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大腸癌体験記4 [大腸癌体験記]

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ステージIV大腸癌1年生のエピソード版です。随時追加していきます。

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妻の舌癌に関する記事は別項目(妻が舌癌に)に引越ししました。

 
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肝臓と肺に転移               
2012年3月6日UP
 
 
2月末の精密検査の結果を聞きに、今日病院に行ってきました。
 
血液検査での腫瘍マーカーCEAの値は転移を表す22という数値でした。CT検査で分かったのは、肝臓に2cm大の癌があり、肺にも1cm大の癌が出来ていました。 転移箇所がこの二つだけであればすぐに手術をして切り取れば済むのですが、もし腹膜等にも更に癌があった場合は手術による体力低下が癌を元気づける起爆剤となり、寿命を縮めることにもなりかねないため、もう少しMRIやPETで調べてみたいとのことでした。 また分子標的薬なる抗癌剤治療も考えられるので、昨年の3月8日に大腸から切り取り病院で保管している原発巣の遺伝子検査もやりたいとのことでしたのでお願いしてきました。
 
今後の検査日程:
3月 8日(木曜): PET検査
3月16日(金曜): 造影MRI
3月21日(水曜): 診察
 
推測ですが、腹部にも癌があった場合はセツキシマブの様な分子標的薬で小さくした上で摘出手術。 肝臓、肺の各1か所以外に見つからなければ、さしあたり肝臓の癌細胞部分の摘出手術になろうかと思います。肺は今の病院で手術できるのか否か要確認です。  
  
 
 
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妻の実家に小旅行              2012年3月6日UP
 
  
 
2月29日から昨日まで妻の実家のある山口に行ってきました。最近は羽田~山口宇部空港間をJALのお供でマイルなる格安チケットで毎回往復しているのですが、往路の2月29日が大雪で首都高が閉鎖され大変な思いをしました。
 
DSCN3002.JPGDSCN3004.JPG朝、TVのニュースで飛行機の運行状況が正常なのを確認、インターネットで首都高の状況
http://www.shutoko.jp/map/realtime.html も異常がないのを確認したうえで、時間の余裕をみて1時間ほど早めに車で家を出たのですが、いつも通っている磯子の高速入口が閉鎖、周囲の道路も大渋滞でした。
 
助手席に座っていた妻に首都高お客様センターの番号 03-6667-5855 を調べて問い合わせてもらったところ、空いている入口は新山下と横浜公園のみ、また、羽田方面に行くには湾岸道路ではなくK1線経由で羽田空港へ向かうよう教えて貰い、新山下の入口を目指したのですが下の道路が大渋滞でした。 やっとの思いで新山下の入口近くに辿り着いても遅々として進まない。 入口ゲートを潜るとき「ETCカードを抜いてください」と言われ意味が分からなかったのですが、一帯のETCシステムが故障していた模様で、これも渋滞の原因になっていました。
 
JALにも電話して、出発時間の13時5分の15分前までに到着できなかった場合のルールを聞いたところ、往復利用できない場合はキャンセル扱いになり、更に片道分のキャンセル料が発生とのこと。公共交通機関を利用して遅延した場合、遅延証明書が有れば救済処置がある様だがマイカーで遅延の場合は空港のカウンターで相談してくれとの事でした。
 
雪で道路状況が混乱した上に、ETCシステムが故障していたのも事実なので、それをもとに交渉する覚悟で空港のチェックインカウンターに出発5分前に行ったところ、あっさりと追加料金なしで「16:30発の次の便をおとりします」との事。
 
混乱した大雪の日の一コマでした。

 
DSCN3037.JPGDSCN3042.JPGDSCN3060.JPG 
DSCN3036.JPGDSCN3028.JPGDSCN3029.JPG 
  
   
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内視鏡(ファイバースコープ)検査結果   2012年2月25日UP
 
 
一昨日(2月23日)、血液検査(CEA再検査を含む)と腸の内視鏡検査に行ってきました。
 
内視鏡検査では先端にカメラの付いたファイバーを肛門から盲腸まで入れた後、引き抜きながらじっくり腸内を目視検査した訳ですが、主治医の見立てでは異常なしとのことでした。
 
腫瘍マーカー(CEA)を上昇させている原因が腸管内では無いとなると、どこに有るのか、超音波やCT検査でさらに追及して行くことになります。
 
2月28日にそれらの検査を受けて、一昨日の腫瘍マーカー結果を含め3月6日に主治医から説明がある予定です。
 
ファイバー検査中にモニターを見ながら主治医から説明があったのですが、「此れが、S字結腸癌摘出手術跡の腸管接合部です」と言われた箇所は見た目では腸管内で一番細くなっており(開口部約2CM)、肛門から約14CMの辺りですとの事でした。 
 
尚、椎菌は一時服用を中止しようとも考えましたが、血液検査には関係ないだろうと判断し、ずっと飲み続けています。

 
 
  
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術後10ヶ月目の腫瘍マーカー値      2012年2月25日UP
 
 
 
1月24日の血液検査で腫瘍マーカー(CEA)が7.1に上がっていました。
私のCEAの推移は以下の通りです。 5以下が正常値。
 
CEAの推移.jpg 
 
 
 
  
 
 
 
  
 
 
 
  
 
 
 
 
  
 
  
抗癌剤治療中に一度だけ5.5まで上昇したことがありますが、その後は下がり続け昨年11月8日には2.8まで下がっていました。その後2か月ほどで7.1まで一気に上昇したことになります。
 
”CEAとは”なるキーワードでネットで調べると次のような記載がありますが、いつもはおっとりした主治医が真剣になってきた理由が分かる気がします。
 
CEAは胎児の消化器細胞だけにあるタンパクの一種ですが、がん細胞が増殖している組織内からもつくり出されます。高齢や喫煙でもやや上昇する傾向があります。がんが進行するにつれて高値となり、基準値の倍(10)以上ではがんの疑いが濃厚、4倍(20)以上では転移がんが疑われます。
 
がんは進行性であり、CEAの高値ががんによる場合は上昇傾向を示すため、1~2ヵ月後に再検査を行います。これで変動がなければ、高値でも心配ないことがあります。
 
CEAは、がんを切除したり、抗がん剤療法でがんが縮小したりすると値は低下します。その後の経過観察でのCEAの再上昇は、がんの再発やほかの臓器への転移などを疑わせる指標のひとつとして重要になるため、2~3ヶ月に1回は測定します。
 もし、再上昇を認めた場合は、ただちに腹部超音波検査や腹部CTなどの精密検査が必要です。
 
  
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術後10ヶ月目の検診 癌再発か?    2012年1月24日UP
 
 
今日で術後10か月と2週間、最後の抗癌剤治療後ほぼ4か月が経過したので、血液検査と診察を受けて来ました。 血液検査の結果は腫瘍マーカーCEAを除き全て正常。
 
CEA値は基準5.0以下に対し、7.1に上がっていた。
抗癌剤治療中の昨年8月3日に4.8から5.5に上がった事が一度あるが、今回の数値は許容値の範囲とは言えないようだ。
主治医の説明にも緊張感が現れ、点滴ポートの摘出手術の日程を決めてもらうつもりでいたが、又使うかもしれないのでそのままにしておきましょうとの事。
 
血液検査で黄信号が灯ったため、次回からまた検査検査の日々が続く
2月15日 ゴルフ教室のコンペ@小田急藤沢GC
2月23日 血液検査、内視鏡検査
2月28日 腹部超音波検査、造影CT検査
3月6日  主治医の診察
 
最近の体調;
 
頭髪は全部生え変わった後に一度も染めておらず可也白くなりましたが
食欲も有りいたって元気です。 毎週2回のゴルフレッスン通い、妻の通院の送迎、散歩と家族の食器洗いを順調にこなしています。 お酒もすこしづつ飲めるようになり、忘年会や新年会への参加も出来る様になりました。 昨日は雪の予報だったためスタッドレスタイヤへのタイヤ交換も一人でやりとげ、来月15日のゴルフコンペにも参加する予定です。。。と元気もりもりだったのですが。
 
癌4期、恐るべしです。 毎朝飲んでいた椎菌は腫瘍マーカーに影響が有るとは考えられないが、次回の血液検査まで中断し様子をみることにする。

   
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年末の大掃除                2011年12月6日UP

 
最近の体重は62Kgまで回復した。体温・血圧共に正常!酒も少しづつ飲めるようになってきた。
 
miniture fm UG.JPG先週から妻が再入院中のため最近は掃除・洗濯・食器洗い・病院通いとけっこう忙しくしている。料理は苦手なので時々東京から帰ってくる娘に作り置きをして貰っている状態。今日は午後からゴルフ教室と妻の病院へ行くのだが行く前にちょっとだけ大掃除を始めた。
 
3年ほど前に家のリフォームをしてからキッチンの前の陳列台に置きっぱなしだった人形(写真・陶器製・南米ウルグアイで購入)の埃落としを試みた。最初は雑巾で拭こうと考えたが面倒くさくなり食洗機に入れることも考えたが家族に怒られそうなので水洗いをすることにした。水に沈めると出てくる泡から故郷の十津川の洪水を思い出し可哀そうになり直ぐに全員救出した。人形の恨みか、中に染み込んだ水が、何時までも止まらない。
 
妻の病気が早く良くなりますように!!!
 
 
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「椎菌」飲みはじめました!        2011年11月27日UP 

 
 
椎菌.JPG長兄が直腸がんを患ったときに長期間服用し、同じDNAを持つ私にも効くかも知れないと試しに一箱送ってくれた椎茸菌健康食品です。 顆粒1.5g/袋のものが30袋入りで一箱3万円強と言う高価なものです。
 
カビの生えた椎茸がどの様なものか知りませんが多分そんな感じの味で、飲むときは両手を合わせて全快を祈り息を止めて一気に水で胃に流し込むようにしています。
 
はたして小生の癌に効くかどうかは分かりませんが買い足して少なくとも数ヶ月間は飲み続けてみるつもりです。それにしても一袋当り1000円ですので毎朝ゴルフ練習場のボール2籠、130個分を一気に飲み干していることになりちょっと複雑な気持ちです。
 
椎菌の効果かどうか分かりませんが、飲み始め翌日から便の出が多少良くなった気がしています。
 

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術後 8ヶ月目の検診            2011年11月16日UP 
 

11月8日血液検査と造影CT検査に行き、一週間後の昨日主治医から結果説明を受けました。

CT検査では、手術部位とその周り、腹膜、肺に至るまで怪しい影は一つも見られず。腹水も無い。
腫瘍マーカーCEA値も此れまででベストの2.8(基準値5以下)を示しており転移は認められないとの事。

赤血球数が若干基準値を下回っているものの、白血球数:6300、Neutro:49.4%、血小板数:15.1と何れも正常値を示していた。 血液上の抵抗力も十分なので年末年始に人中に出ても大丈夫との事。嬉しい!
 
次回定期検査日は来年3月8日では空きすぎるので、血液検査(腫瘍マーカー)だけを1月24日午後に入れてもらった。
  
 
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今後の経過観察              2011年10月5日UP
 
抗癌剤治療1クール/12回終了後の診察を受けに昨日病院に行ってきました。
毎回の事だが血液検査を受けた後に12回目点滴治療の副作用状況のヒアリングを受けた。
 
今回の体調としてはこれまでで最悪で、症状としては;
-口内炎(抜針後1週間強 上下唇が口内炎で真っ白の状態が続いた)
-手先、足先の痺れ (寒くなったせいかも知れないが両手の第一関節までの手先に痺れがあり、メ
ガネのフレームに触る時今だに違和感が有る。 足先は両足の指全体が痺れを感じており寝る時も靴下を履いている状態)
-抜針数日後の事だが、寝ているとき異常な口や喉の乾きを感じた。 アズヌールうがい薬で保湿し
て凌いだ。

12回も副作用の強い薬の点滴を受け続けたため流石に薬が隅々まで行き渡り、体が悲鳴をあげている様に感じ12回を1クールとした意味が分る様な気がしている。
 
昨日の血液検査の結果
好中球数が595と此れまでで最低値を示していた。血小板数も基準値13以上に対し9.2と低かっ
た。 抵抗力が可成落ちているので、回復するまで数週間は人中に行くのを避けなければ危険だ。 反面、腫瘍マーカーCEA値は基準5以下に対し、4.0と此れまでで最良の結果を示していた。嬉しい。
 
CEA値の結果が良かったためか、今後暫くは術後4箇月おきの血液検査及び造影CT検査で様子を見る事となった。3月8日が手術日なので次回検査が11月8日(翌週の15日診察)となった。

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近  況                            2011年9月24日UP
 
先週12回目の点滴を受けてから1週間と4日経った今日は体調も良く、朝7時に起床。 昨日まで口内炎で爛れて痛かった唇も赤い腫れがわずかに残っているものの可也治っている。
 
DSCN2913.JPG朝食前に近くの大学の施設を1週(約3000歩)する散歩をしてきた。DSCN2910.JPG散歩DSCN2911.JPGの途中、先日の台風15号で道に沢山落ちていた団栗を見つけ何個か拾ってきた(写真左)。 抗癌剤に叩かれ58Kg前後に痩せた体の体力を回復すべく午後にはゴルフ練習場にも行き自主トレの予定だ。
 
昨日、妻と都内に出る用事があったついでに、高さ634Mの東京スカイツリーを初めて見てきた。車で雷門の提灯を左手に雷門通りを通過する際、道の真ん中前方にど~んと立派な姿が見えて来た。 前進し吾妻橋を渡り浅草通りを左折して更に近づき、観光バスが2台停まっていた間に駐車して撮ったのが右の写真。3月11日 の大地震にも耐えた容姿は流石に立派だ。完成したら展望台に一度は行って見たい。
   
  
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12回目の抗癌剤治療          2011年9月14日UP
   

今日、血液検査と1クール最後の点滴をうけてきました。副作用の好中球減少で当初予定より2週間遅れの治療だ。今後の予定は10月4日に血液検査と今回の治療結果の診察。 その後は2ヶ月おきの血液検査と4ヶ月おきのCT検査で隠れているかも知れない(いや絶対に居るはずだ)癌細胞の監視を続けることになる。 但しCT検査でもポリープが成長する過程の観察はできても、それが癌細胞か否かの判定は開腹手術するまで分からないと言うのがもどかしい。 島津製作所が癌を早期発見できる装置を最近開発したそうだが、早くそのような装置が世に出て欲しいものだ。

前回まで上昇を続けていた腫瘍マーカーCEAの数値(6/22 :4.7、 7/6 : 4.8、 8/3 : 5.5)は今日の検査で4.3と正常値だったので一安心だ。 主治医曰く、この数値は5+/− 0.9程度の変動をする事があるので気にすることは無いとの事だが、基準値が5以下と知らされている患者本人は些細な変化も気になるものだ。

右胸の皮下に埋め込んっだ点滴のポートと静脈までのチューブは除去手術を受けたい所だが、抗がん剤の副作用が完全に抜け元気になるまでしばらくは留置しておく予定だ。 局部麻酔手術は全身麻酔の大きな手術より恐怖感があり心の準備期間も欲しいのが本音だ。

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                          2011年9月7日UP
  
鳥越俊太郎さんの本 「がん患者」 6/30講談社発行を読みました。
 
 
鳥越さんの方が大先輩だが、小生のケースと良く似た内容が多く興味深く読ませて頂きました。
 
小生のケースとの違いは:
 
1)癌発見のきっかけ:
内視鏡検査で原発巣が発見されたのは同じだが、検査に至る過程が鳥越さん
の場合はビールの味覚変化と下血、小生の場合は便秘症状のみ。
 
2)手術前のコロンクリーニング:
鳥越さんの場合手術前3日間かけて腸内を空にした様だが、小生
の場合がんによってほぼ完全な腸閉塞に成っていたため2リットルの下剤を飲んでも便が全く出来なかったので手術時には腸内に可成沢山残っていたはずだ。
 
3)病室から手術台までの移動:
小生は手術台に自力で上がったが、鳥越さんの場合は4回の手術すべてストレッチャーでの移動
。 又手術前の患部への点墨なる作業を小生は経験していない。
 
4)手術:
鳥越さんは直腸癌で腹腔鏡手術x1回目(2005年10月6日)、左肺への転移で胸腔鏡手術x2回目(2007年1月15日)、右肺への転移疑惑で胸腔鏡手術x3回目(2007年8月16日)、肝臓への転移で開腹手術(2009年2月10日)と計4回も手術を経験されているが、小生の場合S字結腸癌で今のところ腹部開腹手術(2011年3月8日)の1回のみ。
 
5)術後の抗癌剤:
処方されている薬が違うが、鳥越さんの場合副作用が全くなかったとのこと。 小生の場合、倦怠感、立ちくらみ、口内炎、喉の炎症、手先足先のしびれや色素沈着、脱毛等の副作用があった。
 
以上、5点位の様だ。

手術に関しては小生は腹腔鏡ではなく開腹手術をして貰った事がいろんな意味で良かったと思っている。 具体的には、CT検査やレントゲン、超音波と言った検査で見つかった胆嚢や肝臓の怪しいポリープに対するがん無罪判定ができた事。 又事前の検査で見つからなかったリンパ節や腹膜への転移が発見できた事である。 腹膜への転移は実際に開腹し、執刀医の目と手の感触で探し出せ一気にステージIVの判定となった訳だ。 術後に抗癌剤で叩いてはいるが、腸管を突き破り腹膜へ転移していたと言うことは絶対に他にも目に見えない状態で隠れているに違いなく、それが鳥越さんのケースの様に将来大きく成長し何度か手術が必要となろう事は覚悟している。
 
因みに、小生の通っている病院ではポリープの大きさが10mm大に成長すると手術となる。
   
  

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大腸癌と体重                 2011年9月5日UP  
 

11回目の抗癌剤投薬(点滴)6日目の今日は昨日に比べて口内炎の状態が良い。唇上下の昨日白かった部分や舌の裏表の白いのも取れ味覚が戻ってきた感じだ。多分好中球数の自然回復と昨夜寝る前にたっぷり塗ったケナログの併せ効果が効いた様だ。

お祝いの意味か先月一度散ってしまった我が家のハイビスカスが今朝写真のような美しい花を咲かせてくれた。


DSCN2843.JPGDSCN2841.JPG 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
DSCN2844.JPGDSCN2842.JPG 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
体重減の話だが、手元の健康診断報告書と手術後の記録では小生の体重は以下の通り:
2006年11月30日 64.8Kg 便潜血反応(ー)
2007年7月7日   63.8Kg
2009年3月4日   64.3Kg
2010年3月26日  69.2Kg
2011年3月手術の数日後 約64Kg、3月末の退院時  約62Kg
2011年5月末 約60Kg、6月末 約58Kg、7月末 約58Kg、8月末 約58Kg
 
小生の健康時の標準体重が64Kgだとすると、それから手術と抗癌剤治療を経て6Kg減少、ピークの69Kgから11Kg減少したことになる。 体重変化だけを見ると2009年3月~2010年3月末に急激に体に異常な変化が起きていた事になる。 後の祭りだが今にして思うとこの時点で少なくとも検便で便潜血反応程度は調べるべきだったと反省している。
Belt.JPG 
手術前に使っていたズボンのベルトは、抗癌剤治療を始めてから12cmほど切り落とし短くして使っている。

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抗癌剤治療の実態と補助薬      2011年9月1日UP 
 
 
昨日病院で11回目の点滴治療を受け、残すところあと1回で当初予定の1クールが完了するので、mFolfox6なる抗がん剤治療の実態を記録に残し今後の自分の参考にしたいと思います。
 

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抗癌剤治療の実態
 
2週ごとに通院し、再診受付→血液検査(腫瘍マーカー検査は毎月初のみ)→外科外来受診→点滴治療→会計→院外処方補助薬のFAX発注迄の、所要時間は毎回5~6時間。所要時間の内訳は血液検査待ち時間1~1.5時間、再診待ち時間1~1.5時間、院内点滴治療2.5~3時間である。昨日は家を朝8:30に出てバス・電車を乗り継ぎ病院に行き、タクシーで帰宅できたのが15:30頃であった。
 
F1000075.JPG院内での点滴治療は、先の大腸癌体験記でも記したが、吐き気止め点滴(15分)、抗癌剤エルプラットと5-FUの活性剤レボホリナートの点滴を2時間、その後抗癌剤の5-FUの急速静注(約10分)であるが薬の準備に時間を要する事もあり多少の待ち時間が毎回ある。 但しこの治療は飛行機のビジネスクラスの座席のような快適なTV付きフルフラットシートの上で行われるので、毎回外で待ってくれている妻には申し訳ないが昼寝も出来て本人はいたって快適である。 1回6万円強もかかる高額治療なので、せめて椅子だけでも立派にしたものと思われる。
 
ポートからの点滴.JPG病院での点滴終了時点で5-FU(フルオロウラシル)が風船に詰まったものがプラスティック製のビンに収まったものからの点滴に切り替えられ、それを自宅に持ち帰り46時間の持続点滴を続ける。昨日水曜日の装着が14:40頃なので抜針は今週金曜日の12:40頃となる。 針は長さが2cm前後はある長く太いものだが、電車のパンタグラフの様な形状のプラスティックの仕掛けが付いているので、押しつぶされたパンタグラフの両端を親指と人差し指で挟むように押すと、針が抜けパンタグラフの中に一気に収まる構造になっている。 右胸の鎖骨下部分に装着されていて見えづらいので自分での抜針は難しく毎回妻に頼んで外してもらっている。

毎回5FUが体に入るに従って、2日目、3日目と次第に体調が悪くなる(症状:吐き気、立ちくらみ、口内炎等々)。右の写真は右乳首の上の黒いのがパンタグラフ形状の針(右胸皮下の点滴ポートに深く刺さっている)、そこからやや右上の鎖骨下に向けてチューブがのび静脈に治療薬を流し込む構造になっている。黒いパンタグラフの右側にある青白のものは体温センサーで治療薬供給チューブが引き剥がされる様な事故の場合に薬の供給を遮断できる構造との事。因みに5FU治療薬は直接肌に漏れると皮膚が侵される劇薬とのこと。 因みに車の運転時のシートベルトはパンタグラフを外した後もポート付近に当たり危険なため、シートベルトが一定以上締まらないように大型クリップで上部を止めている。
 

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副作用対策 補助薬
 
イメンドカプセル 吐気どめ
 
院内点滴1時間前125mgx1、1回目から正確に24時間後と48時間後に各80mgを服用  (但し、小生の場合1回目と9回目にこの薬を処方されたが、2回とも喉、口、唇がカラカラに乾燥し水を飲むにも口を手でこじ開けねばならない位ひどい副作用に襲われたため、10回目以降処方を中止して貰った。変わりに10回目からデカドロン.JPG下記ステロイド剤のデカドロンが処方された
 
デカドロン アレルギーや炎症抑制 ステロイド剤 
 
朝と昼の食事後に各0.5mgx4錠を点滴開始翌日から3日間服用。
 
ナゼア.JPGナゼアOD錠 吐気どめ
 
0.1mgx1を吐き気が治まらないときに水なしで服用。 小生の場合吐き気は生唾が増える程度で軽い場合が多く、最初に5錠貰ったが此れまでに2錠のみしか使用していない。
 
ワセリン.JPGアズノール.JPGアズノールうがい液 1日8回、3度の食前食後+寝起き+寝る前に、うがいと口内消毒
 
ケナログ.JPGケナログ口腔用軟膏 口内炎治療薬 1日4回、毎食後+寝る前
 
ワセリン 口内炎治療の為1日4回、毎食後+寝る前
 
ディオバン.JPGガスターD.JPGmaglax.JPGマグラックス錠 軟便剤 330mgx1錠を朝夕食後に服用
 
ガスターD錠 胃腸薬 2mgx1錠を寝る前に服用
 
ディオバン 血圧降下剤 40mgx1錠を朝食後に服用
 
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EPA.JPGビタミンB.JPG上記の他にサプリメントとして、妻から下記を飲まされている。
 
ビタミンB群 口内炎解消の為 毎朝食後に2錠
EPA     青魚のサラサラ成分 毎朝食後に3錠
 


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コメント 2

なめそ

58Kgは羨ましいような気も、ご本人の気持ちとは随分違うことは分かってはいます。病状が回復するとリベンジかな。
私の経験では、そのような時は腹八分、これより多くても足りなくてもうまくいかない、昔の人の言葉はスゴイ。
がんばって下さい。

by なめそ (2011-09-07 00:56) 

toshi

腹八分! 参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。
by toshi (2011-09-07 12:38) 

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