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別室送り@マイアミ空港 [海外体験昔話]

                              2011年8月18日UP
    
中南米に頻繁に行き来していた1989年か1990年頃のある日の話。
 
DSCN2770.JPG南米からマイアミ空港に戻った時の入国審査(イミグレーション)で、ほぼ毎回のことだが延々と行列が出来ているにも関わらず女性審査官がたった一人で行列を意に介さず実にスローな審査をしていた。近くに行くとパッセンジャーの1人1人と長々とお喋りをしている。30分位待たされ早くしてくれ~とフラストレーションが溜まったころ小生の番が来た。
  
DSCN2770.JPGイミグレーションカードと日本までの航空券をパスポートに挟んで提出したところ、ざっと目を通した後、笑顔で「旅行の目的はなんですか?」と良くある質問をされたのだが小生の虫の居所が悪かったようで「It’s written there!」=「其処に書いてあるでしょう」と答えた所。突然笑顔が怒りの顔にかわり、デスク上の赤ボタンを押されてしまった。同時にブース上部の大きなランプが赤表示となり男性係官が飛んできて小生の書類一式を持ち「後に着いてこい」と言った。
 
DSCN2770.JPG別室では怪しげな風体の男共が十数人居たと思う。背広にネクタイのビジネスマン風は小生のみ。かれこれ30分くらい待たされた後係官に呼ばれ「何があったのか?」との問いに「入国審査で随分待たされたので審査官に対しぞんざいな口を聞いてしまったのが原因の様だ、以後気をつけます」と答えたところ。 「気をつけろよ。」と言われたのみでパスポートとエアーチケットを返して貰えた。
 
幸いマイアミで1泊する予定だったので助かったが、乗り継ぎトランジットの場合、飛行機に置いて行かれるところであった。
 
「入国審査官には絶対に逆らってはいけない」という話でした。
 
  
PS:日本発米国経由南米行きの際の税関での注意
 
税関申告書で「米国内に持ち込むxxx$以上の物品を持っていますか?」なる質問に、一旦米国に持ち込んで、その後に中南米に100%持ち出す場合は、「NO」と答える必要があります。もしうっかりして「YES」と答えた場合は、「はい税金xx$を払ってきてください」と宣告されます。 この後、実は勘違いで米国内に持ち込む物は無いと言っても、言い直しは認められず後のまつりとなるので要注意です。
 


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