が攻撃を強めますので、今回は断念します。幹事さんごめんなさい。 写真は娘がフランスで手配して送ってきた母の日のプレゼントです。オレンジカーネーションとの事。
 
次回以降の予定:
 
05/21(水) 造影MRI検査 & 整形外科診察
05/22(木) 造影CT検査
05/27(火) 血液・尿たんぱく検査
05/28(水) 外科診察、FOLFIRI + AVASTIN 点滴療法
 
 
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4回目の FOLFIRI + Avastin 療法
            2014年5月4日UP
 
 
一昨日までフランスから娘家族が来日していたためブログ更新が遅れ失礼しました。4/30日 (水曜) に 4回目の FOLFIRI + Avastin 療法を受けて来ました。今回は抗がん剤イリノテカンと5FUの量を2割減らして貰いました。 骨髄機能抑制に加え手先足先の痺れがが顕著になり、体全体が悲鳴を上げだしたからです。癌に対する攻撃力もその分減るのでしょうが、正常細胞への攻撃も減り、自己免疫力の回復を期待したいです。
 
z_DSCN3512c.jpg点滴後3日間、娘家族が家に居たのですが、体へのダメージが少なく、青い目の可愛い孫とも少しだけ遊べました。 
 
TVでアニメを見させて居る時に大きな声で話すと・・・「うるさい」と口を小さい手で押さえに来ました。言葉が通じなくても子供には関係ないようです。 食事中に残した蟹クリームコロッケを指さして、残ってるよと意思表示すると、間髪入れずパパを指さしてパパが食べるんだよ・・・と教えてくれました。 
 
写真は 4/23 に若草山展望台から奈良の町を眺めてる孫(6歳)と私の姉の孫娘(5歳)です。互いに気が合った様で、その後仲良く手をつないで奈良観光を楽しんでいました。
 
  
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3回目の FOLFIRI + Avastin 療法
           2014年4月17日UP

 
 
一昨日、3度目の点滴を受けて来ました。前日の血液検査での Neutro が37.5%、白血球数が3,100で好中球数が 1,162(3,100x0.375) と低かったため主治医からは抗がん剤イリノテカンの量を少し減らしましょうか?と言われましたが、腫瘍マーカーが上がり続けているのでもう少し頑張りますと申し出て、此れまでと同じ量の点滴を受けて来ました。今朝吐き気がしてナゼアを一錠服用。
 
昨夜は朝3時頃から腰痛が始まり、湿布薬を張り替え、更に痛み止めのロキソニンを一錠飲んで30 分ほどソファーで痛みが治まるのを待ちベッドに戻りました。 背骨を伸ばしフラットな状態で寝ているのに痛みが始まるのが不思議です。一度痛み出す
と神経が興奮するのか、寝てられないのです。14時現在の今は、夜中に痛みが有ったのがウソのように落ち着いています。
 
来週は大阪での墓参りと親族+娘家族(今週日曜、帰国)を交えた食事会を計画しており、頑張らねばなりません。
 
 
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整形外科の受診
                       2014年4月15日UP

 
 
youtsui.gif先週金曜日、整形外科の診察を受けてきました。レントゲン撮影では一番下の第五腰椎とその下の仙骨の間の椎間板がかなり薄くなっていましたが、それ以外の椎間板はしっかり厚みがありました。骨には癌が転移したような影は見られないとのこと。右側坐骨とおしりの間の痛みの原因はまだ分かりませんが、骨転移の不安が無くなったのは嬉しいです。
  
原因となる神経のメカニズムを知るには造影MRI検査が必要とのことで、5/21の検査予約をしてきました。込み合っており直ぐの検査は受けられませんが1ヶ月ほど我慢です。
 
痛みは今朝も有りましたが、痛み止めテープを貼って血液・尿たんぱく検査とゴルフ教室に行ってきました。スイング練習から4時間ほど経ちますが今のところ痛みは出ていません。明朝はまた、嫌な抗がん剤点滴日です。行ってきます。
 
  
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2回目の FOLFIRI + Avastin 療法
           2014年4月4日UP
 
 
Irinotecan + 5FUとその効果促進剤を使った療法が、FOLFIRI療法と呼ばれるようですので今回から FOLFIRI + Avastin 療法としてブログ更新を続けます
 
一昨日の水曜日に、病院で2度目の点滴を受けて来ました。副作用は前回と同じで、点滴当日は昼食抜き、夜にお茶碗8分目位のお粥+ごはんですよ のみと食欲減退。脂っこいものは一切受け付けません。 タイミングよく姉から素麺を送ってもらったので、翌日の昼に頂きました。二日目の朝と夜吐き気を催し、常備薬の吐き気止めナゼアを1錠づつ服用。 朝は少し吐きました。
 
昨年10月頃から、腰痛が始まっていたのですが、どうも抗癌剤を点滴したあとに腰痛が始まるようです。腰痛と言っても腰では無く、右側坐骨の下近くのお尻の筋肉が痛むのです。フェルビナクと言う貼り薬で何とかしのいでいますが、前回の点滴直後は1週間ほどこれに悩まされました。 フェルビナクも貼ってすぐに効くときと効かないときが有ります。主治医に相談したところ、整形外科の受診を手配してくれました。腎臓高血圧内科に続き、もう一つ受診科が増えました。
 
3日目の今日は、朝からフェルビナクを貼っている以外は、気分がだいぶ良くなってきました。13時ころに胸の点滴ポートに刺さっている針を抜き、46時間の5FUタンクによる持続点滴から解放されます。 唯し、これで必要な薬剤を体中に入れ終わったわけで、副作用が本格化します。当面口内炎と下痢に要注意です。
 
とても残念な報告が一つあります。 4/1時点のCEAが68.4に上昇していました。未だ薬をFOLFOX から FOLFIRI に換えた効果が分からないということで、今回2度目の FOLFIRI 療法を受けた次第です。過去三年強の腫瘍マーカーCEA の推移をグラフにしたので以下に記します。正常値は5以下です。そろそろ余命Xケ月と宣告される日が近いのかも知れません。
 
CEA 推移.jpg 
FOLFIRI 療法の副作用発現時期チャートが某国立がんセンターに有ったので拝借しました。せっかく戻ったロマンスグレイの髪がまた抜けていくのが気になります。 
    folfiri 副作用発現時期chart.jpg
 
次回以降の予定:
 
04/11(金) 整形外科受診(腰痛対策)
04/15(火) 血液・尿たんぱく検査
04/16(水) 外科診察、FOLFIRI + AVASTIN 点滴療法
04/20~05/02 フランスから娘家族3人が来日
04/30(水) 外科診察、FOLFIRI + AVASTIN 点滴療法
05/22(木) 造影CT検査
05/26(月) ゴルフ@群馬サンコー72CC(前泊予定)
  
 
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抗がん剤治療 中間報告
                2014年3月25日UP

 
 
zDSCN3462.jpgいつも治療直後の辛いときばかりにブログをUPし、2週後の点滴後に再びブログを書いてきましたので、いかにも大変な治療のような印象を受けられておられると思いますが、最も辛いのは点滴直後の数日間 (今回は初日から5日間) だけでした。7日目の今日は、少しふらついていますが練習場でのゴルフレッスンに参加してこれました。
 
今回は 吐き気、食欲減退、倦怠感、口内炎に加え、腰痛 (正しくは右側のお尻の筋肉の痛み) にほぼ1週間悩まされました。湿布薬のフェルビナクを貼って30分ほど経つと痛みが治まるのですが、薬の効き目が8時間程で切れると、また痛くなって、座っていても、横になって寝ていても痛いのです。ゴルフの腰痛は腰にくるようですので、坐骨神経痛なのかもしれません。この痛みも、点滴6日目の朝 (=昨日) には無くなり、今日はゴルフレッスンに行けました。 一切力まずにクラブヘッドの重さを感じながらスイング練習をしたため、レッスン終了後も今の所痛みは全くありません。
 
サラリーマン時代の元上司から「湘南ゴールド」なる神奈川オリジナルの柑橘 (写真) をたくさん頂きました。 とても甘く、良い香が部屋中に漂っています。感謝で~~す。
 
  
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1回目の Irinotecan + Avastin + 5FU 療法
 2014年3月20日UP

 
 
昨日病院に行ってきました。FOLFOX+AVASTIN 療法が効かないため、新しい組み合わせの化学療法を昨日から開始しました。
 
FOLFOX を IRINOTECAN(トポテシン) に換えただけなのですが、流石に体へのダメージ (副作用) が大きいです。IRINOTECANの点滴開始から直ぐにお腹がごろごろ言いだし、何回もトイレに通いました。 昨日は病院から帰ってダウンして、昼食抜きで夜9時位まで寝ていました。食欲がないのです。 夜はお粥を作ってもらい「ご飯ですよ」で無理やり胃に押し込みました。
 
2日目の今日も、朝寝起きに激しい吐き気がやってきてナゼアを4カ月ぶりに服用しました。1時間ほどで吐き気が収まったので無理やりお粥を胃に流し込みました。その後も食欲が無く、やたらと眠く、朝から14時頃まで寝ていました。吐き気止めのデカドロンを今日から3日間、朝夕食後に服用しているのですが、気分がすぐれず、倦怠感MAXです。腰痛もあり、湿布薬のフェルビナクのお世話になっています、
 
zDSCN3456.jpg此れだけ激しい副作用が有るのですから効いてほしいです。
写真の「濱ともカード が横浜市 から送られてきました。65歳以上の市民に交付しているとのことで指定飲食店、ボーリング場等で 5~10% 程の割引が受けれるようです。元気が回復したら使ってみようと思います。
 
 
次回の予定:
 
04/01(火) 血液・尿たんぱく検査
04/02(水) 外科診察、IRINOTECAN + AVASTIN + 5FU 点滴療法
 
  
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最初の手術から3年経過
          2014年3月8日UP
 
 
今日3月8日は、3年前に大腸がん切除手術をした日です。
時が経つのは早いもので、あっという間に3年が経ちました。
 
手術直後より、肝臓や肺に転移とかも有り、何度か死を覚悟しましたが、丸3年間も生かして頂きました。 
ひとえに皆様から頂いた温かい応援の賜物と感謝しています。
 
現在、両肺への多発転移に加え、左鎖骨下リンパへの転移があり、腫瘍マーカーが上昇し続けていますが、 
その日が来るまでは、しぶとく頑張る所存です。

引き続き、応援宜しくお願い致します。
 
  
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11回目の mFolfox6 + Avastin 療法
      2014年3月5日UP

 
 
今日病院に行ってきました。 昨日の血液検査で腫瘍マーカーのCEA値が 47.3 に上昇していました。 あわよくば 35 程度で横ばい状態にはいるかも、と淡い期待をしていたのですが、此れまでのトレンドを越える上昇です。 ショックです。 しぶとい癌たちです。 主治医は60超えくらいまでは心配ないといいますが、超えた時には手遅れだと思うのですが・・・
  
 zIMG_0345.jpgzcea47_3.jpg
 
 
今の抗がん剤は効果が無くなった様ですので、次回から「イリノテカン」+「アバスチン」+「5FU」治療に変更することに成りました。 折角 生え出していた 毛髪や体毛も再び脱毛方向に向かうことに成ります。 富士山の写真は1/13に羽田から山口宇部空港に向かう機内から iPad で撮ったものです。傾き補正をした結果、妙な切れ方をしています。
 
主な副作用<IRINOTECAN>
 高度の下痢や腸炎が起こる場合があります。下痢は投与直後に現れる場合と日を置いて現れる場合があり、前者は一過性ですが、後者は時に致命的になるケースもあります。
また、骨髄抑制も高頻度で現れ、貧血や敗血症などの重い感染症の恐れがあります。そのほかに吐き気や嘔吐、下血、腸閉塞、間質性肺炎などが現れることもあります 
 
次回予定:
 
03/18(火) 血液・尿たんぱく検査
03/19(水) 外科診察、IRINOTECAN + AVASTIN + 5FU 点滴療法
 
 
  
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65歳の誕生会            2014年2月27日UP

 
 
末期の大腸がん発見後、3回目の誕生日を、昨夜家族に祝ってもらいました。
 
場所は赤坂の Lawry's The  Prime Rib です。総席数400と大きなローストビーフ店なのですが、入居しているビルの建て替えとかで、3月末に閉店し、4月中旬から恵比寿ガーデンプレイスに移るそうです。
  
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お肉の味は今一だったのですが、価格の割には高級感があり、雰囲気も良く、家族みんな満足の一夜でした。デザートの時にウェイトレスの方2名が Happy Birthday を歌ってくれ、恥ずかしかったですが嬉しくも有りました。息子から手袋をプレゼントして貰いました。着用したまま iPad が使えとても便利です。
 
  
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10回目の mFolfox6 + Avastin 療法      2014年2月20日UP
 
 
昨日病院に行き2週毎の点滴をうけてきました。点滴前の主治医診察で先週13日に受けた造影CT検査の結果報告がありました。半年前 (昨年8月) の画像と今回の画像を横並びにして見せてくれましたが、どれも白さが濃くなり、大きさも確実に大きくなっています。特定の転移癌に対し、定量的に何mmが何mmに変化した・・・と言うような説明は今回もしてもらえませんでした。数が多すぎて特定し辛いようです。
 
分子標的薬をレゴラフェニブに変えて、抗がん剤をイリノテカンに変えてみる方法もあると言われましたが、もう少し現状維持で行きたいと希望しそのようにして貰いました。腫瘍マーカーCEAの再上昇があったときに 抗癌剤の変更をすることになります。
 
レゴラフェニブの副作用は肝機能障害に加えて、皮膚の角質化が報告されており、角質化が進むとひび割れで痛くなり、日常生活に支障をきたすようになるようです。足裏の皮膚までひび割れを起こすと靴が履けなくなり、外出できなく成るようであまり受けたくない治療法です。
 
次回予定:
 
03/04(火) 血液・尿たんぱく検査
03/05(水) 外科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法 
03/16(日) 13:00 お墓の開眼 (かいげん) 供養 (2/16が残雪で中止になりこの日に延期)
 
 
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9回目の mFolfox6 + Avastin 療法
        2014年2月6日UP

 
 
昨日病院に行き点滴治療をうけてきました。今朝洗面の後うがいをした際に久しぶりに吐き気に襲われ、数分間涙目になっていました。 残念だったのは腫瘍マーカーCEA値が 33.7 に上がっていたことです主治医曰く「この程度の変動では気にすることは無いでしょう」とのことでしたが・・・すっごく気になります。 先月が 28.2 だったので、ひょっとして、それ並かそれ以下かと期待したのですが癌のやつらは私同様にしぶと~~いですね。造影CT検査を来週受けますので詳しい状況が分かるはずです。
 
血液の状態で、血小板数が基準値13~36.9に対し、8.7とこれまでの最低値を示していました。出血要注意です。 また赤血球数も377とず~と基準値以下の貧血状態です。立ちくらみ等要注意です。抗癌剤の副作用で骨髄機能が痛めつけられているためです。
 
此れまでの2週間はず~と口内炎に悩まされました。一時は下唇だけで無く上唇や舌にも広がり、沁みて痛いので食事の際にはケナログを塗りまくって食べていました。ドレッシングや塩、胡椒、醤油や酢を敏感に感じてチクチクと痛いのです。不思議ですがご飯と海苔の佃煮だけは痛く無いです。 昨日の点滴前には結構治っていましたが、抗癌剤が体全体に溜まってきた感じがします。3日ほど前から右下の奥歯の歯肉炎痛にも悩まされていたのですが、歯科医から前回処方してもらった抗生物質サワシリンで何とか落ち着いてくれました。
 
次回予定:
 
02/13(木) 11:00 造影CT検査
02/16(日) 11:00 お墓の開眼 (かいげん) 供養
02/18(火) 血液・尿たんぱく検査
02/19(水) 外科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法 
02/25(火) 65 回目の誕生日
    確定申告 (e-Tax):3月17日(月)24時迄
 
 
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三重大学医学部付属病院に行ってきました     2014年1月27日UP
 
 
 IVR科 山門先生のセカンドオピニオンを今日受診してきました。
zzmie hosp.jpg結論は、やはり両肺の癌の数が多すぎるのと、癌の増殖が止まる迄はラジオ波による治療は効果が無いという事でした。現在の抗がん剤治療を継続し、増殖が止まったらラジオ波治療が可能ですので又来てくださいと言われて帰って来ました。
 
持参した、昨年11月5日のPET・CT画像を見ながら、左肺の癌の数を目の前で数えて頂いたのですが、左肺だけで大小50数個の癌があり、右肺の癌はやや少ないものの20~30個は確認できました。この他に未だ未だ予備軍が両肺に多数潜伏している可能性があるとも指摘され、私の病状は楽観できない状況のようです。
 
鎖骨下のリンパだけでもラジオ波で焼ければ腫瘍マーカーが下がるのでは・・・と思っていたのですが、腫瘍マーカーをコンスタントに上げていた原因は、肺の癌の増殖にも有ったようです。 この状況で鎖骨下リンパのみをラジオ波で焼いても良い結果は生まれない・・・とのこと。
 
妻が「鎖骨下のリンパ節への転移癌は肺から飛んだのでしょうか?」と聞いたところ、もしそうなら、肺近隣のリンパが癌化しいるはずだが、現状ではそれは確認できない。 リンパへの転移は大腸から繋がっているリンパからの転移かもしれない・・・とのこと。 もしそうなら、両肺への転移は血管経由、 鎖骨下リンパ節への転移は、リンパ管経由の別系統となります。かなりヤバイ状況なのかも知れません。
 
最期の晩餐・・・では無いですが、昨夜は「津」駅前のビジネスホテルに一泊し、雪のちらつく中を「松阪」まで松阪牛を食べに行ってきました。入ったレストランは 「和田金」。可也敷居が高かったのですが、松阪牛の寿き焼「竹」を妻と堪能してきました。
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個室でのサービスで、茶室で使用されると言う「菊炭」を火鉢に並べ、その上に種火を載せ暫くすると、「菊炭」に火が移り真っ赤な炎となります。 その上に鉄なべを置き、寿き焼の始まりです。 肉は1人前2切れでしたが、分厚く大きいため満腹になりました。 何と言っても肉が柔らかく、口のなかで溶けてしまいました。妻も感激し黙々とあっという間に食べてしまいました。 
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後で気が付いたのですが、前菜とかデザートのメロンが出てこない・・・でもお腹がいっぱいで食べられそうもないからデザートもいらないか・・・と思っていたのですが、予約の際に誤解があったようです。 私の方は竹コースを予約したつもり・・・お店の方では寿き焼「竹」の単品(ごはん、漬物付)の予約を受けたつもり・・・そりゃあ前菜もデザートも出ないわけです。 結果的に、2人で6,600円も安く上がりました。 寿き焼「竹」単品が @10,800 円+10% SVC Fee でした。 高いと感じたのはあまり美味くなかったハウスワインで1杯 2,200円+10% SVC Fee でした。 これだけ出せば美味しい甲州ワインがボトルで買えます。 でも行って良かった!!!・・・と二人で大満足な一夜でした。
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8回目の mFolfox6 + Avastin 療法
       2014年1月23日UP

 
 
この2週間、口内炎が酷かったのと、歯肉炎が化膿して治りが悪かったので、今回の治療は中止になるだろうなと覚悟をして昨日病院に行ったのですが、好中球数1,400で何とか点滴をして貰ってきました。抗癌剤の副作用で血液をつくる骨髄機能が弱っているため炎症の治りが悪いようです。歯肉炎は歯科で膿の切開+抗生物質「サワシリン250mg」を出して貰い何とか治りかけています。

体重も最低で56.3Kgまで落ちましたが後半頑張って食事をとり、後半は57.3Kg程度まで回復しました。
1/13~19日まで山口の妻の実家にも行ってきました。疲れると癌が元気に成るので今年は農家のお手伝いもせず、連日ストーブと炬燵の番をしておりました。
 
点滴後2日目の今日は、歯肉炎も治り、吐き気も下痢もなく、多少口内炎が残っているだけで、今の所平和に過ごせています。 明日のお昼まで、持続点滴用抗がん剤5FUをタンクに詰めたビンを首からぶら下げている状態です。 最近はこの5FUが体に全部入りきる明日の昼ごろの体調が最悪の状態になります。
 
今週末で元気を回復し、1/27日(月)10:00に三重大学病院の山門先生のセカンドオピニオンを受けてくる予定です。大腸がんをラジオ波で焼き消す専門家で、大腸がんの肺転移にも実績を持っておられる医師だそうです。
  
  
肺の癌は数が多すぎて治療困難でも、左鎖骨上の転移癌だけでも焼き消せれば嬉しいのですが・・・ 当方の主治医は「治療をすると体力を消耗し、癌を勢いづかせるだけだから治療困難・・・と言われる可能性が高い、あまり期待しないで話を聞いてきなさい・・・」と言っています。 ダメもとで行ってくる予定です。主治医からは紹介状と過去の造影CT全画像を用意して貰っていますので持参します。
 
日帰りも不可能ではないのですが、体力の消耗は危険なので、近鉄名古屋線の津駅前のホテルに前泊予定です。 狭いですが朝食付き、海側高層階の部屋で、2人でなんと9,500円と格安です。夕食は2駅ほど先に「松阪駅」が有りますから、松阪牛のすき焼きを食べる気まんまんです。口内炎がおとなしくしていてくれるのを祈っています。初めは伊勢志摩に宿をとってイセエビとアワビの踊り焼きを・・・とも考えていたのですが、妻に怒られておとなしく病院の近くの宿をとったのですが、転んでもただでは起きないのが元営業マンです。
 
次回予定:
 
01/27(月) 10:00 三重大学病院 IVR科 山門先生のセカンドオピニオン受診
01/28(火) 自家用車の車検
02/04(火) 血液・尿たんぱく検査
02/05(水) 外科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
02/13(木) 11:00 造影CT検査 by 主治医 今回は鎖骨上リンパ節への転移を見抜けるか?
 
P/S: フランスで新婚生活を送っている娘家族の来日が決まりました。 4/20朝 関空 到着、前半が関西、後半が関東の予定です。 孫も一緒に来る予定で楽しみです。 離日は5/2昼 成田 出発の予定。 
 
  
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7回目の mFolfox6 + Avastin 療法
       2014年1月9日UP
 
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皆様、新年おめでとうございます。
本年もガンファイターへの応援を宜しくお願いします。
 
初めの「S字結腸癌」手術が2011/3/8日(東日本大震災の3日前)でしたから末期がん判定とは言え、今日で1039日=2年と10か月も生き長らえることができました。皆様の応援の賜物と感謝申し上げます。
 
 
昨日、予定通り点滴治療を受けて来ましたが嬉しいニュースが一つあります。
腫瘍マーカーのCEA値が28.2に下がっていました。グラフ通りだと36~37を予想していたのですが、少しでも横ばい方向に向かい少しホッとしました。 腫瘍マーカーはCA19-9と言うのも毎回検査して貰っているのですが、こっちの方はず~と2以下の正常値を示しています。
 
今回の血液の状態は好中球が 1055 に下がっていました。抗がん剤の副作用で骨髄機能が侵されているためです。1000以下になると治療延期となるのですが、かろうじて治療して貰えた次第です。
因みに好中球=白血球*Neutro% です。 
  
白血球が前回の4100に対し今回は2900に落ちていました。Neutro%も前回の異常高値71%に対し今回は36.4%に激減しています。体の中でばい菌と闘う好中球が激減しているので、人ごみを極力避ける生活を心がける必要があります。朝夕の鼻血をとめる血小板は14.1と正常値でした。前回と今回で著しい変動が起きており、良い変化なのか悪い変化なのかが気に成りますが、主治医は、肝機能、尿たんぱく、好中球にしか関心が無いように感じられ、CTの読影技能に加えて血液判定技能も未だ自信がないのかも知れません。 この辺りが妻の通っている大学病院との差を感じます。
 
前回の点滴のあと新年を迎えたのですが、1/1~1/2と日に6~10回もトイレに通う激しい下痢(水便)が続きました。考えられるものとしては元旦にお刺身2キレとお神酒を大きめの杯一杯飲んだだけなのですが、原因が今一つ分かっていません。主治医から「抗がん剤が変わったので服用をやめても良い」と言われていた下痢止めの漢方「半夏瀉心湯」を元旦の昼から飲み始めたのですが効かず、非常用下痢止め「ロペミンカプセル1mg」を服用したところ一発で下痢は止まりました。
 
次回予定:
 
01/13~19 妻の実家@山口へ帰省
01/21(火) 血液・尿たんぱく検査
01/22(水) 外科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
01/27(月) 10:00 三重大学病院 IVR科 山門先生のセカンドオピニオン受診
02/13(木) 11:00 造影CT検査 by 主治医 今回は鎖骨上リンパ節への転移を見抜けるか?
 
 
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6回目の mFolfox6 + Avastin 療法
       2013年12月26日UP
 
 
写真はフランスで新婚生活を始めた娘の家のツリーです。我が家は飾らなかったので無断借用しました。
ztree.jpg 
予定通りの点滴治療を昨日受けて来ました。今回は口内炎が2週間治らず我が家にあるケナログを使い切りました。未だ下唇の一部が化膿した状態で、口内、舌もソースやドレッシングには反応し Xmas のワインを飲んでも、ピリピリ、ジュワーと沁みる様な痛みが口内中に走ります。これが原因とは思えないのですが、昨日の血液検査で白血球数 4,100 (此れまでの自分のトレンド3,000台)、好中球のNeutroが71% (通常40%台)と 高値を示していました。
 
隣で見ていた妻が、リンパ球Lymが24%で何時もの40%台より少ないのが心配と言いだしました。何故、白血球(特に好中球)が増えたのか? 抗がん剤の効き目が落ちて、骨髄機能抑制の副作用が減ったのか、新たな敵の攻撃で体内に炎症が出来て、白血球が増加して闘っているのかも知れません。その中でも「相手を敵だと認識したり、それに対する抗体を作り、好中球の働きをサポートする」リンパ球数が減っているのは要注意の様です。
 
因みに、血液の事をすこし勉強してみました。ネット情報の受け売りですが、血液のなかには大きくわけて3つの細胞、「赤血球」「血小板」「白血球」があり、それらの働きは;
「赤血球」:主に酸素を運ぶ役割
「血小板」:血管の傷を修復する働き
「白血球」:生体の防衛を担当し、例えれば軍隊。健康な人では数は非常に少ないとのことです。
 ++++++++  ++++++++  ++++++++  ++++++++  
「白血球」5つの構成要素;
 
リンパ球(LYM)」:相手を敵だと認識したり、それに対する抗体を作ったりする。白血球のおよそ1/3
好中球(NEUTRO):外敵との戦いでいちばん活躍する白血球のエース、白血球の約6割ただし外敵が
          抗体でラベルされないと敵としての認識ができないのでリンパ球の支援が必要
好酸球(EOS)」 :好酸性顆粒というアレルギーを抑える物質をつめた袋をもつ。白血球の約5%
          アレルゲンの近くで袋を破って中の物質をまきちらし、症状を緩和。
          じんましんやアレルギー性肺炎などの指標。
好塩基球(BAS)」:ヒスタミンやヘパリンが含まれておりアレルギー症状緩和に関係。白血球の1%前後
          BASが増加することで、ある種のアレルギー症が起こっていることの指標になる。
単球(MON)」   :動きが速く、「軍隊」というよりも「警察」や「機動隊」に近い特徴がある。
          正規軍であるリンパ球や好中球を組織するには時間と手順がかかりますが、
          単球は自分で敵を認識し、自由に動いて局地戦を素早く鎮めます
          また、体内の老廃物を処理するのも単球の役目です。白血球の約5%
上記、LYM+NEU+EOS+BAS+MON = 100% = 白血球総数 となります。合計が100%を超えることは無く、どれかが増えれば、他のどれかが減る、トレードオフの関係にある様です・・・
 
腫瘍マーカーCEA値の上昇が気になりますが、1月7日の血液検査まで我慢です。
主治医の許可を得て、三重大学附属病院 放射線・IVR科(ラジオ波焼灼術)の 山門先生のセカンドオピニオンを求める予約を入れました。1/27に近鉄「津」駅近くの同大学に駄目元で行ってきます。
 
次回予定:
 
01/07(火) 血液・尿たんぱく検査 (腫瘍マーカー検査有)
01/08(水) 外科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
01/27(月) 10:00 三重大学附属病院 IVR科 山門先生のセカンドオピニオン受診
02/13(木) 11:00 造影CT検査 by 主治医 今回は鎖骨上リンパ節への転移を見抜けるか?
 
 
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CEAの推移チャート更新
             2013年12月12日UP

 zCEA upto 20131210a.jpg
CEAの推移チャートを更新してみました。  
こうしてみると、癌もIRIS療法の初めの頃は大人しくしていたのが分かります。転換点は 9/3 の 16.7 です。それ以降今日まで、ほぼリニアに上昇しています。 
 
現在の Folfox+Avastin 療法の効果が今一つ分かりません。これに切り替えてから一昨日(12/10)で未だ55日しか経過していないので、体の血液が全部入れ替わっておらず効果が無いとは断定できないのですが、直感的にはあまり効いていないように感じています。2011年に原発巣摘出のあとFolfoxのみ1クールの半年間使いましたがそのとき虐められた癌どもがFolfox攻撃への対処法を生み出しているのかも知れません。因みに体中の血液が全部入れ替わるには100~120日程かかるようです。
 
近所の飲み友達より実家から送って貰ったとのことで、大きなリンゴを頂きました。嬉しい!!!
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5回目の mFolfox6 + Avastin 療法
       2013年12月11日UP

 
 
今日診察と点滴を受けて来ました。昨日の血液検査で腫瘍マーカーCEA31.4に上昇していました。9/3から4か月連続でほぼ直線的に急上昇しております。「肺の癌は腫瘍マーカーを大きく上げない」との前任主治医の言葉通りであれば、左鎖骨上リンパ節の転移癌が大きくなっているか、何所かで仲間をつくって増殖しているのかも知れません。
 
mFolfox6 + Avastin 療法を始めたのが10/16です。 主治医曰く「未だ2か月ですから、あと1か月現状維持で様子を見てみましょう」とのことでした。1月の腫瘍マーカー値を見て抗癌剤を変えることも考えているようです。
 
三重大学の山門先生が2,007年に学会で発表した論文コピーを持参して、ラジオ派で焼き殺す方法は如何か?と主治医に聞いてみました。「1個か2個の場合はその様な治療も考えられるが、肺への転移数が多いので抗がん剤で叩くのが一般的」と言いつつも「三重大に問い合わせてみてください、必要があれば紹介状は書きます」とのこと。ダメ元で先ずは同大学に電話をかけてみようと思います。肺への治療は無理でも鎖骨上リンパ節への転移だけでも潰せれば取り敢えずCEA上昇は止められると思うのです。
 
今回の点滴直後、病院の建物を出て駐車場に戻る際、左の耳たぶがやけに冷たいな~と感じていたのですが、その後冷たい風が吹いてきたとき、指先から腕にかけてビリビリ~と痺れが走りました。 慌てて両手をズボンのポケットに突っ込み対処しました。 特に点滴直後は、冷たいものに触ると危険なのは分かっていたのですが、冷たい風に晒されただけで痺れたのにはびっくりしました。此れから春までは通院時に手袋が必需品に成ります。
 
次回予定:
 
12/24(火) 血液検査
12/25(水) 外科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
12/25(水) 腎臓高血圧内科診察
 
  
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PET検査                  
2013年12月1日UP
 
 
大きさ数mm大の癌が発見できる造影CT検査に比べ、PET検査では1CM以上に大きくならないと発見できないと不信感を持っていたのですが、今回の私の鎖骨上への転移発見のように、CTで発見できなかった癌がPETで見つかることも有るようです。PET検査は1回の総費用が15万円ほどかかりますが、部分的に焦点をあてた検査ではなく、体全体を俯瞰して検査できる効果はあるようです。
  
    hibaku[1].jpg
PET検査での被爆量ですが、PET/CT検査の場合、1回あたり10ミリシーベルト位のようです。自然界から受ける年間放射線量の4.2年分の被ばく量です。 私の場合は今回で2度目ですが、妻の場合は舌癌手術の後、3か月毎に受けていましたから、16年分を1年間で浴びていたことに成ります。
 
PET検査とは、癌細胞が好むブドウ糖を静脈に注射し体内に行きわたらせ、そのブドウ糖が集中するポイントが病床と分かる・・・程度の理解だったのですが、どうやら静脈注射するのは単なるブドウ糖では無く、周りの電子と反応して放射線 (γ線) に変わる物質を合成した F-18 FDG (半減期110分)という液体だったようです。
 
  
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4回目の mFolfox6 + Avastin 療法
       2013年11月28日UP
 
 
2週毎の主治医診察と点滴を昨日受けて来ました。診察では過去2週間の様子を毎回聞かれるのですが、今回は以下ような状況でした。
 
・病院での点滴後4~5日間。吐き気はあったもののナゼアを使う程酷くなかった。
・食欲は病院での点滴後2~3日無かった。
・下痢も酷くはなかったが5日目に体重が56.8まで落ちた。4日目の朝のみ 血圧175-101とHigh
・頭髪が少し増えた、手先、足先の黒ずみも減少した。漢方薬が効いたのかも・・・と言ったらIRISで
 使っていたイリノテカンの副作用が減少した影響、黒ずみ減少はTS-1を止めたからでしょうとのこと。
・後半は前回同様に元気が回復
 
11/5のPET検査結果のデーターを借りて来ました。カルテには以下の内容が書かれていました。
原文のまま貼り付けます。
 
良く理解できない表現もありますが。良かった点は、肝臓や腹膜、脳等への転移は認められないこと。
悪かった点は左鎖骨上部(前回レポートした鎖骨の下ではありますが、立面図では鎖骨のやや上、
首の稜線の延長線と鎖骨が交差する付近)への転移発見です。外から指で触れられ固い出来物のような状態です。
PET画像:右側が私の体の左側(心臓側)です。
  
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■ F-18 FDGの投与量は 175.4 MBq、投与時の血糖値は 100 mg/dlでした。
■ 前回PET CTと比較しました。

■PET所見
左肺に数個の結節状FDG集積が認められます。CTで認められる多発肺内結節病変のうち大きなものと一致します。SUVmax=1.5~2程度の低い集積ですが、多発肺転移への集積と考えられます。 
 zDSCN3239.jpgzDSCN3238.jpg
右前胸壁に認められる集積は、リザーバー設置部分と一致します(*矢印)。術後変化への集積と考えられます。
     zDSCN3236m.jpgzDSCN3237.jpg
左鎖骨上に結節状のFDG集積があります(2矢印)。SUVmax=2.8を示しています。リンパ節転移が疑われます。
 
前回PETで認められた肝転移は不明瞭となっています。
新たな肝内の異常集積は認められません。腹部のリンパ節に異常集積はありません。
 
■CT所見
両側肺に多発結節病変が認められます。これらのうち大きな病変に一致してFDGの集積があります。
 
PETで認められる左鎖骨上リンパ節転移はCTでは明瞭ではありません。
 
肝左葉に術後の変化があります。肝内に腫瘤性病変は認められません。
腹部のリンパ節腫大はありません。
 
■画像診断
 
多発肺転移、左鎖骨上リンパ節転移
 
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上記結果に対して主治医の見解は、手術はできません。抗癌剤で抑える方法しかありませんと言っていますので、どこかの病院にセカンドオピニオンを求めるつもりです。鎖骨上の転移に対してのみ「放射線のスポット照射」か、先日TVで取り上げられていた三重医大附属病院の「針をさして50℃位のラジオ波(確か照射時間40分)で焼き殺す」方法等を検討してみたいと思います。次回12月の腫瘍マーカーCEAは多分30越えの数値が予測され、多分1月か2月の腫瘍マーカーの値を見極めるまでは、現状の治療を継続すると思われます。その間にすこし動いてみるつもりです。
 
次回予定:
   
12/10(火) 血液・尿たんぱく検査 (腫瘍マーカー検査有)
12/11(水) 外科診察、腎臓高血圧内科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
 
 
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3回目の mFolfox6 + Avastin 療法       2013年11月13日UP
 
 
今日、2週毎の診察と点滴を受けて来ました。覚悟はしていましたが腫瘍マーカーCEAは昨日時点で 26.8 まで上昇していました。グラフにすると 9月から 3か月連続でほぼリニアーに上昇しています。このペースで上昇すると来月には30 を超えると思われます。
 
また、先週水曜日に受けたPET検査の結果左鎖骨下のリンパ節への転移が一つ見つかりました、多分 1cm以内の大きさだと思います。肺全体に散った癌細胞の状態は 8/14 のCT画像との比較で変化なしでしたから、CEA上昇はこれが原因だと思われます。リンパ節つながりで他のリンパ節に転移しなければ良いのですが・・・
 
zマスター室前の紅葉.jpg今回の抗がん剤治療は、今の所吐き気も出ず元気ですが、首にぶら下げたビンから 5FUと言う抗癌剤を今も流し続けていますので多分、今晩か明日の朝には吐き気が襲ってくると思います。吐き気止めのデカドロンとナゼアで対処です。
 
前後して激しい下痢がやって来ます。 下痢のせいで体重が毎月 1Kgペースで落ちて行っています。 今年 8月に2週間のうち最大で 60Kg あった体重が 9月に59Kg、10月に 58Kg、昨夜 57.8Kg(最低値 56.8Kg) です。妻はトイレに行くなと言いますが、そうもいきません。
 
2週連続で吐き気や下痢が続くわけではなく、点滴開始後5日ほどでおさまり、その後は元気が回復します。
先週の金曜日には友人のお誘いで写真の富士GCを途中退場することなく18ホールラウンドできました。他にも墓石の注文、結婚式の写真の印刷手配、網戸の張り替え、クリスマスカードづくり等々・・妻がフランスの娘に「お父さんが怖いくらい元気」とメールするくらいです。 漢方の煎じ薬が効いていると思います。
 
次回予定:
  
11/26(火) 血液・尿たんぱく検査
11/27(水) 外科診察、腎臓高血圧内科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法  
  
  
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2回目の mFolfox6 + Avastin 療法      2013年10月31日UP
 
 
2回目の点滴療法を昨日受けて来ました。予定では診察の後すぐに点滴だったのですが、前回の治療後半に血圧が170-100程度(通常は130-90程度)に連日上昇した事が診察で問題視され、点滴の前に、腎臓高血圧内科に急遽回されいつもより時間がかかってしまいました。 病院滞在時間は何と6時間でした。ず~とつき合わせた妻に申し訳なく感じております。
 
高血圧内科医の見立てでは、漢方の煎じ薬の中に血圧を上げる成分が入っており「アバスチンよりも多分そ
れが血圧上昇の原因でしょう漢方を止めてみて頂けますか?」とも言われましたが、「漢方薬のおかげで折角元気を取り戻しつつあるのに止めたくない」と答えた所、「分かりました、未だ危険な状態ではないので、血圧降下剤を追加して様子をみましょう」・・・と言うことになりました。
 
現在服薬中のDIOVAN 40mg の他に BAYEL 社の Adalat-CR20 20mg 処方されました。末期のがん患者には医者も優しいようです。朝食後に各1錠飲んで、先程血圧を測ったところびっくりです 119-72 に下がっていました。 次回から 外科の診察⇒血圧内科の診察⇒抗がん剤の点滴治療 となります。 内科は込み合っているので待ち時間が苦痛です。
 
外科では、前回吐き気が4日間続いたことを受け、ステロイド系の吐き気止めデカドロン0.5mg x 4 錠(朝夕食後服用)が追加に成りました。昨夜から服用していますが、今日の朝食前に吐き気が出てしまい我慢できずにナゼアを服用し凌ぎました。その後はナゼア+デカドロンの威力なのか、体調の異常は今の所でていません。
 
点滴治療の30分~1時間前に、胸にペインレステープ(表示はペンレステープ?)を貼り、針刺しの痛みを和らげることになっており、外科診察の直前に貼ったのが、突然の内科受診で張ったあと2時間超すぎてしまいました。痛み止めの効果が無くなっているか心配で点滴室で「ハイ針を挿しますよ」との看護師さんの声に緊張しましたが、何と無痛でした。前回は45分位前に貼って痛かったのですが・・・ 皮膚を麻痺させて注射の痛みを無くす魔法のテープです。ありがたい。
 
 
次回予定:
 
11/ 5(水) PET検査
11/ 8(金) ゴルフ@ 富士ゴルフコース - 友人の別荘@山口湖に前泊
11/12(火) 血液・尿たんぱく検査 (腫瘍マーカー検査有)
11/13(水) 外科診察、腎臓高血圧内科診察、FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
 
 
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抗がん剤治療後12日目          2013年10月27日UP 
 
 
点滴後の5日間が何だったのかと思えるくらい元気を回復しております。漢方の煎じ薬が効いているのかも知れません。朝の血圧のみ、通常140~150が、数日前から170台を示しており要警戒です・・・アバスチンの副作用で血圧上昇が挙げられており、上が180 or 下が120 を超えたら病院に通報することになっております。最近始めた漢方薬にも血圧上昇成分が入っているとの事ですので此れが原因かもしれません。
 
zhosuu.jpg台風一過秋晴れの今日、近くの森林公園を一人で散歩してきました。2週後に山中湖の富士ゴルフコースでラウンドをする約束をしており、体力がどの程度有るか、足腰が大丈夫かを試す目的もありました。公園一周の散歩後の歩数は約 7,000歩でした。その後少し歩いたので現時点の歩数は8,007歩に成っています。5,000歩を超えたのは9月上旬にパリに行ったとき以来です。今の所腰痛などの後遺症は出ておりませんのでコースラウンドは予定通り決行するつもりです。
 
zan1.jpg公園散歩の後、家族で昨年購入した墓地に行き建立を依頼する墓石のイメージを確認してきました。昨年6月に墓地を契約し今年の8月頃までにカロート部分だけでも建てる約束をしていたのですが墓石屋さんの事情で延びのびになっていたものです。カロート部の水漏れ対策をもう一度確認する必要がありますが、デザインはほぼ決まりました。進捗が有りましたら「お墓プロジェクト始動」の記事で詳細を報告する予定です。
  
 
 
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新療法の副作用
              2013年10月22日UP
 
 
やはりこの治療は副作用も最強です。
 
病院での前回点滴当日から4日間、胸やけのような感じの吐き気が続きナゼアを毎日服用して凌ぎました。食欲もなくなり、お粥にしてもらっても殆ど食べていないのに水便状の下痢が続きました。3日目の5FUタンク終了に伴う抜針後も2日間ほどは気分が悪くベッドで過ごす日が続きました。 寝過ぎたためかもしれませんが2~4日目には右腰の痛みが引かず、鎮痛消炎貼り薬のリフェンダ・フェルビナクを毎日貼って凌ぎました。
 
6日目の昨日の朝、ようやく気分が良くなり、腰痛も治まり、食欲も出るようになりました。自分で散歩にも行けてようやく平常生活の復活です。今日はゴルフ教室はお休みだったのですが自主トレーニングで2籠(130球)打ってきました。帰宅して2時間程の今現在、腰痛は出ていません。痛くても妻に言えないのですが・・・
 
今後どの程度抵抗力がつくか不明ですが、病院での点滴から1週間ほどは何も出来そうにありません。残りの1週間でしっかり体力をつけておかないと次の治療を乗り越えられなくなります。頑張ります!!!
 
 
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1回目の mFOLFOX6+AVASTIN 療法 
2013年10月16日UP
 
 
ztank.jpg台風26号が通過中の今朝、予定通り通院しポートから点滴をうけてきました。今日から3日間は写真のタンクを首からぶら下げた生活が続きます。膨らんだ風船の中に5FUと言う抗癌剤が入っており下の方からしぼんできているのが見えますか?ビン上部の管から薬が押し出され、下の写真の右胸のポートまで途中温度センサーを介して送り込まれます。ビンは寝かせてはいけないとのことで就寝中も枕もとに立てて置きます。夜中にトイレに行くとき忘れないように持っていく必要があります。
 
2年前にやった事のあるmFOLFOX6と最近使っている分子標的薬のアバスチンの組み合わせなので特に心配はしていなかったのですが、病院での点滴が終わったあと、点滴室内のトイレが混んでいたので一般用のトイレに入りうっかり水道水で手を洗ったところ、両手の全指先から指の付け根にかけて痺れが走りビックリしました。この治療中、冷たい物や熱いものに触るときは手袋が必要です。裸足でいると足先も痺れ感があります。
 
病院の点滴で入れた吐き気止めが効いているのか、先週始めた漢方薬が効いているのか、吐き気もなく帰宅後に遅い昼食(15時過ぎ)が取れました。食べた後は2度ほど下痢をしましたが、今の所治まっています。いつ襲ってくるか分からない吐き気用にナゼア錠は常にポケットに入れて持ち歩いていますが、今の所出動要請無しです。
 
zIMG_0301.jpg点滴の針刺し時の痛みを和らげると言うペンレステープ(Painless tape ?) を今回初めて30~60分前に貼ってみましたが、やはり痛かったです。看護師は痛みが和らいでいるはずと言っていますが・・・「ちょっと待って心の準備が」・・・「ハイ挿して・・・」なるやり取りの後無事貫通しました。根性のない患者の様ですが、手術は何度やっても平気になりましたが、胸に太い針を挿すのはやはり痛いのです。
 
今日の点滴:(今後この点滴を2週毎にうけることになります)
 
1)生理食塩液 50ml   ・・・ポート~カテーテルの試し点滴
2)分子標的薬 アバスチン 300ml + 生食注大塚 100ml・・・30分
3)吐き気止め アロキシ靜注 5ml + デカドロン 2ml + 生理食塩液 50ml・・・15分
4)レボホリナート(5FUの効果増強剤) 350mg + [5%]ブドウ糖 250ml と
  抗癌剤 エルプラット 145mg +  [5%]ブドウ糖 250ml を同時投与・・・120分
5)抗癌剤 5FU 注 700mg + [5%]ブドウ糖 50ml をフルスロットル点滴・・・15分
6)抗癌剤 5FU 注 4,150mg + [5%]ブドウ糖 125ml がタンクに入ったものを
  自宅に持ち帰り持続点滴(46時間)
 
次回予定:
 
10/29(火) 血液検査
10/30(水) FOLOFOX6 + AVASTIN 点滴療法
11/ 5(水) PET検査
 
 
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CEAの推移と今後の治療         2013年10月12日UP
  
 
下のグラフは、私の両肺に棲みついた癌がかなり勢いをつけて大きくなり始めている事を示しております。此れまで様々な抗癌剤を試して嫌気がさしているのですが、このまま放置すると寿命を縮めることになりますので、可能な限りの治療を受けようと思っております。 もっと早く遅くとも半年前には、やる気を出すべきだったのかもしれませんが・・・

 aCEA asof 20131001.jpg
 
此れまで試した抗癌剤の組み合わせは:
 
1)大腸がん原発巣切除後の補助化学療法で、mFolfox6 を単独使用 するも10か月後に転移再発。
2)肝臓と肺への転移箇所 部分切除 後の補助化学療法で、UFT+UZELを約4か月間使用するも効かず。
3)IRIS (IRInotecan + TS1) + Avastin の組み合わせ療法に切り替え約10か月間治療をうけたが、使用開始から5ヶ月ほどで効かなくなる。 (Irinotekan は Folfili 系の抗癌剤とのこと)
 
そして、来週10月16日から mFolfox6 + Avastin の組み合わせ療法を予定中。 これが効かなくなれば、分子標的薬を Regorafenib に換えるとか、抗癌剤 Folfili と Regorafenib の組み合わせに変える方法が残されています。  現状では其れ以外の治療法は私の場合無いのです。 放射線はどうなのか主治医に聞いたところ、肺を固くしてしまうので息苦しくなりお勧めできませんとのことでした。
 
zDSCN3206.jpg上記、標準治療に加え、本日より最強と言われる漢方のせんじ薬を三食前に飲むようにしました(部屋中が臭い・・・)。  
 
妻の勧めで、近隣で名の通った漢方医を昨日受診し、煎じ薬を処方してもらったのです。 煎じる負担を妻にかけるうえ、飲みにくいのですが「過去にスキルスタイプの胃がんにかかり全身に転移した42歳の女性がこの病院で漢方治療をうけ6年間も生きた」とのことでしたので、私も頑張ってみようと思います。「漢方薬はガンに直接効く薬ではなく、免疫力を高める薬」の様です。 2週間後に再診の予定です。
 
 
 
zkaki.jpg 
大きな完熟の柿を頂きました。柔らかく甘かったです。感謝!!!

 
 
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5度目の手術をうけてきました       2013年10月12日UP
 
 
局部麻酔下で胸に点滴用のMRIポートとカテーテルを取り付けるだけの簡単な手術でした。でも通常1時間程で終わるはずなのに今回は2時間弱もかかってしまいました。 段取りが悪いと言うか、医師と看護士の意思疎通に多少問題があるようで、更に若い執刀医がなんとなく手術に不慣れと言う感もあり時間がかかった様でした。主治医が見守り全体の進行をコントロールしていましたが、わが病院の外科は、今年の4月から何かおかしいです。患者を不安にさせないで頂きたいものです。 風邪でもひいているのか、手術中ずーっと執刀医がマスクの中で咳をしていたのも、折角の無菌手術室なのに嫌でした。 幸い術後の経過は今の所順調で傷口も綺麗に塞がっているようです。
 zstructure.jpgsentan2a.jpg
 
前回の手術(2011/03/29)では胸に埋め込んだポートからカテーテルを鎖骨下に這わせ心臓に向かう中心静脈に挿したようですが、今回は下の写真のように首右側の付け根を切開し、中心静脈(上大静脈?)にカテーテルを挿入し右心房の直前まで挿し込み、カテーテルの反対側を鎖骨の上経由で胸のポートまで皮下を通したようで、下の写真の通りカテーテルが皮膚に浮き出ております。 ポートも、癌細胞の多数棲みついている肺を刺激しない様、浅く設置したようで、ポートの膨らみが前回より若干大きい気がします。
 
       zmriope.jpgtank.jpg
 
来週からの治療では胸のポートに針を挿し、下のチャートの 5FU 急速靜注までの点滴を病院内で受け、5FUの入ったタンクを接続してもらい帰宅し46時間、自宅で点滴を継続することになります。
     yyfolfox.jpg


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