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大腸癌体験記3 [大腸癌体験記]

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 ステージIV大腸癌1年生のエピソード版です。随時追加していきます。 
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11回目の抗癌剤治療                   2011年8月31日UP
  
今日の白血球数は3400、好中球数は1608で無事11回目の点滴治療を受けることができました。 次回12回目の一先ず最後の治療は順調に行けば9月14日となる予定だ。
 
2週間前からうがい薬(アズノール)の回数を日に8回(食前食後X3+朝晩)に増やし頻繁にケナログやワセリンで手当しているが口内炎はいっこうに良くならない。 両足指先部分の痺れも若干気になる様になった。

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10回目の抗癌剤 治療再開!!         2011年8月18日UP

  

8月3日の予定だった点滴治療は2週間遅れで昨日8月17日にようやく受けることが出来た。白血球数と好中球数は2週連続の投薬中止により回復していた。8月10日の白血球数2600→今回3900、好中球数730→今回1740であった。 次回11回目の治療は順調に行けば8月31日となる。
 
2週間ぶりの抗癌剤だが、昨日まで治りきって居なかった口内炎が今朝方は更にひどくなっている。此れまで毎日5回使っていたアズノールうがい薬の回数を今日から8回に増やし、口腔用軟膏ケナログやワセリンの塗布回数を増やす予定だ。
  

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10回目の抗癌剤治療                  2011年8月10日UP

  
当初8月3日に予定していた点滴治療は8月10日の今日も中止だ。理由は好中球数の減少。前回960ほど有った好中球数が今回は700台に減少。 白血球数も2千数百と3000を切っていた。医師曰く、心配することはありません。 じっくり体を安めて治療を再開しましょうとの事。 体的には快適な日々がまた1週間増えたので大歓迎だ。でも1クールの終了と共に、先輩や友人達が祝杯をあげようと言ってくれている予定が狂う。でもいたし方ない。

今日は病院がものすごく混んでいた。 朝11時の診察予約だったが、実際に診察室に入れてもらったのが午後2時頃、実際には事前の血液検査が有るので1時間程前に到着しているので、4時間強病院の待合スペースで待たされたことになる。若い頃は短気だったが今は忍の悟りの境地である。

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10回目の抗癌剤治療予定              2011年8月9日UP
 

明日、8月10日(水)は10回目の抗癌剤点滴に通院する予定だ。 事前の血液検査での好中球数が1000を超えて居ないと中止になってしまうが。 早く1クール12回の治療を終えたいものだ。 7月20日の9回目の点滴から3週間経っているので、最近は調子が良い。 昼間は暑いので、朝食前に軽く自宅近辺を散歩し、夕方日が落ちてからまた妻と共に散歩している。

今日は夕方ゴルフ練習場に行き120発ほど打つ予定だ。 右胸にポートが埋め込まれているので激しい運動は出来ないが、体の回転とクラブヘッドの重さを生かした素直なゴルフスイングを心がけるには、そのハンディーがメリットと成っている。

口の口内炎は未だ完治していない。

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手の痺れ対策                       2011年8月9日UP
  
抗癌剤治療中、冷たいものに触ると手足の指先に痺れが走る。小生の場合、冷たいものだけでなく、味噌汁の様な熱いものにも同様の症状がある。その対策として上の写真の様に、鍋つかみを使っている。
 
暑い季節にはあまり必要無いが、寒い季節には冷えたドアーノブに触るだけで指先に痺れが走る。対策として軍手の5本の指部分を切り落としチューブ状にしたものを我が家の全てのドアーノブに挿してしのいでいる。チューブ状の軍手の上から輪ゴムで縛ると完璧だ。トイレの後などの手洗いも冷たい水には一切触れない、洗面所で温水が出てくるまでじっと待つ。 妻がガスと水道代が上がったと嘆くもいたしかたなし。
 
今は夏なのでアイスクリームも食べたいが、抗がん剤治療が終る迄のもう少しの辛抱なので、家族が食べていてもじっと我慢している。
 
因みに上のノン・アルコール・ビールは現役時代の元上司に一番美味いと最近教わったブランドで、我が家では月1~2回、体調や肝機能の数値が良い時のみ飲むことが許される。実に美味い。
  
  
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好中球の話                         2011年8月9日UP
  
好中球とは白血球の中の成分で、一番ばい菌を攻撃してくれる成分とのこと。
血液検査データからの見方は、白血球数のデータにNeutro%のデータを掛合せた数値が好中球数だ。
この数値が多いほどばい菌への抵抗力が増し、数値が低いほど抵抗力が弱まる。
小生の抗癌剤治療では1,000を下回ると治療中止となる。
 
 
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突然の治療方針変更                   
2011年8月9日UP
  
4月12日(火)、2週毎火曜日の2回目の点滴治療のときの話。
手術を担当してくれた女性主治医が3月末付けで大学病院に戻ることになり、4月より同大学から新しく異動した医師が小生の主治医になった。
 
新しい医師曰く、「5FUは負担が大きいので、3回目から飲み薬のゼローダに変えましょう。効果は殆ど5FUと同じです。又アバスチンは癌が居るか居ないか分からない現段階で投与しても意味が無いのでコレも止めましょうとのこと。但し準備の都合があるので今回は1階目と同じ処方(エルプラット+5FU)とします。」と言われ、10数万円の費用と痛い思いをしてポート手術をしたのに、同じ病院で医師が替わったとたんの飲み薬への変更に疑問は残ったが、そんなものかと素直に従った。 
 
治療後、迎えに来ていた妻に話すと、突然の治療方針変更に不安がり、後日近くのクリニックに相談しセカンドオピニオンを出して貰った。クリニックの医師は小生の通っている病院の殆どの医師と交流があり、知人の医師に直ぐeメールを出し相談してくれたようだ。その結果、やはり実際に手術を担当した執刀医の治療方針は尊重すべきだと言う事になり、3回目以降の点滴治療は治療方針を元に戻し、医師を替え、4月27日(2週毎水曜日)の治療にしてもらう事になった。
 
治療方針を元に戻すと言っても、当初2回目から投入予定だった分子標的治療薬ベパシズマブ(アバスチン)は、最新の治療データから5FUと併用してもしなくても治療効果が殆ど変わらないし、癌細胞が無いかも知れない現状で使っても高血圧や消化管に穴が開く等の害はあっても益が無いとの説明があったのでやめる事になった。 癌が再発した場合にはこの分子標的治療薬も併用することになると思う。

医師が替わると、突然治療方針変更が起こることがあると言う話でした。

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