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大腸癌体験記6 [大腸癌体験記]

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ステージ IV 大腸癌 年生のエピソード版です。随時追加していきます。

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昨年暮れの娘との携帯メールやりとり     2013年1月9日UP
   
   
父: 聞いて~!今日ね夕方、散歩が終わって帰ったら鍵をかけられてて、寒い中を一時間も外で待たされた。
   病人をいたわれ、僕もー散歩に行かないってすねてみたけどかわいそうだから許してやった。
 
娘: あははははははは〓
   風邪ひかなかった~?
   メールの文面が「女子」みたいで、笑っちゃった〓
   暖かくして寝てねー〓
 
父: うんおやすみ。あと、髪の毛が大量に抜け出した。ジャアネ〓 
  
※ 妻の弁護のために一言。「リハビリと買い物に行くから、散歩に行くなら鍵を持って出てね」・・・と言われていたようですが、難聴の私には聞こえていなかったようなのです。 この事件以降は散歩に出る 前に、「出かける?」「締め出さないでね」と声をかけてから家を出るようにしています。
 
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最近の歩数
               2012年12月26日UP

 
   最近の歩数.jpg 
 
グラフは抗がん剤点滴をうけた前後の歩数のグラフです。 初回11/28日から2回目12/12日、3回目12/26日と回数を重ねるたびに歩数が落ちています。下痢に寒さが加わり、また明日からインターネット環境の無い所に1週間強出かけますので、ネットのイベントも残り4日時点の順位2,497位で脱落です。11月27日に1,735位だったのがピークでした。
 
   現在の順位.jpg 
 
年明けに暖かくなったら又頑張りたいと思います。
 
 
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2コース目のIRIS+AVASTIN療法 2012年12月26日UP
 
 
IRIS+AVASTIN療法3度目(正確には2コースル目前半)の点滴を今日受けて来ました。血液、尿たんぱく共に数値に問題なく、無事予定通り 抗癌剤 点滴治療 を実施。今回のAVASTINは初回と同じ量を30分間で流しましたが何の問題も出ませんでした。以降AVASTINは毎回30分間での点滴となります。主治医の話では3クール終了時点でCT検査をやり腫瘍の大きさ変化を診る予定との事。
 
初回(1コース目前半)の点滴後半の朝夕、鼻水に血が混じり始めていたのですが、1コース目後半の点滴以降、両鼻からの出血量が多くなりました。朝起きて洗面時に方鼻づつ指で鼻孔を抑えてチンすると、両鼻共に多めの血の塊や鮮血が飛び出します。主治医によると出血が止まれば問題はなく今後付き合っていくしかないとの事。 昼間は収まり、夕方から夜にかけて再度出血がぶり返す毎日です。娘がくれたペットボトル加湿器を就寝時に作動させて寝ると多少は鼻の粘膜に良いような気がします。喉にも優しいし、最近は手放せなくなりました。
 
DSCN4147.JPG1コース目後半の点滴の3日目から下痢と渋り腹が数日間続きました。このため散歩に行けなくなりこのところ歩数競争の順位も下降ぎみです。 脱毛も同時に増えました。床やお風呂場に髪の毛が沢山落ちるようになり、家族には犬でも飼っているみたい・・・と言われています。昨年息子が買ってくれたウールの帽子を脱ぐと中に大量の頭髪が毎回つく有様です。この勢いだと正月明けにはスキンヘッドに成るかも知れません。 今回の療法は昨年受けたフォルフォックス単独療法よりも脱毛効果が有るようです。気が付かなかったのですが、AVASTINの解説手帳に「ほかの抗がん剤との併用による副作用」として下記が載っていました。 納得です。
 
 
          DSCN4163.JPG
 
次回の採血と採尿: 2013年1月8日 08:30-16:30の間の都合の良い時間 (CEA検査あり)
受診と抗癌剤治療: 2013年1月9日 09:00 (2コース目後半)
 
 
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5年生存率(「最終手術日起算)  2012年12月26日UP
 
 
当初、執刀医から聞かされていた私の5年生存率は「StageIIIで60~65%、StageIVで25~35%」でしたが、今日現在私の病院のWEBに記載されている治療データは:「平成16年から21年までの6年間の当科における大腸がん手術例は999例です。治癒切除例の5年生存率は結腸癌ではステージ0:94%、I:94%、II:85%、IIIa:71%、IIIb:59%、IV:12%」となっています。
 
原発巣の手術をしたのが平成23年3月ですから1年強の時期のずれありますが、当初の25~35%はかなり甘い数値で、私の場合5年生存率12%がより現実的な数値と考えるべきかもしれません。
 
何れにしても年明け1月~2月の腫瘍マーカー値がUPトレンドなのか、若しくは不変安定またはDOWNトレンドなのかによって私の運命は決まると思います。
 
 
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結腸癌(大腸がん)の兆候と思われる症状 2012年12月26日UP
 
 
大腸がん特有の、お腹が痛いとか下血や、便秘と下痢を繰り返す・・・と言うような明確な症状は私の場合全くありませんでした。でも妻が記憶をたどると、あれが癌の症状だったのかも知れないと思えることが有ったようです;
 
1)がん発見の1~2年前よりベッドで私の吐く息が我慢できないくらい臭い事があり
  虫歯か歯槽膿漏が悪化しているのだろうと思った。
 
2)寝ていておならが出ることがあり、我慢できないくらい臭く
  夜中に別室に避難したことが何回かあった。

 
と言うことです。あの時に癌検診を受けさせておけば早期発見が出来たかもしれないと思った様ですが、後の祭りでした。 読者の皆さんには上記のような症状の場合、早め早めの検診をお勧めします。
 
 
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がんの転移プロセス
         2012年12月17日UP

 
 
2周毎に行っている病院のロビーに「転移を封じる」と題した興味深い記事を載せた Lohas Medical なる小雑誌がありましたので内容を紹介しておきます。 転移をしてしまった私には時既に遅しの感がありますが、初期の患者さんには朗報かと思います。
 
以下、原文の抜粋です:
 
がんの厄介な性質の一つである「転移」を封じることができたなら、その死亡率は大幅に低下するはずです。 その「転移」を妨害する薬剤の開発が夢ではない所まで進んでいます。
 
そもそも転移は図のような複数の段階を経て生じます。
DSCN1905a.jpg
 
1)成長した原発巣から、がん細胞が周囲の正常組織へ浸潤する
2)血管内に侵入
3)血流に乗って移動し、別の臓器の血管内で止まる(引っかかる)
4)血管の外へ脱出する
5)移動先の臓器へ浸潤、定着する
 
血管内に侵入したがん細胞は、血流による高い圧力や免疫細胞によって排除され24時間後には0.1%以下しか生き残らない・・・といわれている。 ところが血液の中には、高い圧力や免疫細胞からがん細胞を鎧のように守ってしまう存在がある。 それが、血小板(図の緑色の点)。
 
血小板に覆われたがん細胞は変形しなくなるだけでなく、くっつきあって大きな塊(血栓)となり、細い毛細血管などに引っ掛かってとまる。 とまった所から血管外に脱出、浸潤し、転移巣を形成する。
 
血小板はがん細胞を守るだけでなく、転移先臓器の血管内にがん細胞を止める役割も果たしている。転移するかどうかは、がん細胞が血小板の鎧をまとうか否かにかかっていると言うこともできます・・・ との内容でした。 
 
私の場合は、想像するに、大腸から肝臓へは門脈やリンパ管を経由して移動し、肺へは上記ルートで転移したのかも知れません。
 
  
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CEA9.8に急上昇
         2012年12月12日UP

 
  
最近の体調はいたって良く食欲も有るのですが、軽い下痢と口内炎に加え、ここ数日、朝夕鼻水に血が混じるようになりました。散歩に行くにもティッシュが必需品になりました。アバスチンの副作用だそうです。
 
今日病院に行きIRIS+AVASTIN療法2度目の点滴を受けて来ました。
 
手順は前回と同じですがAVASTINの点滴時間が30分短縮されて点滴室での滞在時間は165分でした。会計時にAVASTINの薬価を聞いたところ単価45,563円のものを4本使ったとのことでした。分子標的薬だけで182K円(内患者負担3割)もかかっていました。点滴に使った薬価の明細書をくれと言ったら有料と言われたのでアバスチンの分だけそっと教えて貰いました。
   DSCN1878.JPG
 
余談はさておき、今日の腫瘍マーカーCEA値が 9.8 でした。8月の5.3から0.1づつ上がり続け、今月一気に倍近く上昇したことに成ります。肺への転移癌は腫瘍マーカーを大きく上げないとの主治医コメントが正しいとすると、他の部位(可能性としては肝臓か腹膜???)に芽を出し始めたのかも知れません。1月の腫瘍マーカー値で運命が決まるのでしょうか。 主治医の診断は「もう少しこのまま治療を続けましょう」でした。
 
次回診察: 12月26日 10:00 前日の25日に血液と尿たんぱく検査
 
年末年始の予定: 12月27日~1月7日 妻の実家の山口へ
  
   
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肺に転移した大腸癌        2012年11月30日UP
 
 
IRIS+AVASTIN療法を開始してから3日目の今日、下唇に軽い口内炎が出始めました。お通じも昨日は出なかったのですが、朝食後にあり、
やはり軽い下痢状態でした。
 
昨日は、言われていた副作用が殆ど現れず、周2のゴルフのレッスンにも行け、逆にこの薬効いてないのかな~と心配でしたが、多少の副作用が有った方が治療している実感が湧きますね。
 
 肺に転移した癌1.jpg
 
上記は今春、肺に転移し6月5日に胸腔鏡手術で切除した大腸癌の成長スピードをチャートにしたものです。
 
2月末から5月25日までの約3か月間で1.8倍の大きさになるスピード(月に2.7mm増大)で成長していたのが分かります。私の肺に現在多発している癌はこの子と同じDNAを持っているはずです。実際に10月16日に2~4mm大だったのが11月27日に7~8mmのサイズになっています。
 
主治医は当初、肺に転移した癌の成長は遅いので、通常のCT検査のサイクルである3カ月後(来年1月中旬頃)のCT検査結果を待って治療方針を決めても良いと言っていたのですが、妻が横から「癌が少しでも小さいうちに抗癌剤で叩いた方が良いのではないですか?」と言ってくれて主治医を動かし、急遽一昨日からの治療が実現した次第です。 もし何もしないで来年1月中旬のCT画像を見た場合、10mmを超える癌が肺全体を覆ていたかも知れません。 妻に感謝です!!! 
 
  
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IRIS+AVASTIN 治療開始
     2012年11月28日
 
  
今日病院で抗がん剤(アバスチン、イリノテカン、吐き気止め)の点滴を受けて夕方帰宅しました。 副作用は軽い吐き気があるのかなーと言う程度で今の所大したことはありません。 食欲もあります。
 
  
DSCN1404.JPGDSCN1400.JPGDSCN1403.JPG
 
点滴前に主治医から昨日の血液検査とCT検査の結果説明がありました。血液の状態は肝機能と赤血球数が若干異常値でしたが治療開始に影響ない程度。CT検査の方は検査室からのコメントが「両肺に1cm未満(大きくて7~8mm大)の腫瘍が増加、増大している」となっていました。 CT画像を見ると前回6月5日に手術しなかった方の反対側(左肺)の方に比較的多く新たな白い影が映っていました。 数が増え大きくなっているので癌に間違い無いと思うが多すぎて手術は出来ませんと念を押されました。 腹水も多少出ているようですが腹膜への播種は今のところ心配ないとの事。 昨日のCT画像をレファレンスに、予定どうり治療を勧めるとの事でしたので第一回目の治療を受けて来ました。
 
今後2周毎に受ける病院での点滴ですが、初回の今日は分子標的薬のアバスチンの効き具合を慎重に監視しながらでしたので全部で3時間と15分でした。でも、問題を起こさなければ次回はアバスチンの点滴時間を30分短縮、三回目以降は更に30分短縮となる予定です。 
 
化学療法室での治療は前腕部からの靜注で下記の順番で行われました:
前腕部への注射針ということで若干の痛みはありましたが、胸にポートを埋め込んだ時の針に比べ遥かに針が細く、この治療を選択して良かったと感じています。胸のポート用の針は滑りにくい加工がなされているとの理解だったのですが、家庭に持ち帰り持続点滴をさせるために、抜けにくいように滑りにくい加工がなされている・・・と今日の看護師さんから教わりました。
 
1)アバスチン  初回  90分  次回 60分 三回目 30分 で点滴  (薬価15万円位?)
   アバスチン点滴静注用  100mg/4mL/瓶    310 mg  +  生食注大塚  100ml
2)吐き気どめ 15分
   デカドロン(旧8mg) 2mL/V  1V +  生理食塩液 50mL
3)イリノテカン(トポテシン)点滴静注 90分
    トポテシン点滴静注 40mg/V   220mg  +  ブドウ糖注 250ml
 
以下は今後予測される副作用で、注意が必要です:
 
イリノテカンに関しては、体内に入ったあとSN-38という活性化代謝物に変換され「がん」を叩く力がより強くなる仕組みになっているようですが、働きをおえたSN-38は肝臓の酵素(UGT1A1)で無毒化して便中に排泄します。この無毒化する酵素(UGT1A1)の働きが弱いとイリノテカンの副作用が強く出ることがあるそうです。この酵素の働きの強さを計る検査(UGT1A1遺伝子多型検査なる血液検査)を先日受け、問題なし・・・との結果を得ていますので多分大きな問題はないと思いますが、予測される副作用として知っておいた方が良いようです。

 
IRIS(イリノテカン+TS-1カプセル)の副作用

iris.jpg 
 
 
 AVASTINの副作用:
 avastin.jpg 
今日は朝9時の診察から13:30迄病院に缶詰めになっていました。費用は高額医療の保険限度額適用認定証を持参するのを忘れたため、病院での支払額 72,850円、更に薬局での薬代が 20,150円でした。やはりアバスチン治療が入ると高額になります。 
 
院外処方のTS-1カプセル(抗癌剤イリノテカンの効果増強剤)の薬価は675.6円でした。朝夕3カプセルずつ服用するので2週間おきですが毎日4,053円かかります。又非常用の吐き気止め”ナゼアOD錠”の薬価が一錠1,378.1円でした。これら院外処方の薬代も病院での支払い分と合わせ月額44,000円を超える分が高額医療補助の対象となるので助かります。
 
次回受診日: 12月12日(水曜日) 09:30 ~
         血液&尿検査⇒受診⇒抗癌剤の点滴治療

 
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ウォーキングイベント
        2012年11月26日UP

 
 
インターネットで参加者を募り、歩数を競争するオムロン主催のイベントにエントリーしてから実に良く歩くようになりました。万歩計のデーターを毎晩寝る前にPCに吸い取らせると下の様に、現在の参加人数と自分の順位がグラフで表示されます。ほぼ連日右肩上がりの成績で、現時点の順位は11,793人中、1,769位です。
 
graph.jpg 
 
同時に自分の歩数も下記の様にグラフ作成してくれます。雨でも出来るだけ1万歩に届くように頑張っています。明後日から強い抗癌剤を始めますので1万歩は達成できなくなると思いますが、出来るだけ頑張るつもりです。
 
hosuu graph.jpg 
 
以下は最近1ヶ月位の間、散歩中に目にした風景です。 左上は富士山です。 小さくて見えないと思いますのでズーム撮影したのがその右です。 山の右上にジグザグの登山道が見えますね。
 
DSCN1362.JPGDSCN1362b.JPGDSCN1369.JPGDSCN1373.JPGDSCN1377.JPGDSCN1378.JPGDSCN1379.JPGDSCN1387.JPGDSCN1388.JPGDSCN1390.JPGDSCN1393.JPGDSCN1405.JPGDSCN1688.JPGDSCN1692.JPGDSCN1693.JPGDSCN1713.JPGDSCN1718.JPGDSCN1719.JPGDSCN1723.JPGDSCN1727.JPGDSCN1730.JPG 
 
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肺に転移癌多発
           2012年11月7日UP

 
 
今日、主治医の診察を受け今後の治療方針を決めて貰ってきました。
 
カルテ上の私の病名は「S状結腸癌の手術後、肝・肺転移の手術後、残肺転移再発」となるそうで、
今月末28日からは、期限を切った補助化学療法ではなく、無期限の2次化学治療となるそうです。
 

tank.gif

port.gif主治医から提示された2種類の化学療法から、点滴の際の負担が少ないIRIS+Avastin療法を選びました。もう一つのFOLFIRI+Avastin療法を受けるには再度、胸の皮下にポートを埋め込む手術を受け、Folfoxと同じように自宅で2日間ほど携帯型ポンプを首にぶら下げる必要があるのと、埋め込んだポートから先のチューブが詰まってしまわないように休薬中も定期的に生理食塩液を流しに通院する必要があるのです。何といってもポートに点滴用のパンタグラフ形状の特殊な針を抜き差しする際の痛みが苦痛なのです。
 
IRIS+Avastin療法のスケジュールは以下の通りです。
IrisAvastinCycle.jpg 
 
定期的な造影CT検査で腫瘍の大きさを見ながら効果測定を行い、効き目が無い場合は再びFolfox+AVastin療法をやるかもしれないとのことでした。 多くの人には第二、第三の分子標的薬を使った3次治療が用意されているのですが、私の場合は原発巣の遺伝子検査が野生型ではないため3次治療は無いのです。
 
今日の血液検査で腫瘍マーカーCEA値を出して貰いましたが 5.6でした。 4カ月前の 5.3から毎月連続で0.1づつ上昇しており複雑な気持ちです。 またUFT+UZEL療法の後遺症か白血球と赤血球数も基準値を若干下回っていました。
 
投薬開始の前日11月27日に、治療後のレファレンスとなる造影CT検査と血液検査を受けることに成りました。その翌日11月28日から28日サイクルのIRIS+Avastin療法が開始されます。
 
  
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主治医の診察を受けて来ました 2012年10月30日UP
 
 
10月16日に受けた造影CT検査の結果を聞くと共に、UFT+UZEL療法 第4コース後半 2周間分の抗癌剤を処方してもらうため主治医の診察を受けて来ました。
 
直前に受けた血液検査の結果は異状なかったのですが、CT検査で肺全体に2~4mm大の「癌」と思われる腫瘍が10個ほど見つかってしまいました。腹膜播種を恐れていたのですが奴らは肺に隠れていた様です。この結果を受け、現状のUFT+UZEL療法は効果が無かったとの判断で処方が打ち切られました。
 
腫瘍が癌かどうかを特定するには数カ月待って大きくなるのを確認する方法が一般的な様です。癌であれば今回はFOLFIRI+Avastin(分子標的薬bevacizumab)療法かIRIS療法(Irinotecan+S1)を考えているとの事。 どちらの治療方法を選ぶか?またその開始時期を何時にするかはじっくり考えて1週間後に決定してもらう予定です。文献を検索するとIRIS+Avastinの選択肢も有るようです。
 
Avastinは効かないと昨年の春に説明を受けた記憶があるが・・・と確認したところ癌が居るか居ないか分からない段階で使うのは効果がないが、癌細胞が居ればそれを叩く効果はある・・・との事。 但しAvastin特有の副作用として血圧の上昇、血栓(心筋梗塞や脳梗塞の危険性)、腸管の穿孔の可能性があるようです。
 
 
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ウォーキングイベント            2012年10月28日UP
 
オムロンの歩数計ユーザーを対象としたウォーキングイベントに数日前から参加しました。
 
インターネット上で現在の参加者数と自分の順位がわかるので自然と毎日の歩数が伸びます。 最近1週間の平均歩数は9,791歩との事。 ウォーキングイベントの現時点での順位は、7,844人中2,248位です。 イベントの期間は12月末まで有りますので自己免疫力アップのためにも2,000番以内を目標に頑張る所存です。
  
以下はオムロンのウェルネスリンクサイト上での私に対するコメントやグラフです。 
 
hosuu.jpgjyuni graph.jpg 
  
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主治医の診察を受けてきました
 2012年10月16日 UP
 
 
血液検査と造影CT検査を受けたあと主治医の診察を受けてきました。 
  
血液検査では腫瘍マーカー検査もやってもらいましたが相変わらず安全圏の5以下の数値になってくれません。 今日のCEA値は5.5でした。 5.3、5.4、5.5と、3か月連続で上昇しているように見えますが、主治医曰く誤差範囲だから心配ないだろうとの事。
 
CT検査の画像はじっくり確認したうえで2週間後の診察日に説明するとの事でした。 抗癌剤は明日から第4コースに入ります。  尚、この抗癌剤治療は第5コース終えた時点で一旦様子を見る予定との事。
 
UFT+UZELx.jpg 
  
手術後の腫瘍マーカーCEA値の推移を以下に纏めてみました。レファレンスは大腸手術後の青い菱形です。大腸手術後には今より強力なmFolfox6抗癌剤を使い術語92日で4.7まで下がりましたが現状では、肺の手術後133日にして未だ5.5です。 体のどこかで再び癌細胞がCEAタンパクを私の血液中に排出しているのかもしれません。
 
cea chart2.jpg 
  
  
cea variation.jpg 
 
  
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順調に抗癌剤治療 継続中
   2012年10月1日 UP
 
 
DSCN0996m.jpgここのところブログ更新をさぼっており申し訳ありません。更新するほどのニュースが無く順調に抗癌剤治療を受けております。
 
今日時点で全6コース中、第3コース後半2週分の抗癌剤(UFT+UZEL)の処方をうけております。副作用は前回のFolfoxよりはるかに少ないものの、いささか体に毒素が溜まってきた感じを受けだしております。毎日8時間おきの定時(7時、15時、23時)に携帯で「時間になりました」なるアラームを鳴らしているのですが。携帯に向かって「はい、ありがとう」と言った後に「飲むのいやだな~」とぼやく回数が増えてきました。涼しくなったせいか手先足先の痺れも再発しだしております。他には息切れ、軽い吐き気、口内炎、立ちくらみと言った副作用が有ります。
 
とは言うものの、ゴルフのコンペや遊びラウンドに参加したりは出来ておりますので、前回と比べ物にならないくらい副作用は軽いです。抜け毛もありません。
 
来週10月10日から1週間の休薬期間があり、10月17日より第4コースに入ります。
写真は先程撮影した中秋の名月(1日遅れかも) 
  
次回受診日 : 10月16日 15:30(CEA検査あり)
造影CT検査: 10月16日 14:30 に変更

 
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肺の術後3ヶ月目のCEA値  2012年9月11日 UP
 
 
血液検査と第3コース前半2週分の抗癌剤を処方してもらうために、今日主治医の診察をうけてきました。 血液の状態は赤血球数(413L)と腫瘍マーカー以外は全て正常値でした。
 
腫瘍マーカーCEA値は5.4と微妙な数値でした。 肺の手術後3か月目、肝臓手術後4.5カ月目の腫瘍マーカー検査なので、基準値の5以下を期待していたのですが、下がるどころか前回より0.1増えていました。主治医の診断は誤差範囲とのこと。
 
次回受診日:  9月25日 16:30
造影CT検査:10月17日 16:20
 
  
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順調に抗癌剤治療 継続中
   2012年8月31日 UP
 
 
第2コース後半2週分のユーエフティーとユーゼルを処方してもらうため先週月曜に主治医の診察をうけてきました。 薬を処方して良いかどうか判断するための直前の血液検査結果は全て正常値に戻っていました。 腫瘍マーカーCEAの検査は今回なしです。 CEAは最大の関心事なのですが次回の受診まで待つ必要が有ります。
 
毎回、コース後半は2週間薬を飲み続けたのち1週間の休薬期間が有るので、今回は9月4日まで飲み続けたあと1週間の休薬です。
 
抗癌剤の軽い副作用として、再び、手先、足先のしびれを感じておりますが、毎日元気に週2回のゴルフレッスンにも通っております。 目標の毎日5000歩のウォーキングは、残暑のせいで達成できない日もありますが、無理をしないようにしております。
 
次回受診:  9月11日 (CEAが前回の 5.3 から下がっているか?)
        腫瘍マーカーを含む血液検査
        第3コース前半2週分の抗癌剤処方
 
ゴルフ:   9月13日 レイクウッドGC大磯
        9月22日 セントレジャーGC千葉
 
  
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主治医の診察を受けて来ました
 2012年8月7日UP
 
 
 
血液検査と抗癌剤療法 第2コース前半2週分の薬を処方してもらうために主治医の診察をうけてきました。
 
今日の腫瘍マーカーCEA値は5.3ng/mlでした。肝臓の転移癌摘出手術から今日で3カ月と12日経っているので基準値
の5以下を期待していたのですが、0.3オーバーしていました。前回7月3日の6.6よりは減少傾向なので一先ず良しとしましょうとの事。
 
白血球、赤血球、Neutroは全て正常。 フランス旅行中すこしワインを飲みすぎたので心配していた肝機能AST
&ALTも32と24でギリギリ・セーフでした。 血糖値:112 H と血小板数:11.9 L の二つは要注意です。
 
次回造影CT検査 : 10月上旬
次回受診日 :     8月21日 16:30
 
  
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フランスに行ってきました   2012年8月6日UP 8月9日写真UP

 
DSCN0387.JPGDSCN0518.JPGDSCN0667a2.JPG 
 
上の写真にカーソルをあわせてクリックしてください。ニコンのサイトにジャンプして写真が見れます。全部で451枚あります。

 左のMSMをクリックすると200枚、中央のヴェルサイユに199枚、右側のモネ庭園に52枚おさまっています。 
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7泊8日のフランス旅行に行き昨日昼頃帰って来ました。大腸がん発覚以来1年半ぶりの海外旅行を思いっきり楽しんできました。
 
詳細は別途 旅行記に記す予定ですが、今回もTRAPICSを利用しました。と言っても航空券とホテル、空港とホテル間の送迎、モンサンミッシェル1泊ツアーの手配のみで後は勝手に楽しんできてくださいと言うスタイルでした。 出発日の朝8:40に成田に集合厳守との案内だったので早朝タクシーまで手配して30分ほど前に行った所、参加者は我々二人だけなのか航空券とホテルのバウチャーを渡され「はい行ってらっしゃーい」と言った感じでした。我々は苦になりませんが初めて海外旅行をする人にはアムステルダムでの飛行機の乗り継ぎもあり、若干ハードルが高いかも知れません。
 
パリには私は何度か行っていますが、初めての妻のために張り切って目いっぱい観光してきました;
 
到着日@パリ :   ホテル到着後、サンラザール駅と駅周辺を散策
blank.png近くのレストランで生ガキを白ワインで頂き就寝
2日目@パリ :   モンマルトルの丘のサクレクール大寺院、テルトル広場、プチトラン乗車、凱旋門
blank.pngシャンゼリゼ散策。エッフェル塔第三展望台、セーヌ川のディナークルーズ
3日目@パリ~MSM:早朝オペラ座近くの某デパート前に集合してMYU社のモンサンミッシェル
blank.pngツアーへ、到着後近くのホテルでランチ、その後、モンサンミシェル(MSM)修道院
blank.png入場見学、日帰りツアーメンバーと別れてホテルにチェックイン、フロントで日没と
blank.png満潮時間を確認、満潮のMSM見物、ディナー、日没とMSMライトアップを見物
4日目MSM~パリ:午前中ホテルでゆっくり休み、MSMに再入場して散策後、お土産購入
blank.png夕方MYU社のMSMツアーにピックアップして貰って夜遅くパリに戻る
5日目@パリ :   ヴェルサイユ宮殿と大トリアノン散策、ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂見学
6日目@パリ :   ジヴェルニーのモネの家と庭園散策、ルーアンのノートルダム大聖堂、大時計
blank.png ジャンヌダルク教会とマルシェを散策、雨が降ってきたのでカフェでTeaTime
7日目 パリ発 :  空港送迎の車が11:40だったので9:30からのオルセー美術館を駆け足
blank.png見学パリCDS空港14:40発KL 1234便/KL 863便でアムステルダム
blank.png経由日本へ
8日目 帰国 :    11:50成田到着
 
COOLPIX P510.jpg今回の旅行の前にモンサンミッシェルの夜景を取るための42倍の光学ズーム(4.3-180mm : 35mm判換算24-1000 mm相当の撮影画角)付きカメラを購入しました。写真のもので強力な手振れ補正が付いており橋の欄干などに体を固定すれば三脚なしで満月も撮れました。当初妻の購入決済が下りなかったのですが、息子に半額カンパしてもらって共同購入しました。撮影した写真は整理でき次第フォトライブラリーや旅行記にアップする予定です。
 
明日は病院に行ってCEAを含む血液検査をする日です。28日間UFT+UZELを飲み続け7日間休薬する治療2回目(第2コース)の開始日でもあります。
 
  
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抗癌剤治療2週目の診察
     2012年7月20日UP
 
 
抗癌剤服用開始後2週間が過ぎたので、血液検査と主治医の診察をうけに17日に病院に行ってきました。
 
前回の腫瘍マーカー検査から未だ1カ月経っていないのでCEA値の検査は今回無かったのですが、血液の状態は血糖値が若干高めだった他は全て正常値でした。診察後に、続けて服用する14日分の抗癌剤(UFT)と14日分+1錠の効果増強剤(UZEL)を処方して貰ってきました。+1錠の理由は、紛失したからです。風の強い日に、吹き飛ばされて何所かに行ってしまった様です。一錠2,202円もするものですから夫婦で必死に探したのですが。。。
 
服用している抗癌剤の副作用も今の所少なく、今月から練習場でのゴルフ教室にも復帰しました。明日は現役だった頃の会社の仲間との親睦会に出席です。また月末から8月5日まで妻と一緒にフランスのパリとモン・サン・ミッシェル,ジヴェルニーとルーアンに行ってくる予定です。飛行機のチケットは1~2月が一番安いのですが、元気なうちにやりたい事をやっておこうと決断しました。
 
次回受診日: 8月7日(火)16:00
 
  
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再び抗癌剤治療開始      2012年7月4日UP
 
 
昨日、主治医の診察をうけてきました。 腫瘍マーカーCEA値は昨日の時点で6.6ng/mlまで落ちていました。基準値5.0に対し若干オーバーしていますが正常値になるにはもう少し時間がかかるものと思われます。
 CEA推移.jpg

チャートは此れまでのCEA値の推移を表したものです。 今年1月24日に灯った黄信号の原因は4月26日の肝臓手術を
境に一気に退治できたと思われます。肝臓手術の4週前に測定されたCEA値74.2は、その日まで月に3倍の勢いで増加していたので、多分赤線のイメージの様に肝臓手術日には200前後まで上昇したものと思われます。腫瘍マーカーは保険診療が月に一度の測定しか認められていないようで、この間のデーターは推測するしか無いようです。
 
主治医との協議の上、今日から比較的副作用が軽い抗癌剤治療をうけることになりました。治療は「ユーエフティー+ユーゼル
療法」と言うもので、一日3回8時間おきに錠剤を呑むものです。UFTは昨年受けたmFOLFOX6治療に含まれていた5FU系の内服薬だそうです。ユーゼルはUFTの効果を増強するためのものです。この2種類の錠剤を4週間のみ続け、1週間休む(呑まない)と言うサイクルを半年間続けることになります。
 
驚いたのは薬価で、昨日薬局で2週間分の薬を受け取るときに34,000円と言われFOLFOXより安いと思って
持ち帰り、薬の単価をよく見ると、UFTが一錠268円、ユーゼルが一錠2,202円でした。何と抗癌剤よりも抗癌剤の効果増強剤の方が高く、しかもこれを毎日3回、朝昼晩に呑むことになります。 何でも練習場のゴルフボールの数に例えるのは不謹慎ですが、ボール260個分を一日3回、計780個分を毎日、半年間も呑んでしまう計算になり複雑な気持ちです。

DSCN3596.JPG
 
写真の紫陽花は先月6日夕刻に76歳でご逝去された大先輩の別荘のお庭から頂戴してきたものです。  
 
次回受診日: 7月17日(火)16:00
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント(2) 

コメント 2

喜永

腫瘍マーカーの値が下がったことは喜ばしいことだと思います。一安心しました。抗がん剤の価格が高いのも致し方ないが、保険の方で高額医療費の返還が受けられると思います。私の場合は後期高齢者なので月額12,000円以上の分はかえってきます。毎月の医療費を明細つけて集計して市役所か区役所(枚方市の場合は市役所)の社会保険事務所窓口で相談してください。一回申請して自分の振込先を登録しておけば次回からは自動的に返金されます。若い人と後期高齢者では上限がちがうと思いますが申請して返金を受けて下さい。
by 喜永 (2012-07-04 16:48) 

toshi

腫瘍マーカーは未だ安全圏の数値ではないので引き続き毎月フォローする必要があります。 高額医療費に関する指摘ありがとうございます。 既に昨年から申請しており、私の年齢では当初8万+αが自己負担だったのですが現在は4万4千円が自己負担で、超える部分が区役所から戻ってきます。
by toshi (2012-07-04 19:03) 

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