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スペイン語体験@中南米 [海外体験昔話]

                             2011年8月11日UP

勤務地東京の状態で、1978年~1984年の7年間フィリピンを担当した後、一人で中南米全域を担当することになった。 スペイン語の知識は全くなく現地に行けば何とかなるだろうと言う状態で1985年に初めて南米一人旅をしていたときの話。
 


 
鍵持ってますか?
 
DSCN2768.JPG南米パラグアイの首都アスンシオンでの話。 毎日13:00~16:00位が長い昼休み(シエスタ)の時間帯だったのでレストランでゆっくり食事したあと、ホテルに帰りしっかり昼寝。
 
その後、仕事に戻ったが鍵がかかっていて部屋に入れない。守衛室に行ってスペイン語で Do you have key for room xxxx? と言ったつもりだが全く通じない。十数分後鍵を持っている人が来て夜8時頃まで仕事ができた。 夕食のとき日本人の先輩に聞いた所、何て言ったのかと言うので、「テンゴ・ジャーベ・パラ・アビタシオンXXXX?」と言ったと答えた所、「基本が成っていないから通じないのだ」と言われた。 Have動詞に限らずスペイン語では人称によって動詞が大きく変化する。
 
I have       ジョ・テンゴ
You have    トウ・ティエネ
He/She has エル/エジャ・ティエネ
We have    ノソトロス・テネモス

 
と行った具合で、「テンゴ」を使うと私以外にはありえないので人称の「私」が省略される。即ち、「テンゴ・ジャーベ?」では、「俺鍵持ってる?」と話しかけていた訳で通じない訳だ。 翌日からしっかり「ティエネ・ジャーベ?」と言えるようになったと言う話でした。



   
妙な話
  
DSCN2768.JPG「Yoshida」さんは、スペイン語圏では、「ジョシダ」と発音されるが、初めて吉田さんに会う人は必ず複雑な顔をする。 何故かと言うとシダとはAIDSの意味でYOもヨではなくスペイン語ではジョと発音され「ジョ・シダ」=「俺、エイズ」となるからだ。
 
因みにカナダの国際協力機関の名前もCIDAであり中南米では微妙な名前である。
  
又、自動車のパジェロも中南米ではモンテロと名前を変えていた。理由はPAJEROではナニヲ・コスル意味が有るためだ。MONTEROのほうがハンターと言う意味で無難だ。
 
シモネタの連続で恐縮だが、ある日、ボゴタの国営放送局でVTRに関するセミナーを開催することになりブラジルから日系技術者に来てもらった時のことである。
コロンビアでの販売会社のディレクターの車で3人で移動中、技術者の様子がおかしい。 どうもバスの停留所をまともに見れないようだ。 聞いてみると、バス停に書いてある文字が気になるらしい。
 
バスはスペイン語でブスだが、ボゴタのブスは中型であり、愛称としてブセッタと名付けてある。これで「パラダ・デ・ブセッタ」=「ブセッタの停留所」となるが、何とブラジルではブセッタが女性の恥ずかしい部分の名前らしい。技術者が目の置き場に困った訳だ。
 

 
数の数え方2
 
DSCN2768.JPGコロンビアの首都ボゴタのある役所を訪問したときの事。 受付を通り、エレベータに乗ったが朝の通勤時間帯で多くの職員ですぐに満杯になった。 8階のボタンを押したいが身動きできない。 たどたどしいスペイン語で「オチョ・ピソ・ポルファボール」と言ったところ、年配の女性から「オクターボ・ピソでしょう?」とやられ「シー」と答えた。
 
しかし小生の頭の中は階数とは無関係な「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」のオクターブを考え、1~8と指を折っていた。「何て素晴らしい言葉なんだ」との驚きもあった。
 
英語と同じようにスペイン語にも序数がある。
 
1st: Primero 以下全て女性名詞には_oを_aに変えて使う
2nd: Segundo
3rd: Tercero
4th: Cuarto
5th: Quinto
6th: Sexto
7th: Septimo
8th: Octavo
9th: Noveno
10th: Decimo、 11th: Undecimo、12th: Duodecimo、 13th: Decimotercero
 
と言ったぐあいである。

 


 
数の数え方1
  
DSCN2768.JPGペルーの土産物店で、ある商品の値引き交渉中思わず叫んだ「シンコ・シェントス」。店員が600ペソにならしてやると言った直後、小生は500ペソにしてくれと言ったつもりだが、店員はこの人何を言ってるんだろうと言った感じで、一瞬会話が途絶えたあと、
 
小生の意を解してケタケタ笑い出した。ノー・セニョウル ・キニェントス!500はキニェントスと言うんだよと教わった。数はマスターしたつもりだが以下のように500のみの変化を忘れてしまっていた様だ。 言い方は間違えたが意思を曲げない交渉の結果500ペソにして貰った記憶がある。 
 
因みに他の数、
 
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10は
ウノ、ドス、トレス、クワトロ、シンコ、セイス、シエテ、オチョ、ヌエベ、ディエスなので
 
100 シエント
200 ド・シェントス
300 トレ・シェントス
400 クワトロ・シェントス
500 キニェントス not シンコ・シェントス
600 セ・シェントス
700 セテ・シェントス
800 オチョ・シェントス
900 ノベ・シェントス
 
因みに以下の数にも要注意だ。
 
11 オンセ
12 ドーセ
13 トレセ
14 カトルセ
15 キンセ
 
16 ディエス イ セイス
19 ディエス イ ヌエベ
 
20 ベインテ
30 トレンタ
40 クワレンタ
50 シンクエンタ
60 セセンタ
70 セテンタ
80 オチェンタ
90 ノベンタ
 
1000  ミル
2011は ドス・ミル・オンセ となる。

電話番号を相手に伝えるときなどは、2桁づつ、伝える。09085462713は「セロ・ノベンタ」「オチェンタ・イ・シンコ」「クアレンタ・イ・セイス」「ベインテ・イ・シエテ」「トレセ」となる。 イはandの意味である。


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