2013_4 Singapore tour [旅行記]
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2013年4月21日UP
4月7日早朝~4月10日夕方までの正味4日間、妻と二人でシンガポールに行ってきました。
今回は旅行会社を使わず航空券やホテルはすべて自己手配です。妻は初めてのシンガポール訪問ですが、私は1975年にシドニー赴任の帰途約1ヶ月間仕事で滞在しているので38年ぶりの訪問です。
航空券は、毎月の高額な抗癌剤治療支払いで溜まったJALカードのショッピングマイルで、特典航空券をゲットしました。キャンペーン中とかで2人分で6万マイルの供出で済みました。全て無料かと思いきや、出入国税、空港使用料、燃油特別付加運賃、航空保険料などの税金等は別途必要との事で2人分で56,000円ほどかかりました。
ホテルは、ソフトバンクのTVCMで有名になった屋上に船の形のプールがある Marina Bay Sands Hotel を 3泊予約しました。
WEBサイトからOFFER→EARLY BOOKING OFFER で Early Booking Privilege Offer なる 45~180日前の早割を選択。生憎当日が45日前だった為かどうしても予約を受け付けてくれません。試しに翌日から2泊を入力すると予約できました。
1泊だけ別のホテルに泊まることも考えたのですが、面倒なので、ホテル に直接電話し1泊分を同じ部屋で予約して貰いました。 後で分かったのですが、ネット予約分の2泊は通常料金の約20%引きだったのに、電話で追加して貰った1泊は5%引きでした。 予約は余裕をもってされた方が良いですね。
予約した部屋はスイートの1ランク下の Grand Club Room なる 79M2 の角部屋です。 57階の Club Lounge での無料の朝食に加え、14:00~16:30 の Complimentary Afternoon Tea 、17:00~19:00 の Complimentary Cocktail & Canape Hour (お酒飲み放題)、無料インターネット、無料市内電話などの特典が着いた豪華な部屋です。(飛行機が無料だったので奮発しました)
旅行日程:
4月6日
雨の夜9時前、自宅出発、バス電車を乗り継ぎ22時頃羽田空港へ
JAL サクラ ラウンジ で遅い夕食
4月7日
深夜1時に離陸(JAL035便)、朝7:00頃、シンガポール CHANGI 国際空港 到着
空港の銀行で両替:2万円が SG$ 257 に替わりました。
1SG$=77.82 円くらいの感じでした。 1SG=80円と記憶
タクシーでホテルに向かい、ベルデスクに荷物を預けて屋上のプールで休憩
徒歩でマーライオン 見学ツアー
マーライオン近くの Starbucks でサラダとホットサンドのランチ(21$と高かった)
近くの MRT Raffles Place 迄歩き、NS 線で Marina Bay 経由、ホテルの有る
CC 線 Bayfront 駅へ移動。 MRT(地下鉄)を初体験
地下街の運河通りや噴水、フードコート、アイススケートリンク、カジノを散策
ホテルに戻り、ようやく部屋に入る。タワー3の24階の角部屋が割り当てられました。
ベル・デスクからの荷物の配達を待って、57階の Club Lounge に行き、
Afternoon Tea と Cocktail & Canape Hour を堪能。飲み物メニューはけっこう
豊富に揃っていました。癌にかかって居なければ死ぬほどお酒が飲めたのに残念。
妻が酔ったので、プールサイドで夜景を見ながら休憩し、その後一般客の入れる
スカイデッキを散歩した後 部屋に戻り就寝
4月8日
朝、部屋のベランダから植物園の方向に虹を発見
朝食後、夕方までプールと Club Lounge での無料のおやつタイム、
ドリンクタイムを楽しむことにしました。
夜、ナイトサファリに行こうと思ったのですが雨の予報で行くのを止め、
MRTを乗り継いで、名門 RAFFLES HOTEL のロビーとショッピングアーケードを
覗いてきました。 流石に我々のホテルとは風格が違いました。
ホテルに戻りカジノに行ったのですがラスベガスと違い勝手が分からず、妻が
スロットマシーンを少しやっただけで、直ぐに出て21:30開始のホテル EVENT PLAZA での
噴水ショーを楽しみました。ラスベガスほどではありませんが、レーザービームや
水煙にプロジェクションの画を映し出したり、それなりの演出がされており楽しめました。
ホテルの部屋に戻り SKYPE をつなぎ、東京の娘と横浜の息子に状況報告をしました。
息子が3か所から参加のお試し回線をトライしてくれたのですが、私の iPad のみが音声のみ
の通話になり、面白くないので、娘、息子と個別に2回に分けて回線をつなぎました。
直近のシンガポールを良く知っている娘から「ホテルにじっとしているだけでは駄目、
リトルインディアとかチャイナタウンとかアラブストリートは行ってみるべし」・・・
とのアドバイスが有ったので翌日早速、覗いてきました。
4月9日
朝からリトルインディア、チャイナタウンを散策
歩き過ぎて疲れたので、チャイナタウンからホテルまでタクシーで移動
ホテルのショッピングアーケードにあるフードコートでラクサとジャージャー麺を体験
ラクサは口内炎のある私には痛くて食べれなかったです。主にジャージャー麺(韓国?)を担当
ホテルに戻り水着に着替えて屋上プール( Sands SkyPark Infinity Pool が正式名称)へ
16:30頃にもの凄い雷雨になり、建物の一部に落雷を目撃。未だ雨季でも無いのに
毎日夕方にスコールが降る状態です。 待っていると 1~2時間でやみます。
17:00 からの Cocktail & Canape Hour で赤ワインを一杯だけ頂き
18:00 頃に島の北部が雨なら諦める覚悟で、タクシーでナイトサファリに向かいました。
幸い雨も降らず何とか19:30 からの日本語トラムツアーと20:30 からのアニマルショーを
見物できました。日本語トラムの乗車料こみでしょうか二人で 78$ (タオルのお土産2個付)
でした。ホテルからナイトサファリ間のタクシー代は往路が 32$、復路が 27$ でした。
トラムツアーでは、暗いうえに動いているので私の写真撮影は全てボケボケ
でした。 どんな動物がいたかは、ご本家のWEBサイトからの下の写真を拝借しました。
アニマルショー(正式には Creatures of the Night Show と呼ばれています)は 20 分間
ほどの時間でしたが、クライマックスは体長5Mほどのニシキヘビの登場。
私たちは前から2列目のベンチに座っていたのですが、その真下(正確には3列目の観客の
足置き場の 鍵付き鉄板部分)から登場させて、蛇嫌いの妻をびっくりさせていました。
その蛇をタケオという日本人客の首に巻きつけ、スタッフ全員が居なくなって置き去りにする
シーンも演出されておりあっという間に楽しく時間が過ぎました。
22:00 頃、タクシーでホテルに戻り、カジノに再挑戦。2階建になっており、1階が喫煙席
2階が禁煙席でした。 ゲームのルールは今一理解できなかったのですが、プレイメイトの
美女の写真がいっぱいあるスロットで私が何回か回転させた所、ビギナーズラックでしょうか、
いきなりカードをめくる画面になり、適当に選んでいくとマシーンが勝手に数十回
勝手に回転を始め、10$ の掛け金があっという間に 29.5$に 増えてしまいました。
妻が既に 20$ を使い切っていますので二人で 30$ を投資して 0.5$ の損。僅か 40 円ほどで
二人が2日間遊ばせてもらったことになります。因みにカジノ内のドリンクは無料でした。
その後、ホテルの部屋に戻り横浜の息子と Skype で交信して就寝
4月10日
朝食後、チェックアウトの 11:00 まで 今回の旅行最後のプールを楽しみました。
プールのあと部屋に戻り、シャワーを浴びたいからチェックアウト時間を 12:00 にしてくれ
と concierge に交渉し、無料延長を OK させ、12:00直前に部屋の TV で Video Checkout。
ロビーで印刷したレシートをゲットし、夕方まで荷物をベルデスクに預け、
38年前に1か月程滞在したオーチャードロードの ホテルの辺りを思い出探しの散策。
オーチャードロードは街並みも変わり、むかし滞在した正確な場所は分からなかったですが、
MRTオーチャード駅近くの Hilton ホテルのフロントに立ち寄り、「俺40年ほど前に
この辺りのホテルに1か月滞在したのですが、ホテル名が Hilton だった記憶がないけれど、
Hiltonはいつからここにありますか?」などと聞いてしまいました。「はい私たちは40年前から
この地に有ります」・・・との答えでした。シドニーから日本への帰途1か月ほど滞在したのは
このホテルだったのかも知れません。
思い出の地めぐりを終え、オーチャード駅近辺のフードコートで大行列になっている
Fish Ball Noodle 店を発見。 美味いに違いない・・・と列に並び、一杯のかけ蕎麦ならぬ
一杯の魚肉ボール入り生めんスープを2人で一つ購入。おわんとフォークを一人分追加してもらい
近くの席で頂きました。
Fishball にはyellowtailの身のみを使用とのことで美味い、麺も何種類かのうちから、
生めんを選んで大正解。鰹節と昆布の出汁の様なあっさり味で大変おいしく頂きました。
私は少し足らなかったので、すぐそばのインドカレー屋さんからナンを一枚だけ窯で焼いて
貰ってお腹にいれました。IONショッピングモール下のフードコートにこの店はあります。
一杯 5 $ とやや高めでしたがお勧めです。
昼食の後、MRT南北線〔赤)で City Hall 駅経由、東西線(緑)で Bugis 駅へ
娘が言っていたアラブストリート見物です。 イスラム教に興味は無いですが
モスクがありましたので行ってみました。武富士に似た標記の Bugis 駅 B出口 が
サルタン・モスクへの最短出口です。
この後ホテルに戻り、屋上スカイパークのバーでビールで水分を補給、休憩の後
18:00 頃チャンギ空港に向かいホテルを出発しました。 空港のJALカウンターには
未だ誰もおらずスタッフはフライトの2時間前に来ます。との表示のみがありました。
再びインフォメーションデスクに行き、この紙をください・・・と無料 WiFi の IDと
Passsword が書かれた紙をゲットして Line の間違いさがしゲームと将棋で時間を調整。
19:50 頃にチェックインが開始され、空港の SATS Premier Club Lounge へ、
ラウンジで不味い軽食と先ず先ずのワインを頂いた後、お土産のTWG紅茶を探しまわり
ましたが見つからずインフォメーションデスクに聞くとターミナル2で出店しているとの事。
我々の居るターミナル1からターミナル2までスカイトレインに乗り30分間で大急ぎで
往復することになり、妻は息がきれる状態。でも何とか目的の品をゲットできました。
でも、こんなことならホテルのショッピングモールで買っておくべきでした。
支払いには手持ちのシンガポール$を残らず使い、不足金のみカード決済です。
こうすれば、現地通貨を一銭も無駄に日本に持ち帰らない、長年の知恵なのです。
折角早く空港に着いたのに時間の使い方が拙かったようです。
搭乗開始直前に搭乗ゲートに滑り込みました。現地を 21:50 離陸。
4月11日
往路、復路ともに 6 時間と 55 分のフライトで、
復路は早朝6時前、羽田に無事到着です。
羽田空港では家の近くまで行くバス便迄時間があったため
JALアライバルラウンジなるところに立ち寄ってみました。狭い空間でしたが
暖かい飲み物と、メゾンカイザーの焼き立てパンが置いてあり、シャワー室も完備で
働く現役の方には、ひげを剃ってそのまま会社に向かえる嬉しいサービスの様でした。
今回の旅は、ホテルが良かったこともありますが。大満足な旅でした。
出来たら子供たち(孫?)を連れてまた行ってみたい気持ちです。
トピックス:
マリーナ・ベイ・サンズホテル:
ロビー: どこかのコンベンションセンターの様な感じで風格は☆3つくらいのイメージ
下の写真で、空間に写っている橋は海側の植物園に行来するための橋です。右手が植物園。
一旦左手のホテルの外に出ると、タワー1とタワー2の間辺りに蒸し風呂のように暑い
エレベーターがあります。 そのエレベーターで最上階 ( 6F ?) に上がるとこの橋を渡れます。
受 付: 予約バウチャーに受付はVIP Lounge と記載されていたのを見過ごし、一般客用の列に
並んだのですが受付が遅すぎます。到着した時は10数人の受付要員で対応させていましたが
一人一人に丁寧すぎる時間をかけ、30分ほど二度も列で待たされました。対応☆2つです。
行ってないですがVIP専用の受付と言うのも有ったようです。
ベルデスク:荷物の預かり、引き渡し、部屋への搬送・・・ともに合格
コンシェルジュ:EVENT PLAZA の場所やナイトサファリ情報等を聞いたところ実に的確でした。
妻が慣れないサンダルで足に豆が出来てしまった際にバンドエイドが無いか聞いたところ
常にポケットにバンドエイドをしのばせているオジサンの前に連れて行ってくれて
何個か頂きました。感謝☆5つです。
プールとクラブラウンジ: 対応もよく大満足でした。☆5つです。
プールや Club Lounge に行くには写真の様なカードの提示が求められます。
プールに出入りする際には腕に日替わりで色違いのリストバンドが巻かれます。
部 屋: 毎日の清掃も完璧で、部屋の電話機にある concierge ボタンを押すと直ぐに対応してくれる
しくみに成っており完ぺきでした。 部屋に George Clooney の TVCM の様な珈琲と
コーヒーメーカーが有ったので飲んだあと、おっと別料金かぁ?と concierge ボタンを押して
聞いたところ冷蔵庫の中身以外は全て無料です・・・との答えがあり安心しました。
毎日ベッドサイドに置いてあるミネラルウォーターには complimentary のラベルが付いていた
のに珈琲には付いていなかったのです。ミネラルウォーターは速攻で冷蔵庫に投入しました。
部屋やベッド、お風呂は☆5つです。トイレがウォシュレットで無かったのだけが残念でした。
ACコンセント:デスクの右奥の蓋をあけると写真の様なコンセント(BF型)が出て来ました。日本型との
変換アダプターも1個付属していました。マルチコンセントも1個付いていました。
コンセントにはそれぞれ電源スイッチが付いています。ドライヤーやコーヒーメーカーを
使うときにはプラグを刺して、スイッチをオンにする必要があります。
KEYカード:エレベーターと部屋で使いますが、すぐに壊れるようです。プールに行き、日焼け止めを
取りに部屋に戻った際、エレベーターでは使えた同じカードで部屋のドアーが開きません。
エレベータホールに電話が有ったのでピックアップすると concierge が直ぐに出て、事情を
話すと「本人確認のため私のクレジットカードの下4桁を教えてくれ」とのこと。覚えてないと
答えると、名前とチェックイン日とチェックアウト予定日を確認され・・・「本人確認が
できました。お部屋の前でお待ちください。セキュリティーを向かわせます」・・・とのこと。
スペアキーを持った係員が現れて部屋を開けてくれました。 「KEYはフロントに行って作り
直した方が良いでしょう」・・・とのこと。水着でフロントに行っても良いかと確認したところ
問題ないとの事。少し恥ずかしかったですが水着とビーチサンダル姿で受付に行ってきました。
この時妻が持っていた古いキーカードを何故か部屋の引出に入れていたのですが、妻が間違って
古いカードを持ってプールに行こうとして34階のエレベータホールで身動きが取れなくなった
事件がありました。壊れたカードは即処分すべきですね。
エレベーター:タワー1、2、3それぞれのエレベーターで希望のフロアーに行くには宿泊者用KEYカード
が必要です。 一般客が入れる有料スカイデッキだけは専用の直通エレベーターがあります。
タワー1、2、3では、エレベーターに乗ると数字ボタンのしたのカードスロットにKEYを
挿して引き抜くと緑のランプが点滅を始めます。 ランプの点滅中に行先階のボタンを押し、
”ビン”と言う音と共に行先階のランプが点くとOKです。 ランプが点いても直ぐに消える場合は
やり直しです。写真はタワー3のものでプールのある57階へは34階で乗り換えです。
朝 食: 毎日行くと飽きますが、果物を含め、シンガポール特有のビーフンや小龍包などもあり
結構豪華でした。果物は常にふんだんに用意されているのですが、ジュース類のサービスが
意図的に遅い感じがしました。 ジュース類は客が勝手に取れないように奥まったところに
配置されており、注文して配達を待つ必要が有りました。 その配達が遅く感じられました。
ジュース類は果物より単価が高いのかも知れません。
インターネット:上記ACコンセントの写真左手に有線LANの青いコードが映っていますが、
iPad 用の WiFi も部屋中に電波が飛んでいました。WiFi に接続するには
部屋番号+名前の最初の3文字を入力して LogInn するだけでした。
アクセス: チャンギ空港からホテルまで、以前はバス便が有ったようですが、現在は無くなっており、
タクシーかMRTがホテルまでの交通手段です。空港~ホテル間のタクシー代は 20$ 程でした。
マリーナ・ベイ・サンズ・ホテル ~ マーライオンの歩き方:
シンガポール到着の当日、ホテルの屋上プールでゆっくり休んだあと、 15:00 のチェックイン迄に
時間がたっぷりあったので、歩いてマーライオンに会いに行ってきました。
写真を撮りながらゆっくり歩いて30~40f分ほどでマーライオンに着きました。湘南海岸のような素敵な
ウッドデッキの歩道を期待していたのですが、全行程コンクリートでした。ウッドデッキだと
スコールですぐに駄目になってしまうのかも知れません。
私たちは下の地図のグリーンのコースを辿ってしまいましたが。ピンクの HELIX BRIDGE を通るコース
の方が景色が良かったようです。下の写真左下のらせん状の橋が HELIX BRIDGE です。
ホテルのロビーでボーイさんに行き方を聞いたところ、遠いからタクシーで行った方が良いよ。
どうしても歩くならタワー3の出口から歩けるよ・・・と超アバウトなアドバイスを貰い歩き始めた
次第です。後の祭りですが、コンシェルジュに聞いておけば HELIX BRIDGE を通るコースを
地図付きで教えてくれたはずです。
マーライオン公園からMRTラッフルズプレイス駅までは、徒歩で10分位でした。マーライオン裏手の
フラトンホテル前の道路沿いに少し歩き、ビル街で右手に入っていくとMRTの標識がありました。
地下街に出るとMRTの駅がありました。
シンガポールの地下鉄MRT:
大雑把に言うと赤の南北線、緑の東西線、黄の中央線、紫の北東南西線の全4系統でした。私たちの宿泊したマリーナベイサンズは黄色の路線の Bayfront 駅の真上にありました。 マーライオン近くの駅 Raffles Place 駅からは 南北線で隣の駅 Marina Bay 駅で乗り換えです。
切符の買い方
行先を路線図と駅名のどちらかから選びます。
私たちは路線図を選択(タッチ)
2回目以降、6回目までは発券機右下の”カードリーダー”に前回使ったスタンダードチケットを置いてから以下の操作を行います。理由はこの記事の最後で説明します。
路線図から目的の駅にタッチ
(この時はOrchard を選択)
料金が表示されるので
二人の場合+ボタンを押すと倍の料金が表示されます。
表示された金額を投入します。
お札はコイン右手の投入口から払います。
切符が出てくるのでピックアップします。
お釣りがある場合忘れずに・・・
ゲートに進み
右手前のカードマークにタッチ。
スタンダードチケットです。
Suica より薄いですが三層構造になっており、剥がすとコイルが見えますので、多分日本のSuica や Pasmo と同じソニーのフェリカカードだと思います。使い終わったら回収して再利用するのかもしれません。
初めて購入するときに0.1$のデポジットを預け(支払わされ)ます。2度目に切符を買うときに発券機のカードリーダーにこのチケットを置き料金を払うと、2度の目的地までの料金がカードにチャージされ、入退場はこのカードを使います。3度目の利用時に料金が0.1$分安くなり(デポジット返金)・・・6回目の利用時に更に0.1$値引きしてくれる仕組みの様です。
私たちは毎回切符を買うことに注意が向き、再利用する意識がなく、毎回切符を買ってしまい14枚ほど日本に持ち帰ってしまいました。
1人7回分ですから買うのは2枚で済んだはずです。5枚分のデポジット0.5$と6回目のディスカウント0.1$、2人分で1.2$(約96円) が無駄になった計算です。チケット裏面をみると購入日から30日間6回まで使えます・・・となっています。 面倒なシステムですので、此れからシンガポールに初めて行かれる方はご注意ください。
有効期限が切れようが、返した方が良さそうなので娘に渡し、友人のシンガポール人が東京に来た時に持って帰ってもらおうかと思います。
チャンギ空港での Free WiFi サービス:
空港のインフォメーションカウンターに行くと無料の WiFi アクセス用 ID とパスワードが書かれた紙が貰えます。到着ロビー・出発ロビー共に貰えます。有効期限は4時間のみですが街中のマーライオン近くのスターバックスでもアクセスできました。
Wireless@SG 社のサイトからも ID とパスワードがゲット出来る様です。 此れから行かれる方はトライされてみては如何でしょうか?
カジノ 入場の際の ご注意:
外国人はパスポートを持って行くべし・・・と言うのは知識として有ったのですが、服装と荷物に関してすこし補足します。
1)普通の服をきていればどんな格好でも入場 OKですが、男性が帽子を着用したままの入場はNGでした。紳士淑女の社交場のマナーに反するようです。 私は禿隠しに、つば付の帽子(キャスケット)を被って行ったのですが、被ったままの入場は駄目だと言われました。でも何故かつば部分を後ろに回せば帽子では無くなる (?) のでOKとの事。キャスケットで、たるんだ布をまえに被ると妙な感じなので、脱いで妻のカバンにしまってもらいました。
2)カバンやカメラの持ち込み。ポケットに入る程度の小型のカメラは持ち込みOK。 昔のカメラの形をした中型以上の大きさのカメラの持ち込みはNGです。鞄はバックパックを背中にしょっていたのですが入場NGでカメラと共にクロークに預けさせられました。 紛失を恐れ、カメラから素早くSDHCカードだけは抜きとって預けました。預入・引き取りの際にいちいちパスポートが必要です。
マリナベイサンズホテルと周辺地図:
PHoto Library :
1日目~2日目
3日目~4日目
エアーポートリムジンバスの往復切符:
帰国日に羽田空港からバス便で家の近所の「港南台・バス停」までリムジンバスで帰って来ました。
翌日、お財布の中からYCAT~羽田空港間の往復切符を2枚発見。片道560円が往復だと940円になりお得だったので空港に向かう時に買った切符です。帰国時にこの切符を持っていることをすっかり忘れ、早朝のラッシュアワーの時間帯で駅や電車が混むと思い、別のバス停「港南台バス停」に向かってしまった次第です。
切符を見ると裏に、有効期間30日間の文字を発見。後日横浜駅に行く用事のある時にYCATに立ち寄り、恐る恐る聞いてみたところ「はい、返金させて頂きます」とのこと。良かった無駄にせずに済んだ・・・と思っていたのですが、購入金額ー正規の片道運賃ー手数料100円が払戻金額だとのこと。2人分で560円(280円x2)返してもらい翌日のパンを買って帰りました。
歳のせいにしたくないですが、最近、夫婦とも、物忘れが多くなりました。困ったものです。
2012_8 France tour [旅行記]
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2012年8月17日 UP
7月29日~8月5日の8日間、Trapicsのツアー(添乗員なし)で Paris、Mont Saint-Michel、Versailles、Giverny、Rouenに行ってきました。
旅行会社に手配して貰ったのは航空券、ホテル6泊、空港送迎、モンサンミッシェル往復観光バスのみでベルサイユ、ジュベルニー、ルーアンへの鉄道や入場券等は全て自分で手配しました。今回のツアー参加者は我々夫婦2人だけでラッキーでした。 でもちょっと不安でした! 何故なら2人ともフランス語が全く話せないのです。 コース番号: 92EF8M4 ← ココをクリックするとツアー概要と日程が参照できます。(2013年3月まで)
旅行中に撮ってきた写真をニコンのサイト( Nikon Image Space )にUPしておりますのでご興味のある方はご覧ください。 1ファイルあたりの枚数が200枚に制限されていますので3つのファイルに分かれております。 下の3枚の写真を左から右へ順にクリックしてみてください。 全部で450枚ほどあります。
撮影機材はニコン COOLPIX P510 で原画サイズは4608x3456ですがサイト容量の関係でここでは1856x1392ピクセルに落としています。 ZOOM-UPシーンもいくつかありますが三脚は一度も使用しておりません。夜景用に三脚と懐中電灯を持参したのですが不用でした。 カメラの設定を現地時間に変更するのを忘れたため写真の撮影時間がすべて日本時間表示となっております。 サマータイム中でしたから7時間引いたのが現地時刻です。
7月29日(日曜日): 移動日
成田空港 Trapics カウンターに 8:40 集合:
・KLMのeチケット x2 枚 Tokyo/AMS/CDG, KL-862/KL-1245, 10:40-15:05/17:45-19:00
・ホテルのバウチャー(宿泊券) x 3 枚
・モンサンミッシェル ツアーのバウチャーx1 枚
・LADUREE 社の MACARON x 4 個引換券 x 2 枚
・METRO の切符 10 枚セット x 1
・現地旅行会社 MIKI TOURIST の ITINERARY と各集合場所の地図 x 1
空港カウンターで上記を渡され、はい行ってらっしゃ~い。航空会社 (KLM)のチェックインも自分でやってくださ~いとの事。2 人ともスーツケースをチェックインすることにした為 30 分ほど行列に並ばされました。
何とか定刻に成田を出発して乗り継ぎ空港のアムステルダム Schiphol(AMS) 空港に到着。ここで飛行機を乗り換えてパリに向かうのですが、昔なら Transit Room に入り、パリ行の便に乗り換えてパリで入国手続き。。。だったのですが、最近はシェンゲン協定なるものに従って、日本からの飛行機を降りたら直ぐに TRANSFER なる標識の方向にある乗り継ぎ便の搭乗ゲートにひたすら歩くようです。やがて搭乗ゲートの手前に手荷物検査と入国審査が現れてシェンゲン協定加盟国の一つオランダに入国することになり、フランスでは入国審査が省略され税関検査のみになります。そう言えば昨年1月にスイス経由でスペインに行った時もスイスで同様の手続きを行いました。
16:00きっかり(=日本時間 23:00)に Schiphol(AMS) 空港でお薬タイム。筆者はきっちり8時間置きに抗癌剤を服用しなければならないのです。空港の水は 500cc が €2.5 でやや高めでした。
その後、ほぼ定刻の 19:00 頃パリの Charles De Gaulle(CDG) 空港に到着。 荷物が中々出てこない。 30~40分くらい待った頃突然のアナウンスに一斉に荷物を待っている乗客が別の Baggage Carousel に移動。突然運搬台が変ることは良くあることなので皆についていくと成田で預けたスーツケースが 2 個とも無事に出てきました。この後は通関の筈なのですが、税関検査はなしでした。
税関検査場を出た所に空港送迎のイケメンさんが迎えに来ていました。そのまま宿泊先の
Best Western OPERA Saint Lazare Hotel, 9 Rue de Constantinople 75008 Paris へ
ホテルはオペラ周辺地区ということでしたがオペラ座までは地下鉄を乗り継がないと行けない距離。でも至近距離に地下鉄の駅が2 つと国鉄(SNCF)のサンラザール駅があり周囲も閑静な住宅街の雰囲気で結果オーライの三ツ星ホテルでした。
ホテルにチェックインを済ませ、時差ボケを堪えながら2人で国鉄 Saint Lazare 駅へ。 8/3 に乗る電車の切符をインターネットで購入したものの3区間のうち Vernon~Rouen 間のみ何故かeチケットでなく駅の発券機に通知番号とクレジットカードを挿して受け取る必要があった為です。夜9 時過ぎのサンラザール駅はマシンガンを持った兵隊さんが警護しておりちょっとビビりましたが、何とか目標の自動発券機(左の写真のもの)を見つけて、切符の印刷に成功。でも2人乗るのに1枚しか切符が出てこない。 不安になり駅のInformationDesk に行ったところ優しいお姉さんが実にきれいな英語で「2人分の切符になっていますから大丈夫ですよ~」と教えてくれました。
ついでに「 8/2 にベルサイユ宮殿に行きたいが切符を購入できますか?」と聞いたところ「此処では売ってませんが、向こうの切符売り場に行けば買えます」との実に親切な回答。 そのまま切符売り場に行き、パリ版 駅前探検倶楽部の様なサイトで検索した状態の画面を見せて往路のみの切符を2枚購入。ベルサイユまで片道一人 €4.0 でした。
小腹がすいたので駅近くのレストランで生ガキの盛り合わせと白ワインをとり、ホテルに戻って爆睡しました。
以下、同様に毎日の行動を詳細に記そうとも考えたのですが、読みづらく面白くない内容になると考えTopicsごとの記載に変更します。 以下ツアー日程は読み飛ばして頂いて結構です。
ツアー日程:
7月30日(月曜日):Paris
ホテル近くのメトロ 2号線 Rome 駅からモンマルトルの丘ふもとの Anvers 駅へ ⇒ サクレ・クール大聖堂 ⇒ Tertre広場 ⇒ Petit Train(プチトラン)で始発駅のBranche駅前ムーランルージュへ ⇒ 2号線 Branche 駅から Ch.de Gaulle Etoile 駅 ⇒ 凱旋門(Arc De Triomphe)とその屋上 ⇒ シャンゼリゼ通り散策 ⇒ メトロ6号線で Bir-Hakeim 駅近くの エッフェル塔第3展望台へ ⇒ タクシーでホテルに戻り着替え ⇒ メトロ3号線と9号線を乗り継ぎ Alma Marceau駅へ ⇒ Bateaux-Mouches社のディナークルーズ乗船 ⇒ メトロでホテルへ戻り就寝
7月31日(火曜日):Paris→ Mont Saint Michel
ホテルをチェックアウト ⇒ メトロ3号線 Europe 駅から H.Caumartin経由9号線 C.d’ Antin La Fayette 駅へ ⇒ モンサンミッシェル(MSM)行の日帰りツアーバス乗車 ⇒ MSM到着後 Hotel De La Digueでランチ ⇒ シャトルバスでMSMへ ⇒ 世界遺産MSM修道院入場見学 ⇒ ツアーメンバーと別れて Mercure Mont Saint Michel ホテルへチェックイン ⇒ 満ち潮のMSM見物 ⇒ ホテル近くのスーパー(SUPERMARCHE)を見物 ⇒ ホテルに戻り夕食 ⇒ 夕焼けとライトアップのMSM見物 ⇒ 就寝
8月1日(水曜日):Mont Saint Michel→ Paris
シャトルバスでMSMに再入場して散策 ⇒ お土産購入 ⇒ 軽食ランチ ⇒ 夕方MYU社のMSM日帰りバスツアーにピックアップして貰って夜遅くパリに戻る(途中チーズで有名なポンレヴェックでノルマンディー料理<鴨肉>の夕食付) ⇒ 前回と同じホテルにチェックインして就寝
8月2日(木曜日):Paris→ Versailles→ Paris
国鉄 Saint Lazare 駅から電車で Versailles-Rive Droite 駅に移動 ⇒ 徒歩でベルサイユ宮殿へ ⇒ 宮殿内見学後プチトランでトリアノン宮と庭園を見学 ⇒ RERの Versailles-Rive Gauche 駅 から Invalides駅とメトロ Concorde 駅を乗り継いで Musee de Louvre 駅へ ⇒ ルーブル美術館見学 ⇒ メトロ1号線と4号線を乗り継ぎシテ島へ ⇒ ノートルダム大聖堂見学 ⇒ ホテルへ戻り近くの可愛い娘さんの居るレストランでディナー ⇒ 就寝
8月3日(金曜日):Paris→ Giverny→ Rouen → Paris
国鉄 Paris Saint Lazare 駅から電車でVernon 駅へ ⇒ バスでモネの家のある Giverny へ ⇒ モネの家と庭園見学 ⇒ Vernon 駅で軽食ランチ ⇒ 電車で Rouen Rive Droite 駅へ ⇒ ジャンヌ・ダルク教会 ⇒ マルシェ ⇒ 大時計 ⇒ ノートルダム大聖堂 ⇒ ティータイム ⇒ Rouen Rive Droite 駅から Paris Saint Lazare 駅に移動 ⇒ ホテル ⇒ コンコルド広場とオペラ座で夜景観光 ⇒ ホテル近くの可愛い娘さんの居るレストランでディナー ⇒ 就寝
8月4日(土曜日):Paris→ 機内泊
空港行の迎えの車が11:40と時間が有ったので9:30開場の Orsay 美術館に飛び込み駆け足で見て回る ⇒ メトロでホテルに戻り空港へ ⇒ KLMの自動チェックイン端末で自分で搭乗券とチェックイン荷物の荷札を印刷しチェックインカウンターへ ⇒ アムステルダム経由日本へ (CDG/AMS/Tokyo, KL-1234/KL-863, 14:40-15:55/17:40-11:55)
8月5日(日曜日):帰国
パリ発のKLMが機体の調子が悪いとかで1時間強離陸が遅れ、アムステルダムの乗り継ぎ便に間に合うかヒヤヒヤしましたが、11:55ほぼ定刻に帰国できました
今回もよく歩きました。 オムロンの歩数計の時刻を日本時間のままに放置し携帯したためフランス国内での日毎の正確な歩数は不明ですが、家に帰ってパソコンに吐き出した数字は:
7/29 4991歩
7/30 14723歩
7/31 10379歩
8/1 15666歩
8/2 18209歩
8/3 20522歩
8/4 19759歩
8/5 2793歩でした。 滞在中日本時間の24時(=現地時間夕方5時)に毎回ゼロリセットされていました。
パリのCDG空港で液体物を買った場合、乗り継ぎのAMS空港を通過できるか?
パリ発、乗り継ぎ空港のアムステルダム・スキッポール空港に向かう機内で、我々の席の前列に座ったお年寄りの女性3人を連れた女性が母親らしき方と話しているのが聞こえてきた。「だからチョコレートやマカロンは液体物扱いだから空港で買ってもアムステルダムの空港で没収されるんだって!」「手荷物検査の前で食べてしまえば良いんじゃない?」「そんな問題じゃあなく持っていちゃーいけないの!!!」
何々、我々はチョコレートを空港で何個か買ってきちゃったけど没収されるの?。。。う~ん、仕方ないな~ だけど昨年スペインの帰りに空港でシェリー酒を買って帰った時は経由地のスイスの空港を無事に通ったぞ~。 ダメもとで没収覚悟で手荷物検査を受けよう。。。と心配していたのですが、何の問題もなく検査を通ってしまいました。 オリンピックの誤審と同じく見落としかあ?と気になっていたのですが、明確な回答がKLMのWEBに載っていました。下記です。 要はEU域内の空港免税店で購入し密封してもらい一定期間内の免税品領収書が添付され未開封のものはお酒でも何でも、日常携行品とは別枠で通るということのようです。 ただし何故か日本の空港免税店で日本酒を買いパリに持ち込もうとしても乗継便の場合はダメなようです。 米国やシンガポールからはOKなのに不公平です。 日本の外交努力不足ですね。 <KLMのWEBはこちらです>
免税品以外の日常携行液体物の制限はご存知の通り下記です。
パリの地下鉄とRER事情:
「パリのメトロやそれに接続している近郊電車(RER)は危険だ」とのネット情報が氾濫していますが、旅行会社が成田出発時に10枚入り回数券を支給してくれた事もあり、我々は無被害でメトロを乗りまくって来ました。何といってもパリ市民の足で何処へ行くにも便利でした。バルセロナやマドリッドの街中もそうでしたが、名所が近くにある駅のホームには ”この出口方向に観光スポット有り” を表す茶色の標識があり、東京のようにGoogleMapで出口番号を頭に入れておく必要もありません。駅によっては反対側のホームにしか表示がない所もありましたが観光地の方向には人の流れが大概ありついていけば着きました。
↑ Click above map to download 1.7MB original PDF file.
でも、一度だけ妻が落ち込んだことがあります。ヴェルサイユとルーブルを観光後、シテ島のノートルダム大聖堂にメトロで移動していた時、やや混雑する車内のドアー近くのポールにつかまり2人とも立っていたのですが、ルーブルの次のRivoli駅で妻が声を上げたので「どうしたの?」と声をかけると「あの親子危ない!ドアーが閉まる直前にホームに飛び出しもう少しで挟まれる所だった」。。。「あ空いてる! リュックサックの紐とその上のカバーがパックリと開いてる!!!」 「でも、財布も中身も有るし、小銭入れもある、パスポートも有る。被害なし。良かった~~~」と、その場は収まったのですが、「でも、少女がホームで私を振り返ってニヤツと笑ったのは何だったのか?」。。。とず~と気になっていたようです。
ホテルに戻って「無い。パスポートと一緒に封筒に入れていた9万円の日本円! ヤラレタ~~~」「やっぱりヤラレタンダ! 今晩の晩御飯は抜きよ! あ~~~~ん」とものすごく落ち込んでいました。 しばらくすると「あった!良かった~~~」「今晩は9万円分のリッチな晩御飯にしましょう」と態度一変。
実はホテルに帰ってすぐに「はい、あなたのパスポート此処に置くね」。。。とパスポートを取り出した時に無意識に封筒も一緒に出してテーブルの上に置いた後、「あなたに預けた9万円は大丈夫ね!」「いや、昨日まで俺が持っていたけど今朝1万円だけ抜いて貴方に渡したじゃあないか」と言うヤリトリのあと封筒が無いと騒ぎ出したようです。 それほど2人とも遊び疲れていたのです。。。
結果的に被害は無かったのですが、リュックサックの口を大きく開かれていたことは事実なので、この日以降、妻はリュックサックの使用を止めて小さいバッグをお腹の前で抱える様になりました。
上は使用済みのメトロの切符です。 何枚か紛失しましたが30枚くらいは残っていました。 2人分ですので此れだけで7.5往復分ですね。切符は英語表示のできる自動販売機でコインかクレジットカード、又は数少ないですが販売機によってはお札で、買えます。 1枚が €1.7 、10枚セットが €12.7 だったと思います。 ついでの情報ですが、メトロの多くの車両は駅についてもドアーが自動で開きません。ドアーに付いているノブを時計方向に半回転ほど回して自分で開けます。 ホームに近づいた段階で先に回しておくとあるタイミングで開きますが、電車は未だ動いているので飛び出すと怪我をします。要注意です。
混雑した車内や車両の出入り口付近に立たない等それなりの注意は必要です。
脅かしたくは有りませんが、パリの日本大使館が発信している<安全の手引き>なるサイトが有りますのでご紹介しておきます。http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/france.html#index1
お勧めのセーヌ川ディナークルーズ:
ディナークルーズの会社はいくつか有るようですが、ネットの評判が比較的良い bateaux-mouches 社の一人 €99 の Prestige Menu コースを日本出発前に予約しました。
クルーズの出港場所は Pont de l’Alma(アルマ橋)下の同社桟橋です。地下鉄の Alma Marceau駅から徒歩5分くらいだったと思います。桟橋が2つありましたが手前が観光クルーズ用、奥がディナークルーズ用でした。乗船が19:30~20:15、出港20:30/帰港22:45でした。 Dress コード:Smart Dressと言うことだったので襟のあるワイシャツにジャケットと黒の革靴、ポケットにネクタイを持った状態で行きましたがネクタイは不用でした。受付で日本で印刷した下のバウチャーを見せると乗船券、メニュー、コースマップが渡され直ぐに乗船。
船の中は窓側に2人掛け又は4人垳けの席のみで、テーブルには真っ赤なクロスがかけられ、サービスの冷えたフルボトルのシャンペンが用意されていました。 シャンペンを勝手に飲んでいると、やがて簡単なブルスケッタのようなおつまみが運ばれ、ウェイトレスに前菜と主菜、ワインの中から選択したものを告げ出港です。 クルーズのコースは: 先ず河下に向かい ⇒ 自由の女神像を左舷に見ながら旋回し ⇒ エッフェル塔の真横を通り ⇒ 遅れてきた客でも乗せたのでしょうか一度桟橋に戻り ⇒ 上流に向かってシテ島を左舷に見ながら1週し ⇒ 桟橋に戻る だけのコースでしたが2時間15分もかけてゆっくり回りました。
料理の内容は下記でどれも味はそこそこでしたが雰囲気は抜群でした。 当初「ディナークルーズは要らないよ、普通の観光クルーズにしない?」と言っていた妻からは「やっぱり連れてきてもらって良かった。ありがとう!」と言ってもらえました。 クルーズ中に他社の船と何隻かすれ違いましたがやはり我々の乗った船が一番新しく立派に見えました。これからセーヌ川クルーズを検討中の方にはちょっと高価ですがこの船をお勧めします。
前菜 (一品選択):☆=私のチョイス、〇=妻のチョイス
☆〇 鴨のフォアグラ バゲットトースト添え
グリンピースとミントのガスパッチョ
スモークサーモンとブリニ(そば粉のパンケーキ)オリーブオイル・パール添え
タコのカルパッチョ グリーンサラダ
じっくり火を通した子牛の薄切り肉とつけあわせ
主菜 (一品選択)
〇 鯛のムニエル フェンネル
肥育鶏のアプリコットとフォアグラ詰 ニンジンのクグロフ
季節の野菜のブーケとズッキーニのスパゲッティ
☆鴨のフィレ肉 果実風味 小カブのグラタン
鱈の分厚い切り身、レモンとココナツミルク風味のキャビア
季節のチーズ2種
デザート(一品選択)
レッドフルーツスープ バジリコ風味
☆ チョコレートのフイヤンティーヌ
桃のサブレ
〇 レモンとホワイトチョコレートのタルト
中がフランボワーズのブラックチョコレートのドーム
コーヒー または 紅茶
ワイン(二人で1本)
Blanquette de Limoux AOC Castel Mouche, the Admiral’s old vines
☆〇 Lussac Saint-Émilion, AOC (辛口の赤)
Bourgogne aligoté, La Chablisienne
主菜が終わった頃、何人かがデッキに行ったのでお行儀悪く我々も行って夜景写真を撮って来ました。席に戻るとチーズが置いてあり直ぐにデザートと飲み物を何にするか聞きにきました。
大満足のクルーズの後、予定通り22:45に帰港し、ほろ酔い気分で、メトロの Alma Marceau駅から Europe 駅に戻りホテルまで歩いて帰りました。 危険は全く感じませんでした。
今日現在クレジットカード会社から請求が届いていますが、 €99 x 2 x @ 96.723 = yen 19,151 でした。やはり銀行や両替店で両替してキャッシュで払うよりクレジットカード会社の両替レートには大満足です。 これから全部でいくらの請求書が届くのか不安ですが、円を両替して現金で消費するより現地通貨建てでカード払いするのが一番お得ですね。
凱旋門とエッフェル塔入場:
ツアー初日の月曜日に凱旋門とエッフェル塔に上って来ました。
凱旋門の方は20~30分で入場券が買えました。地下通路で行列に並び、半地下のような切符売り場で入場券を購入。1人 €9.5 でした。屋上までは螺旋階段をひたすら上りました。屋上でシャンゼリゼ大通りやエッフェル塔の写真を撮っていると、シャッターをお願いしますと新婚さんに頼まれて快諾。モンマルトルの丘もそうでしたが、流石にパリには新婚さんが多いですね。
エッフェル塔は1機しか動いていないエレベータに向けて入口が2つありました。1つは入場券を前売りで購入済の人用の入口、もう1つは当日券売場への入口です。我々は午後2時すぎに到着したのですが、こちらの方は長蛇の列になっていました。何と切符購入までに費やした時間は2時間でした。はじめの頃は単純に原因はエレベータが1機しかないからだろうと思っていたのですが、通常ガラガラのもう一つの入口が観光バスが着くとどっと人で埋まり、それと当日券を購入した人が交互に1機のエレベーターを目指しているのが更なる原因だと分かりました。
2時間待ちで第3展望台(SOMMET)までの切符(1人 €14 )を購入した後も第1経由第2展望台行のエレベーターを延々と待ち、第2展望台で第3展望台行のエレベーターをまた待つ必要がありました。下りもしかりです。全部で4時間も消費してしまいました。
時間はかかりましたが第3展望台には行って良かったと思います。パリの街の観光地の位置関係が実によく分かりました。ルーブル美術館のガラスの三角屋根も見えました。世界のタワーのイラストと高さの表示がありましたが日本は東京タワーのままでした。 妻がカメラに収めていると人が寄ってきたので今は634mの新タワーがあるよって説明しておきました。
悔しかったので、前売り券はどうすれば買えるのか帰国後に調べました。2つの方法が有るようです。
1つはエッフェル塔公式切符売場が開設するWEBで直接購入する方法。もう1つがエッフェル塔内のレストランを予約して第2展望台まで専用エレベーターで上がる方法です。何れも他の方のWEBですが参考になりましたのでご紹介します。
1)エッフェル塔の公式HP(英語版)から購入する方法 (パリの営業時間(=日本の夕方~) のみ購入できます)
http://ticket.toureiffel.fr/index-css5-sete-lgen-pg1-lgen.html (エッフェル塔公式ホームページ)
http://www.voyages.jp/cahier_de_voyages/paris/eiffel1/ (公式ホームページの予約方法ほか)
2)エッフェル塔のレストラン" ジュール・ヴェルヌ"を予約して第2展望台まで専用エレベーターで上がる方法
http://www.lejulesverne-paris.com/ (ジュール・ヴェルヌ公式ホームページ)
http://www.parisjoho.fr/restaurant/francais/53jules.html (体験談1)
http://angebleu.exblog.jp/13541380/ (体験談2)
モン・サン・ミシェル:
今回のツアーで一番行きたかったのがここ Mont Saint-Michel(略してMSM)。どうしても夜景や満潮時の写真を撮りたかったので1泊できるコースを選びました。コースと言ってもMYU社のMSM日帰りバスツアーで連れて行ってもらい、翌日のツアーの帰りのバスに拾ってもらうスタイルだったため翌日16:45の集合時間迄はやや時間を持て余しました。
MSMの西方60Kmくらいのところに生牡蠣で有名なカンカルという町が有る様でレンタカーでも有ればに充分行ってこれたのですが、そんなに都合よくレンタカー会社は見あたらず諦め、午前中ホテルでゆっくりし12:00にホテルをチェックアウトして荷物をホテルに預け、MSMに再入場。 島内の気まま散歩を楽しみ、ゆっくり昼食をとった後お土産ショッピングで時間を過ごしました。
宿泊したホテルは Mercure Mont Saint Michel ホテルで、上品なレストランを持つ4つ星ホテルでした。パリのホテルもそうでしたが、ここも部屋でWiFiが使え、持参のiPadで色々と調べものが出来ました。チェックインするときにフロントで日没、日の出時間を聞くと、天気予報と共にそれらの時間が表示されたパネルを指さして教えてくれました。ついでに満潮時間を聞くと、すぐに調べてくれ「今日の満潮は18:39で塩の高さは12.25M、1時間前には見に行った方が良いですよ」と教えてくれました。シャワーも使わずカメラを持って飛び出し撮った写真が上です。 満潮でも水位はわりと低めでした。
因みに満潮情報はフランス語のみですが以下のWEBでも確認できます:
http://www.ot-montsaintmichel.com/index.htm
左上の ” Horaires des Marees ” をクリックして訪問する月をクリックすると以下の画面が出てきます。 この情報によると年内で一番水位が高いのは10/16 : 20:28 と 10/17 : 21:00 の 14M と、10/17 : 8:50 の 13.95M ですね。我々が見た上の写真より2M近く潮位が高いので美しいMSMが見れると思われます。
MSMは今、川下に泥土が溜まり、このまま放置すると陸地化してしまうようです。このため川を掘り起こす工事が進められていました。我々が訪問中もショベルカーが稼働しておりせっかくのMSMの雰囲気を壊していました。フランス語のサイトですが、ご興味のある方は以下のWEBをご参照下さい http://www.projetmontsaintmichel.fr/index.html
又以前は一般車もバスも島まで乗り入れできたようですが、現在は島と陸地をつなぐ道路手前で通行止めとなっています。島までは無料のシャトルバスが夜遅くまで頻繁に運行していました。このシャトル、狭い道路でUターンする必要が無いように車体の前後に運転席が設けられていました。流石に夜間は動いていませんが電話をすれ深夜でも発着場まで来てくれるそうです。発着場の目印は木製のウッドデッキです。
ホテルの話に戻りますが、 Mercure Mont Saint Michel ホテルはレストランも気に入りました。安くておいしくてしかもウェイターさんがイケメンで妻が喜んでいました。前菜に妻はオニオンスープ、私はバイ貝と蒸し海老をとったのですが、ムール貝もおいしいとの情報をガイドさんからインプットされていたものですから、それもとりワインで実においしく頂きました。 でも量がものすごくあり、2人ともメインでとったビーフの料理を半分以上残してしまいました。ムール貝も食べきれなかったと思います。デザートも出ましたが私はギブアップでした。日没時間が迫っていたので珈琲もとらず急いで会計を済ませ、夕焼けとMSMのライトアップの撮影に出かけました。今回の旅の最大の目的、モンサンミシェルの夜景を目に焼き付けホテルに帰りお風呂にゆっくり漬かり爆睡しました。
⇔ Click picture for short slides !
ヴェルサイユ宮殿:
行き方:
1)国鉄 PARIS SAINT-LAZARE 駅から VERSAILLES RIVE DROITE 駅に行き15分ほど歩く方法
2)パリ市内のメトロ又はRERの駅から VERSAILLES RIVE GAUCHE 駅に行き5分ほど歩く方法
どちらが便利かは ROUTE PLANNER FOR PARIS AND ILE-DE-FRANCE サイトで英語で検索できます。From と To に駅名を入れ、日時を指定して Search の緑ボタンを押せば教えてくれます。私はバスは嫌いなのでSearch の緑ボタン下の Advanced Search ボタンを押して transport modes の Bus のチェックを外して使用しました。 目標の駅は VERSAILLES RIVE DROITE か VERSAILLES RIVE GAUCHE だけですが、時間帯によっては指定した駅以外の駅を回答してくる場合があります。 多分その時間帯に指定駅に行く便が無いものと思われます。
↑ Click above picture for train map.
我々は行きは1)のルートを使い、帰りはルーブル美術館まで2)のルートを利用しました。 VERSAILLES RIVE DROITE 駅からヴェルサイユ宮殿までは遠いとの情報も有りましたが、よほど足が不自由でない限り、道に迷いながらでも15分ほどで着きました。乗車賃は1)のルート が €4.0 、2) のルートがルーブル美術館下のメトロの駅までで €3.25 でした。電車内は1)は落書きがすこし窓にあった程度、2) は座席がすり減ってみすぼらしい限りでした。発車前に妙な宗教的な寄付金集めが座席に回ってきたのも気分良くなかったです。右の写真はサンラザール駅の切符パンチャーです。切符を持っていてもこのパンチャーを通していないと罰金をとられるそうです。日本の様に駅員さんや車掌さんが優しく穴あけしてくれません。
入場券:
エッフェル塔ほどではなかったですが、ここも少し行列に並びました、最初に左手の切符購入の列に並び、次に正面の入場待ちの列(この行列の方が長い)に並び、入場してからオーディオガイドを受け取るまでで全部で1時間ほどかかったと思います。今にして思えば一人が入場待ちの列に並び、もう一人が切符を買ってくると可也時間が短縮できたかも知れません。切符売り場の前に入場者が現れないと売らないというシステムだと駄目ですが。。。 我々は宮殿、大小トリアノン、マリー・アントワネットの離宮共通、オーディオガイド付きの1日パスポート €18 を購入しましたが、時間の関係で宮殿と大トリアノン、庭園しか見ておらず、勿体無かった気がします。今にして思えば、お弁当でも持って半日位は時間をかけても良かったかなと感じております。 時間の関係で我々は行けなかったのですが、マリー・アントワネットの離宮を見学された方が書いた記事がありましたので紹介しておきます。 http://angebleu.exblog.jp/13598778/
宮殿内の目玉は何といっても、ルイ14世の生涯が描かれた天井画とその下のシャンデリアの輝く「鏡の間」でした。イギリスのウィンザー城が質素に感じられるくらいに豪華な内装でした。
今更なのですが、ヴェルサイユ宮殿のeチケットを販売しているサイトを見つけました。http://en.chateauversailles.fr/prepare-my-visit-/single/tickets-and-rates このサイトから Buy your ticket ⇒ 希望のチケット右の Book をクリック ⇒ 訪問日の決定 ⇒ 人数を入力 ⇒ Checkout をクリック ⇒ New Versailles customer 情報の入力 ⇒ Confirm ⇒ クレジットカード情報の入力 ⇒ チケット印刷。。。実際に購入してはおりませんが、たぶんこんな手順で購入できる筈です。 ご参考まで。。。
GivernyとRouenへの行き方:
妻が Giverny のモネの家とモネがよく描いた Rouen のノートルダム大聖堂に行きたいと言ったので、日本からインターネットで電車の切符を手配して行ってきました。 Giverny へは Vernone 駅からバスで10分ほどで行けました。
チケットの発券会社は RailEurope 社と TGV-Europe 社が有りました。 RailEurope 社の方は自動的に日本語のサイトに誘導されて意味不明な日本円での金額提示でしたので買うのを止めて、 ユーロ建て料金で購入できるTGV-Europe 社の英語サイト http://www.tgv-europe.com/en/ から購入しました。ディナークルーズもそうでしたが日本語の円建て料金は運営会社が為替リスクを上乗せしますのでどうしても高めの料金設定になるようです。 ささやかな抵抗ですが、現地通貨建てのものをVISAカードで買うのが最もお得なようです。
購入すると以下のようなメールが届き、Paris~Vernone、Rouen~Paris 間の eチケット は PRINT YOUR TICKETS をクリックして専用ページを開き印刷すれば OK でした。Vernone~Rouen間は何故かeチケットが選べずブログ冒頭の黄色と黒のSNCF自動発券機のお世話になった次第です。
事前に購入したチケットは以下の3区間でした:
08h20 PARIS SAINT LAZARE発 09h05 VERNON着
11h06 VERNON発 11h50 ROUEN着
17h56 ROUEN発 19h10 PARIS SAINT LAZARE着
Vernoneの隣町Givernyでのモネの家と庭園見学は1時間も有ればOKだろう、又行けば何とかなるだろうと軽く考えていたのですが帰りの足が確保できず困りました。
確かに見学は駆け足で1時間で済ませられ10:30にはモネの家を一旦出たのですが、GivernyからVernone駅に戻るTransCape社のバスの始発が11:40だったのです。タクシーを呼んでもらおうとモネの家近くのインフォメーションセンターに飛び込んだのですが「呼ぶのはお手伝いしますが絶対に11:06発の電車には間に合いませんよ」と言われてしまい当初の電車を諦めざるを得なくなりました。結局11:40のバスに乗ることになりモネの家に再入場し時間を調整しました。 今でこそレポートできますがバス会社のWEBにしっかりと乗り場や時刻が書かれています。 http://www.giverny.fr/IMG/pdf/Horaire_bus_Giverny_2013.pdf
Vernone駅の窓口で11:06発Rouen行きのチケットを見せて「この切符もう使えないですか」と聞くと「使えます」「次のRouen行きは12:49です」ときれいな英語で答えてくれました。駅付近を散歩して昼食にレストランに入ろうとも考えたのですが、また乗り過ごすとRouenで何もできなくなると考え、駅の売店でサンドイッチと飲み物を買って待合コーナーで食べさせて貰いました。
モネの家見学では英語を話すグループが多かった様ですが日本の方も数人見かけました。駅でサンドイッチを食べ終えたころ皆さん我々の後のバスでモネの家から帰って来ましたが、殆どの皆さんはパリ方向のプラットホームの電車を待っていました。我々のみ反対方向行でした。
Rouenではジャンヌ・ダルクが19歳で火あぶりの刑になった場所(旧マルシェ跡)に建つというジャンヌ・ダルク教会、その横のマルシェ、大時計、ノートルダム大聖堂を一通り見て来ました。 途中雨になりお菓子屋さんでティータイムもとり、予定の電車でパリに戻った次第です。 帰りは1等車で爆睡して帰りました。
モンマルトルの丘とプチトラン:
宿泊先のホテルがメトロ2号線のRome駅近くだったこともありパリ観光初日にメトロ2号線でモンマルトルの丘に行ってきました。モンマルトルの丘の最寄りの駅はAnvers駅です。グーグルマップで地図も準備して行ったのですが、駅を出ると人の流れがあり後に着いていけばサクレクール大聖堂の下に出ました。丘を目指すわけですから道は緩やかな上り坂だったと思います。途中にお土産屋さんが沢山有りました。
サクレクール大聖堂の下からモンマルトルの丘に向けてケーブルカーも有りましたが、階段をほんの少し上るだけでしたので写真を撮りながら歩いてのぼりました。途中新婚旅行の日本人カップルにシャッター押しを頼まれました。
階段を登り終えるとサクレクール大聖堂の入口です。ドームの上に上がっってパリの町が見れたり、地下の宝物館が見れたりする様ですが、それらしき入口は見当たりませんでした。
大聖堂の左手(西側)を数分歩いた一角に”テルトル広場”がありました。ゆっくり歩いて1週しても10分もかからない程の思ったより狭い一角でした。”Place du Tertre”の看板のあるコーナーで足のすらっとした中国系のモデルさんらしき女性が似顔絵を描いてもらっていたので許可を得て写真を撮らせて貰いました。お茶でも飲もうと思い近くのカフェを見て回っていると”白いプチトラン”を発見。プチトランの始発駅がメトロ2号線のBranche駅だとの事前情報が有ったのでお茶を止めて駅まで載せて貰いました。片道だから一人 €4.0 だったと思います。運転手に払います。一周が €6.0 なのでちょっと割高でした。
このプチトラン、以下のWEBで詳細が見れますが;
http://www.promotrain.fr/circuitmontmartre.htm
http://www.promotrain.fr/gbparismont.htm 一周35分のガイドツアー(英語と仏語のみ)を55人乗り2車両で年中運行しているようです。
出発地: Place Blanche (Station Blanche - line 2) と Place du Tertre の2箇所
時刻表: Every day from 10am to 6pm 夏場は30分間隔、冬場は45分間隔
7月から8月は深夜まで運行しているようです。
フランスでの英語:
一昔前はフランス人は英語が分かっても絶対にフランス語でしか返事してくれない人種だったのですが。。。
今回の旅行中、何処に行っても英語が通じ、しかも分かりにくいフランス語訛りではなく完璧な英語で応答して貰えました。EUに参加したのが影響したのでしょうか驚きました。 郊外への電車の切符やディナークルーズを日本からインターネットで手配したのは、パリに行けば私の英語が使えない。。。との用心からだったのですが取り越し苦労だったようです。
世界中を飛び回らせてもらった大手家電会社を退職後、1年半ほどフランス人ボスに仕えたことが有りましたが、仕事は英語だけで済みました。フランス語は発音のルールがわかりずらいのです。Chaussee d’Antin La Fayette を ” ジョセ・ダンタン・ラ・ファイエット ” と読ませたり” 駅 ”を意味する ” GARE ” の発音等も難しいのです。今回の私のフランス語の収穫は、滞在したホテルで自分の部屋番号166を ” サ・ソワサント・シス ” と言ってキーを受け取れるようになったことだけです。
状況は変わっていても体に染みついた習慣は中々消えないようです。町で妻から「こういう事を聞いて?」と頼まれても私が聞こうとしないのです。「どうせ聞いてもフランス語で答えられて何を言ってるか分からないよ~」と過去のトラウマが邪魔をしたのです。今回動き回ったのが観光地だったから英語を話す人がたまたま多かっただけなのかも知れませんが、今後は言葉の心配はいらないかも知れません。
以上です、最後までおつきあいありがとうございました。
2010_02 イギリス旅行 [旅行記]
2011_1 Spain Tour →
2011年7月27日UP
2010年2月7日~2月13日の7日間、Trapics の冬季格安ツアーでイギリスを旅行してきました。_
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小生本来は、制限の多い団体ツアーは苦手で、自由気ままに動ける単独ツアー派なのだが、なんと言っても団体ツアーは格安で、土地勘がなくても不案内の観光地を効率良く案内してもらえるので近年は良く利用している。_
_今回のコースは、ロンドン→女性に人気のコッツウォルズ地方(バイブリ→ボートン・オン・ザウォーター→ストラッドフォード・アポン・エイボン)→バース→ストーンヘンジ→ロンドン。 一部食事つきで何と一人 100,000円+α(燃料サーチャージ他で約+16,500円)と言う格安料金であった。_
_ロンドンでの自由時間も約2日間あり、日本出発前にインターネットで列車の切符を手配しておいてビートルズの町リバプールにも日帰りで行ってきた。 又ロンドンでは郊外のウィンザー城見学やテームズ・リバー・クルーズも大いに楽しんできました。
_全行 程の写真集は: _Click ↓below !Nikon_ImageSpaceサイト①&②をご覧下さい。 スライドサイズ1856x1392ピクセルで246枚あります。全部見るには20分くらい必要です。 (サイト内画面下部中ほどのスライド再生ボタンでお楽しみ下さい)。撮影機材はNikon COOLPIX S600、4GBの東芝製SDHCカード1枚で全行程をカバーできました。_
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以下はこれから旅行に行かれる方の参考になれば幸いです。 _
_旅行日程:
_1日目: 2月7日(日)_
_成田で両替:£1.0が153.28円だった。12:00成田発のJAL-401便でロンドン到着 15:45。到着後ロンドン町外れのビジネスホテル IBIS LONDON EXCELで1泊。_
_2日目: 2月8日(月)
_朝食後BusでCotswolds地方に向け出発。 距離138Kmを約2時間半で到着。清流の流れる小さな村Biburyを時間をかけゆっくり散策後、リトルベニスと呼ばれる村Bourton-on-the-Waterへ向かい個々に昼食。 雪が降ってきたので近くの小さなレストランに飛び込みWiener Schnitzelとワインを頼んだ。 妻は何を頼んだか覚えていないが魚料理だったかもしれない。__
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昼食後シェイクスピア生誕の地Stratford-upon-Avonに移動し、彼の奥さんアン・ハサウェイのかやぶき屋根の家や彼の生家を見学後、町の散策を楽しんだ。_
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夕食までの間BARに入りビールとおつまみで休憩。 街のレストランで夕食として不味い豚肉料理が振舞われた後BILLESLEY MANORホテルへ。 今夜は中世貴族が建てた邸宅マナーハウス宿泊だ。 建物の外は古風な石造りだが中は近代的な内装が施され快適だ。 但し湯の温度があまり高くなかったのと湯量が少なめだったのが難点だった。_
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3日目: 2月9日(火)_
_朝食後、マナーハウスの外の庭園を散策。_
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その後Busで135Km、2時間半かけて世界遺産の町Bath(バース)に移動し、Royal Crescent Hotel、Bath寺院、ローマ浴場の順に見学。_
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_昼は旅行会社よりフィシュ・アンド・チップスが振舞われた。フィシュ・アンド・チップスは小生若い頃のシドニー駐在時代に飽きるほど食べたが、久しぶりで懐かしくもあった。_昼食後Busで58km離れた世界遺産のストーンヘンジへ1時間半かけて移動。 大きな岩を組み合わせたストーンヘンジにはあまり感動しなかったが、吹きさらしで随分寒かった記憶がある。_
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その後135km離れたロンドンのホテルに向かった。 ラッシュアワーで高速や街中が混んでいたため移動2時間半の予定が、3時間くらいかかった。 今日から帰国までの3日間は4星ホテルのHOLIDAY INN KENSINGTON FORUMに連泊だ。 部屋の広さや設備は普通だが、地下鉄の駅まで2分と近いので観光には最適だ。 明日は自由行動日なので妻と二人でリバプールに行く予定だ。_
_4日目: 2月10日(水)
_ロンドンの地下鉄TUBEを初体験。 切符の買い方は何種類かあるが、我々はTravelcard の一日券を購入。 理由は Cashだと市内片道£4だがTravelcardが£7.2で翌朝04:30迄何回でも使えお得だからである。 更に朝9:30以降に購入すると同じカードがオフピーク割引で£5.6で購入できる。長期滞在にはOystercardが良いかも知れないが、我々の様な短期旅行者にはTravelcardがベストかと思われる。
_朝10時頃London Euston (EUS)駅発のVirgin Train指定席を日本から予約していたので地下鉄を乗り継いでEuston駅に向かった。 因みにロンドンから郊外に出る列車は目的地の方角によって始発駅が異なる。_
_Euston駅の切符販売機に予約時のクレジットカードを挿しeメールで知らされた8桁の予約番号を入力すると二人分の切符が出てきた。 前売り券なので安いのだが、混雑する時間帯によって変動するようで、行きが二人分で£66.20 (2 @ £33.10)、帰りが£44.00 (2 @£22.00)であった。 Liverpoolまでの所要時間は2時間半だ。 席はテーブルを挟んで向かい合う4人掛けの席を行きも帰りも予約していたが誰も隣には乗ってこなかった。 途中雪景色が車窓から見えた。 昼過ぎにリバプール到着。__
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_昼食は後回しにして先ずはまっしぐらにビートルズ博物館のあるアルバートDOCへ向かった。 一人£12.5の入場券を買って中をゆっくり見学。 見学後、アルバートDOC内のワイセラーで遅い昼食をとった後に、リバプールの町を夕方遅くまで散策。 夜遅くホテルに戻った。
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_5日目: 2月11日(木)
_団体旅行にもどり、朝から大英博物館、バッキンガム宮殿の順に見学。 バッキンガム見学の後Busでロンドン塔、タワーブリッジ、ビッグベン、ロンドン三越に連れて行って貰えたのだが、我々はバッキンガム宮殿で離団届けを出して団体から離れ自由行動を楽しんだ。_
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_先ず行こうと思ったのが、Windsor城だったが、列車始発駅のPaddington駅に行くと事故が有ったらしく駅構内が人であふれ、列車が動いたとしてもWindsor城の門限に間に合わないと感じ、London Eyeからのテームズ・リバー・クルーズに変更。 船からロンドンの町を優雅に楽しんだ(乗船料£12 x 2)。 夜はロンドン三越、SOHOを散策後、ピカデリーサーカス近くのSEA FOOD レストラン BENTLEY’S SEAFOODで夕食を取った。 オイスターを前菜に、小生はペッパーステーキと赤ワインをを、妻は魚料理と白ワインを注文した。 ステーキの味はやたらショッパかった記憶がある。_
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6日目: 2月12日(金)_
_最終日の今日は15時半頃のホテル集合時間まで自由行動だ。朝食後ホテルを早々にチェックアウトして荷物をベルボーイに預け、迷わずウィンザー城見学に行く。 始発駅のPaddington駅でWindsor & Eton Centralまでの往復分の切符を購入(二人分£8.5 x 2 x 2)。 途中Slough駅で乗り換え、30分ほどでWindsor & Eton Central駅に到着。駅からは皆が城を目指すので、ついていけば迷うことなくウインザー城の切符売り場に着いた。大人£16の切符を2枚購入し、空港の様なセキュリティチェックをうけた後にやっと入場が許された。流石にエリザベス女王の公邸の一つで、現在も使われている居城と言うだけに警備は本格的だ。__
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見学の途中、衛兵の交代式が有った。 衛兵が担いでいる銃剣はよく切れそうな本物だ。 2時間ほどじっくり城の内部を見学。 数え切れないほどの数の立派な応接間(撮影禁止)を見たが、どれも来賓があるときに今も女王が利用しているとの事。 当然だが全ての部屋に監視員が居て観光客が変な行動をしないか見張っている。 撮影できなかったので城の内部はRoyalcollection-sightでご覧下さい。
_15時半頃、ホテルに集合し、Busでヒースロー空港に向かう。ロンドン19時発のJL402便の空港チェックインを済まし、と言っても小生JALグローバルカードを持っているので妻の荷物も持って一人こっそりJAL Global Counterでチェックインを済ました。 何が違うかと言うと、空港のラウンジが使える。 また預けた荷物にDoor-Side-Tag か Priority Tagを付けてくれ、到着空港で荷物が真っ先に出てくる。 当然日本出発便でも同じ事をしたのだが、成田の場合、セキュリティーチェックレーンも特別室になっており待つことなくすいすい通過できた。ロンドン・ヒースローのJALラウンジは廃止されておりブリティッシュ・エアーのラウンジに通された。 JALよりもはるかに広く、ワインの種類や食べるものが豊富で飛行機に乗るまで、妻は買い物に出たが、小生は一人でワインを何杯も頂いた。
_以上、最後までおつきあい有難うございました。
_PS: 文中の£での価格は1年半たった今、少しずつ高くなっている様です。これから旅行に行かれる際にはご注意をお願いします。 今後行かれる方の参考にCotswolds地方の拡大図を以下に貼り付けます。
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2011_01 スペイン旅行 [旅行記]
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2011年7月19日UP
2011年1月19日~1月28日の10日間、Trapics の冬季格安ツアーでスペイン各地を旅行してきました。
全行程の写真集はNikon_Image Space サイト①、②、③を順にご覧下さい。 スライドサイズは1856x1392ピクセルで200枚位あります。全部見るには15分くらい必要です。(サイト内画面下部中ほどのスライド再生ボタン(○印)でお楽しみ下さい)
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何故スペインに行ったかと言うと妻がSAGRADA FAMILIAとピカソのゲルニカを見たいと言ったのと、小生自身、在職中に中南米は殆どの国を訪問したのにスペインに行く機会がなくいつかは行って、本場のシェリー酒やワインをイベリコ豚の生ハムやパテ又はチーズを肴に思いっきり楽しみたいと思っていた故である。
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団体旅行で、コースは右の地図の通り、バルセロナ郊外のシッチェス2泊→バレンシア郊外のアルムサフェス泊→グラナダ泊→ミハス泊→コルドバ泊→マドリッド2泊 全食事つきで何と一人 139,800円 と言う格安料金であった。
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初日:1月19日(水) -移動日-
成田空港で燃料サーチャージ等一人あたり 34,900円を追加徴収された後スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)便でチューリッヒ経由バルセロナへ向かった。 女性には危険なくらい鏡面仕上げされたピカピカの黒大理石床のバルセロナ・エル・プラット空港で荷物を受け取って、ホテルANTEMARE & SPAに到着したのは夜の10時頃であった。翌日の観光に備え直ぐに就寝。
2日目:1月20日(木) -バルセロナ市内観光-
独自の文化をもつカタルーニャの都バルセロナは、標高4m、人口約160万人でスペイン第2の都市
_世界遺産5箇所: 聖家族教会、カサミラ、カサ・パトリョ、グエル公園、カタルーニャ音楽堂の順に見学後タパス昼食。
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_食後夕方まで自由行動。 殆どの参加者はオプションの奇岩モンセラット観光に行ったが我々は地下鉄による美術館めぐりを楽しんだ。
バルセロナの地下鉄本数は東京やロンドンに比べ断然少ないが自動販売機での切符の購入方法と構内から外に出る方法で最初少し困った。
単純な切符購入は” Sencillo”なる切符種類ボタンを押した後で所要人数を選び、金額を投入すれば良いと後で分かった。 又、地上階に上がった際に、出口が違うと方角が分からなくなる場合が有るので、ピカソ美術館に行きたいが出口はどこですかなる質問(ドンデ・エスタ・ラ・サリーダ・パラ・ムセオ・ピカソ)を駅構内でした後に出口に向かっても、その出口が見つからず困ったわけであるが、あとで出口表示そのものが無い事が判明。珍道中もまた楽しからずや~でした。 市内ゾーンの1回乗車券は€1.40。
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美術館はモンジュイックの丘のミロ美術館と町中のピカソ美術館の順に見て回った。美術館では盗難防止のためか何れも荷物の持ち込みを禁止された。 無料ロッカーがあり、荷物を入れたあと荷物室側のKEY裏側にユーロコインを投入すると外から鍵がかけられるしくみになっていた。帰るときは鍵をあけるとコインが荷物室側にころがるので忘れずに回収する必要が有る。
ピカソ美術館から集合場所のカタルーニャ広場迄はタクシーに乗りたかったが、妻の希望で徒歩にて向かった。 結果的に、ワインセラーでカタルーニャワインも買えたし、ランブラス通りでのストリートパフォーマンスも見ることができ自由時間を大いに満喫した。
メイン道路は何れも10車線以上は有るかと思われる広さだが、中央部にきれいに植樹された歩行者用通路スペースが広く5~6車線位の幅で設けられており、お店やストリートパフォーマンス・スペースとして利用されていた。
集合場所のカタルーニャ広場はスリ多発との事でバスを待つ間気をつけた。 一度だけ怪しげなカップルの男の方がよろけたふりをして小生に体当たりしてきたがそもそも貴重品を持っていないし直ぐに距離を置いたところ何事も無かった。
夜はホテルで夕食後、妻と二人でホテルのバー備え付けのビリヤードを1時間ほど楽しんだ。
3日目:1月21日(金) -シッチェス→地中海沿いにタラゴナ経由→バレンシアへ-
バレンシアは標高15m、人口約77万人でスペイン第3の都市覚悟はしていたがこの旅行、長距離バスによる強行軍である。
朝9時にホテルを出発し、タラゴナ円形闘技場迄が105Km、さらにバレンシア迄が260Km。 バレンシア市内観光後、郊外のホテルまでが更に28Kmと今日から毎日バスの旅となる。移動距離:計393Km
上の写真は世界遺産のタラゴナ円形闘技場。 右手は地中海。
_バレンシアで先ず目に入ったのはなんと言ってもオレンジ。 左の写真の様な木が町のいたるところにありオレンジがたわわに実っていた。 次に目立ったのは右の写真の、バレンシア生まれの建築家が建てたという近代的で斬新なオペラハウス、水族館、科学博物館プラネタリウム等々であった。
_それらの建物を外から見物後、カテドラルと世界遺産のラ・ロンハを入場見学。 カテドラルはモスク跡に14世紀末建てられた大聖堂とのこと。 又ラ・ロンハはイスラムの王宮跡に建てられた絹の商品取引所とのこと。 このあたりから過去にイベリア半島全域を支配したイスラム文化の影響が現れ始めた。
_バレンシアの市内観光後、郊外のホテルTRYP ALMUSSAFESに到着。 バルセロナでの宿泊ホテルよりすこし大きめの快適なホテルだ。 夜ははホテルでバレンシア地方生まれの料理パエリャが出された。
食事のときワインを飲んだが、物足りないためバルセロナで調達したカタルーニャワインと生ハムを部屋で楽しんだ。
_4日目:1月22日(土) -アムルサフェス→ラ・マンチャ地方のCampo de Criptana→グラナダへ-移動距離:ホテル~ラ・マンチャ 280Km、ラ・マンチャ~グラナダ 284Km 計564Km_
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ラ・マンチャ地方での見所はカンポ・デ・クリプタ~ナの風車。 10基ほどの風車が丘の上に静かに建っていた。 風車の外の斜め棒は風の方向に風車が取り付けられた屋根を回すためのもの。中は2階建てになっており、写真のような木の歯車で臼を回すしかけが2階にあり、小麦等を2階で挽くと1階の容器に粉が落ちるしかけに成っていた。_
ラ・マンチャのいたるところに写真の様なドン・キホーテの像が建っている。 ラ・マンチャを舞台にしたスペイン小説の主人公である。
レストランで昼食後グラナダに向けバスで出発。高速道路走行中に急に気分が悪くなり、妻にバスを止めてもらうよう言ってもらったが、ドライブインがすぐには無く、そのうち癲癇の様に白目をむいて意識をなくしたとの事。後の席の人が椅子を倒して寝かせてくれたのと同時に意識が戻り、しばらくしてドライブインに到着。 トイレで吐いて体調が戻った。 進行性の大腸癌にかかっていたことなど、この時知る由も無かった。
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_この事件以後、妻から昼食時のアルコール禁止が言い渡された。 皆が楽しんでいる時、水を飲んで済ますのは実に寂しかった。
_標高685m、人口約23万人のグラナダのグラナダのホテルAH GRANADA PALACEに到着。今夜は全室ジャグジー付きジュニア・スイートルームである。部屋の広さ、設備は完璧と思ったのだが肝心なお湯がぬるすぎる。 又髭剃りのため洗面に水を張ったが、汚れた水に手を突っ込まないと排水が出来ない構造にもがっかりした。 この2点を直せばほぼ完璧と思われる。
夕食後、皆さんはオプションのドリンク付きフラメンコショーに行ったが、我々は別場所のフラメンコショーが見たいとフロントに相談し別行動を選んだ。生憎オフシーズンでお勧めが皆が行ったVenta El Galloのみとの事でそのチケットを購入した。ドリンク付きショーとナイトツアーで€28だった。 為替レートが当時115円/€だったので一人当たり3,200円くらいで済んだ。 日本で1万円払った皆さんには悪いので費用は内緒にした。
支払いを済ますと、ホテルのロビーまで学生風の若い男性ガイドが迎えに来た。 小型バスで次々と参加者をピックアップした後1時間ほどのナイトツアー。 その後フラメンコを見たが音量がうるさ過ぎるのとダンサーの質が悪すぎた。若い頃新宿駅近くのレストランでみたフラメンコの方が感激した。
ホテルに12時過ぎに戻り、ぬる過ぎるジャグジーは諦め即就寝。翌朝、朝食前に若干温度が上がったお湯で短時間のジャグジーを楽しんだ。
5日目:1月23日(日) -グラナダ→コスタ・デル・ソルの「白い村」ミハスへ-
移動距離: 約160Km
午前中たっぷり時間をかけて2箇所の世界遺産:アルハンブラ宮殿と隣接のヘネラリーフェ庭園を見学した。
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グラナダは上のレコンキスタ地図が示すように1492年にキリスト教徒に奪回され滅亡するまでグラナダ王国の首都として、又イベリア半島におけるイスラム最後の砦として栄えた町とのこと。 因みに1492年はコロンブスが新大陸に到達した年でもある。_
アルハンブラ宮殿が大きく拡張されたのは、イベリア半島最後のイスラム王国ナスル朝の時代に入ってからとのこと。工事中ではあったが有名なライオンの中庭やアラヤネスの中庭(左の写真)等々を見て回った。
左上の写真は王宮の一部からグラナダの町を見下ろす絶景で撮ったもの。
宮殿と庭園を見学後、グラナダの町中のレストランで昼食をとりコスタ・デル・ソルの「白い村」ミハスへ向かった。
15時過ぎにミハスのホテルTRH MIJAS(下の写真)に到着。プールサイドの素敵な部屋に荷物をおき、早速近隣の白い村散策に出かけた。 スペイン語のCosta del solとは太陽の海岸の意味だが、滞在中ずっと雨だった。 出来たらここでゴルフや ってみたかったが残念
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_みやげ物店でバージンオイルとサフランなどを買ったところ、近くの喫茶のドリンク無料券を貰ったので、無料大好きな我々はすぐに直行した。 妻は無料券の紅茶を頼んだが、小生はシェリー酒とつまみにオリーブのオイル漬を頼んだ。シェリーは辛口を注文したがTIO PEPEしか知らなかった小生には実に美味しかった。2時間後にはホテルで夕食なので絶好の食前酒となった。_コスタ・デル・ソルには日本から多くの定年組みが老後を過ごす場所として移り住んだようだが、日本から遠すぎるのとスペイン語が不自由だったりした関係で1期生はすでに殆ど帰国しているとのこと。 小生も老後に海外で住むとすればここかシドニーを考えていたが、スペイン経済が現状のままでは難しそうだ。
左下の写真はミハスの闘牛場から山側の町を撮ったもの。右下の写真はミハスから右手に地中海を見下ろすように撮ったもの。
6日目:1月24日(月) -ミハス→セビージャ→コルドバ-
_移動距離: ミハス~セビージャ約240Km、セビージャ~コルドバ 約137Km 計377Km
_セビージャは標高30m、人口約70万人。 スペイン第4の都市で、オペラの「カルメン」、「セビリヤ理髪師」、「フィガロの結婚」等の舞台となった街でもある。 建物や街の雰囲気は、ここの方がはるかに規模が大きいが、小生が若い頃仕事で何度も訪れた南米のパラグアイに近いものを感じた。
_今回のツアーでは1929年に開催されたイベロ・アメリカ博覧会(セビリア万博)の会場としてつくられたスペイン広場、コロンブスの墓もある世界遺産のカテドラル、黄金の塔、サンタクルス街の順に見て回った。 カテドラルはローマのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール寺院に次いで世界3番目の規模。_
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街中のスナップ。 馬車や市電に思わずカメラを向けてしまった。
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_黒い爪が目印のイベリコ豚。 スライスすると実に美味い生ハムとなる。
買って帰りたいが大きすぎるのと成田の税関を通過しそうに無く断念。
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_昼食後、コルドバへ
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_15時頃、コルドバに到着。ここでは世界遺産のメスキータ(イスラム教寺院)と世界遺産の旧ユダヤ人街「花の小道」を見学した。 メスキータは元々イスラム寺院であるが13世紀のキリスト教統治時代に内部にカテドラルが造られ2つの宗教が共存する珍しい建物になったとのこと。 「花の小道」のあるユダヤ人外は中近東の雰囲気があった。
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_見学後若干の自由時間が許されたので、妻は町の見物に向かったが、イベリコ豚を吊るしたバーを見つけた小生はバーに直行し、イベリコ豚の生ハムを肴にシェリー酒を1杯楽しんだ。 いくら払ったかは覚えていないが生ハムがシェリー酒の2倍くらいしたようだ。
_自由時間の後、SERRANOホテルへチェックイン。格安旅行ゆえ我慢したが今回の旅行中このホテルが一番狭かった。
_夕食後、近隣のスーパーに買い物に出かけた。 妻はお土産を色々買い込んだが、小生はオリーブの塩漬け瓶と日本で手に入りにくいシェリーグラスを調達した。
_翌日は、マドリッドに向け1区間最長344Km約5時間の長旅になるため早めに就寝。
_日本出発前からこの区間のバス移動に難を感じ、高速鉄道AVEでの別行動を考えてヨーロッパの鉄道サイトにアクセスしたがスペインの公務員ストライキの影響かうまくアクセスできなかったのとバス経由地のトレド観光に行けなくなるため団体バス旅行で我慢することにした。
7日目:1月25日(火) -コルドバ→トレド→マドリッド-移動距離: コルドバ~トレド約344Km、トレド~マドリッド 約70Km 計414Km
_トレドは標高529m、人口約8万人。
_世界遺産のトレドは、16世紀のマドリッド遷都まで都として栄え、過去にさまざまな民族に支配され、キリスト、ユダヤ、イスラム教が混在する独自の文化が育まれてきた町とのこと。
_宗教画家エル・グレコが半生を過ごした場所でもある。
_昼食後、カテドラル、サント・トメ教会やみやげ物店を見て回った。サント・トメ教会ではエル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」を見学した。
_みやげ物店でトイレ休憩後、マドリッドに向け出発。
_マドリッドのホテルHUSA CHAMARTIN に夕方到着。 旅行最後のホテルはCHAMARTIN駅隣接の4星大型ホテルであった。お湯もたっぷり出るし此れまでのホテルで一番ほっとした。ここで2泊出来るのはありがたい。 部屋に荷物を置き、夕食前に翌日の自由時間のため地下鉄の駅を下見してきた。 地下鉄はバルセロナより本数が多く、また安く、市内ゾーン1区間は€1.0だった。切符の購入方法もバルセロナと同じ。
_その後ホテルの立派なレストランで夕食。 夕食時には初日、翌日共に旅行会社からワインがふるまわれた。感謝!
8日目:1月26日(水) -マドリッド市内観光-
_マドリッドは、標高655m、人口:約313万人でスペイン最大の都市
_気温は地中海沿いの南部は暖かかったが、流石に冬だけあって外出にはコートがいる状況であった。
_午前中に数時間かけて、冬季のため閉館中の闘牛場、プラド美術館とアルカラ門を下車見学後、王宮とグランビア大通りをバスで通過しスペイン広場近くのレストランで昼食をとった。
昼食後は自由行動で、皆はオプションのセゴビア半日観光に向かったが、我々は自由を求めて別行動。
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_先ずはスペイン広場近くの王宮を見学した。次にピカソのゲルニカを見るため地下鉄で移動しソフィア王妃芸術センターを見学した。
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プラド美術館では、ゴヤの「裸のマハ」や「着衣のマハ」、色々な宗教画をいくつも見たが、最も印象に残ったのはベラスケスの「ラス・メニーニャス」縦3.18m横2.76mであった。館内のみやげ物店でポスターサイズの「ラス・メニーニャス」の絵を1枚購入。 大型の旅行カバンはこう言う時に助かる。 今は我が家の食卓横の壁に額にいれて飾られている。
_ソフィア王妃芸術センターではピカソのゲルニカに感激。 なんと言っても縦3.5m横7.8mとでかい。
_美術館見学の後、地下鉄SOL駅近辺のスーパーで日本に持ち帰る土産を買い、夕食までにはホテルに帰った。 バルセロナでも感じたが、団体行動は自由時間が足りないのが難点。
_ホテルの夕食では、バルセロナからマドリッドまでたった一人で運転してくれたポルトガル人ドライバーに皆で最後の挨拶をすることとなった。 因みにバスもポルトガルの会社のものであった。 帰国日の明日は別のバスになるとのこと。
9日目:1月27日(木) -帰国日-
_朝9:35の飛行機に乗るため、早朝にマドリッド・バラハス空港に向けホテルを出発。夕方の便があればもう一日観光できるのだが、格安切符の為我慢。
_空港のスイス・インターナショナル・エアラインズ・カウンターでチェックイン手続きをしてゲートに向かったが、どうやらチューリッヒの天候の関係で乗る飛行機の到着が遅れるとのこと。 2グループ計80人ほどの乗客がチューリッヒで乗り継げなかったら大変と添乗員さんは大忙しであった。 結局1時間程たった頃、飛行機が着き、チューリッヒ側でも乗り継ぎ便を待たせて貰えた結果、何とか予定通り帰国できた。
_因みにEU圏では最後にEU圏外に出る空港で出国審査をする取り決めになっている。 スイスはEUに加盟していないがこの方式を採用しており入出国のルールはEUと同じであった。 飛行機の遅れに加えスイスでの出国審査が有った為、乗り継ぎ移動は思いっきり走らされた。 ジュネーブ空港で免税品を買う時間は皆無であった。
_今回の旅行はバスによる強行軍で、いささか疲れたが、概ね満足できるものであった。持参のデジカメはNikon COOLPIX S600、4GBの東芝製SDHCカード1枚で何とか全行程をカバーできた。
以上でスペイン旅行記終了です。最後までお付き合い頂きありがとうございました。